
明日からは年末年始休暇で郷里に帰ります。なにやら年末年始は除雪で追われる日々になりそうです。
ブログはしばし休稿となり、1月7日以降の再開となる予定です。
今年一年、拙文のご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。皆様がよいお年をお迎えになることを心より祈念いたしております。。
先日のクリスマスの夕方に茶室の縁側で洗濯物を取り込んでいたら息子が「お茶!」と・・、息子に催促されて茶席で皆でお茶することになりました。当日の茶室の飾りは下記の通りです。

家内があらかたの茶を点てましたが、最後は小生が胡坐のまま自作の茶碗で点てました。

さて本日の作品紹介は大日本魚類画集の作品の「その2」です。「その1」は「ニジマス」でかなり状態のいい版画でしたが、今回はジャンク品?? 大野麦風の作品で本ブログでは「フナ図」は肉筆の作品も紹介していますので、「ニジマス」やその作品も並行して参照してください。
大日本魚類画集 その2 フナ図 大野麥風筆 その4
紙本淡彩額装 版画
画サイズ:縦*横(未測定)

1937年8月発行の500部限定で各期12点ずつ、計6回で72作品が発行されています。本ブログで紹介した最初の「ニジマス」は最初の1期目の10作品目で1938年5月発刊ですが、本作品と同様にそのときの彫師は「藤川象斎」、摺師は「彌宜田萬年」と本の掲載作品にあります。

後日摺師は変更になっていますので、この作品は初期の作品と判断されます。

額には摺師などの部分を隠して収められており、マットの部分の跡が残っています。

版画は基本的に耳の部分も含めて見せて額装にするものですから、このような額装は素人のすることです。

基本的に額装にしないほうがいいという判断もあります。

大日本魚類画集は1937年8月発行の500部限定で会員制にて各期12点づつ、計6回で72作品が発行されています。全作品が揃って市場にでることはまずないということらしいです。
バラ売りもあったらしいのですが、詳細は不詳です。大日本魚類画集については東京ステーションギャラリーで2013年に展覧会を催したのでご存知の方も多いようです。
額のマットを直して展示中です。基本的に版画などは耳の分も表に出して額装するのが基本のようですが、本作品のように耳の部分の記載がなにもなく摺師と彫師が画中にある場合はこのような額装のほうがいいとも思っています。

マットの跡も思いのほか気にならにようになりましたが、前のようにマットを摺師の部分などを隠すとマット跡がついてたりして評価が下がりますので、版画の額装には十分御注意が必要です。

浮世絵もしかりですが、長い間の展示は基本的に絵画には禁物です。

前述のように2013年に東京ステーションギャラリーにて「大野麥風展」が開催され、図録が発刊されています。

その図録には本作品も掲載され、1938年3月第8回の出版であることが解ります。

当時のままの作品についての説明も記述されています。

現在では72作品すべてを入手するのは困難とも言われています。
ちなみに最初に紹介した「ニジマス」の作品もまた図録に掲載されています。

説明は下記のとおりです。

まだ2作品目の入手ですが、少しずつ揃えてみたいと思います。長い道のりに一歩を踏み出した感じです。
ブログはしばし休稿となり、1月7日以降の再開となる予定です。
今年一年、拙文のご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。皆様がよいお年をお迎えになることを心より祈念いたしております。。
先日のクリスマスの夕方に茶室の縁側で洗濯物を取り込んでいたら息子が「お茶!」と・・、息子に催促されて茶席で皆でお茶することになりました。当日の茶室の飾りは下記の通りです。

家内があらかたの茶を点てましたが、最後は小生が胡坐のまま自作の茶碗で点てました。

さて本日の作品紹介は大日本魚類画集の作品の「その2」です。「その1」は「ニジマス」でかなり状態のいい版画でしたが、今回はジャンク品?? 大野麦風の作品で本ブログでは「フナ図」は肉筆の作品も紹介していますので、「ニジマス」やその作品も並行して参照してください。
大日本魚類画集 その2 フナ図 大野麥風筆 その4
紙本淡彩額装 版画
画サイズ:縦*横(未測定)

1937年8月発行の500部限定で各期12点ずつ、計6回で72作品が発行されています。本ブログで紹介した最初の「ニジマス」は最初の1期目の10作品目で1938年5月発刊ですが、本作品と同様にそのときの彫師は「藤川象斎」、摺師は「彌宜田萬年」と本の掲載作品にあります。


後日摺師は変更になっていますので、この作品は初期の作品と判断されます。

額には摺師などの部分を隠して収められており、マットの部分の跡が残っています。

版画は基本的に耳の部分も含めて見せて額装にするものですから、このような額装は素人のすることです。

基本的に額装にしないほうがいいという判断もあります。

大日本魚類画集は1937年8月発行の500部限定で会員制にて各期12点づつ、計6回で72作品が発行されています。全作品が揃って市場にでることはまずないということらしいです。
バラ売りもあったらしいのですが、詳細は不詳です。大日本魚類画集については東京ステーションギャラリーで2013年に展覧会を催したのでご存知の方も多いようです。
額のマットを直して展示中です。基本的に版画などは耳の分も表に出して額装するのが基本のようですが、本作品のように耳の部分の記載がなにもなく摺師と彫師が画中にある場合はこのような額装のほうがいいとも思っています。

マットの跡も思いのほか気にならにようになりましたが、前のようにマットを摺師の部分などを隠すとマット跡がついてたりして評価が下がりますので、版画の額装には十分御注意が必要です。

浮世絵もしかりですが、長い間の展示は基本的に絵画には禁物です。

前述のように2013年に東京ステーションギャラリーにて「大野麥風展」が開催され、図録が発刊されています。

その図録には本作品も掲載され、1938年3月第8回の出版であることが解ります。

当時のままの作品についての説明も記述されています。

現在では72作品すべてを入手するのは困難とも言われています。
ちなみに最初に紹介した「ニジマス」の作品もまた図録に掲載されています。

説明は下記のとおりです。

まだ2作品目の入手ですが、少しずつ揃えてみたいと思います。長い道のりに一歩を踏み出した感じです。
秋田は豪雪のようで、雪かきの年末年始になりそうですね。気持ちは若くても体は年相応に・・・ですので無理は禁物です。お互いに(笑)
ご家族の皆さま、良いお年をお迎えください。
帰郷時は近隣のご主人総出の除雪中。ご主人らは小生より少し年上かな? 当方は除雪完了のタイミングで帰宅。ラッキー!
米吉さんの皆様、良いお年を迎えられますことを祈念しております。
近々、ブログに投稿させていただきます。