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休日の本日は当方の浜田庄司コレクションの作品紹介ですが、濱田庄司の得意とする蝋抜きの技法の作品2点です。蝋抜きの技法は陶芸を経験している方なら一度は経験している技法ですね。
*飾っている額は大津絵の仏画です。
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蝋抜きされて黍文の作品は浜田庄司の中皿・花瓶に多い文様です。
柿釉抜絵角瓶 浜田庄司作 (花瓶 その1)
共箱
全体サイズ:幅98*奥行き98*高さ240
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どこにでもあるような濱田庄司のこのような作品ですが、やはり晩年の作は品格がいい・・。
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円熟の境地・・。
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敷布は義母が要らなくなった帯でつくてくれたもの。
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得意とする黍文様。
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たっぷりと掛けられた釉薬の味がいい作品です。
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この釉薬が浜田庄司の真骨頂。
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誂えもしっかりしており、購入時そのままに遺してあります。
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箱書には「柿釉抜絵角瓶」とあります。
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蓋カバーに貼られている「松寶(分銅印)」や「一四一」については不明です。なんだろう?
また浜田庄司が三越などで売られている時などに番号が書かれたシールが貼られていますが,そのような意図のものでしょうか?
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もう一点は同じく柿釉の蝋抜の技法で黍文が描かれた作品です。
柿釉抜繪皿 浜田庄司作 (皿 その3)
共箱 花押サイン入
直径272*高さ50*高台径178
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この手の中皿は数がたくさんあります。
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通常ですと数万円で入手できるような作品です。
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ただこの作品は出来がいい。
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共箱に花押まであるのは稀有でしょう。
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当方には花押してある作品がいくつかあります。
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おそらく出来の良い作品にのみ花押が書かれていると思われますが、確証はありません。