![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/71/36f1384b0813e0503aec418c4a1b0446.jpg)
蒐集を始めて間もない頃に、叔父のところでよく骨董を教えてもらいました。年末年始、五月の連休、盆休みには一日中骨董談義をしたものです。時には母も居たり、亡くなった家内も同席していました。訪問すると床の間の掛け軸がいつも架け替えられていて楽しみでした。
ある時に酒井三良の掛け軸が掛けられていたのですが、当方はまだ酒井三良を知らずに叔父から「この画家を知っているかい?」と尋ねられて、「いえ、知りません。」と答えたらとても落胆していたのを覚えています。こちらも勉強不足で赤面するばかりでしたが、それ故か、酒井三良の作品には蒐集の触手が動きます。これもひとつのトラウマかもしれませんね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/e6/3c7328871783ee681d738436e6816361.jpg)
朝寒 酒井三良筆 その8
古紙水墨淡彩軸装 軸先木製 共箱
全体サイズ:横553*縦12208 画サイズ:横362*縦287
展示室廊下に北村西望の作品を手前に展示してみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d0/54d56dce03b91537e2647fa5d503ce94.jpg)
叔父のところには酒井三良の作品が10近くはあったと思います。席画程度の作品からかなりいい出来の作品までありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/1b/ff6e048d34e216b558e9e294843e52c0.jpg)
それらの作品を見せて頂きましたが、ただ観ただけでは呑み込めないものです。時間をかけてじっくりと写真を撮影し、時ある毎に新たな作品と見比べてようやく見極めを飲み込めるものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/73/caf2ca9a3bdd65150465b62e1a725144.jpg)
骨董とはそういうもので、美術館で観ても呑み込めるものではありません。当方は陶磁器や刀剣、漆器も含めて叔父のところでたくさんのことを学ばされました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/b6/d719fd7d207bebc7ed998a3c75a1f240.jpg)
それゆえ多少なりとも見識が身についたと思います。落款と印章、鑑定者の資料を見比べて、ある程度の判断はつくようになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/cb/8881f0fc1785bff7e2162dc7576e864b.jpg)
この作品の印章は珍しいかもしれません。
*この作品も天地の両脇など虫食いか取り扱い上の不手際で痛んでいます。これは天地交換した方がいいでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/51/873e11f117f903639285aabd03784bf8.jpg)
下記の作品は骨董蒐集始めた頃に購入した作品で本作品と同一印章と思われる印章が押印されていますが、当方で資金帖タウのために売却した作品です。
桜 伝酒井三良筆
紙本着色額装 画サイズ:横330*縦220
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/f0/0517fb6240d5c8fba0a1889c3e966a61.jpg)
共シール等の鑑定の根拠はなく、画帳外しの作品と考えられます。ふさとの桜を描いたのであろうか、力作ではありませんが桜の描写がうまいと思います。
下記の作品は高島屋から45万円で購入した作品ですが。こちらも手放しています。当時は酒井三良の作品は評価が高かったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/d7/2adaa674e12e1dc0befd774473836356.jpg)
この作品の箱書き(左)と本日紹介している作品の箱書き(右)を比較してみました。
*贋作で字体をよく真似た作品も見かけられますので似ているだけでは判断しないほうがいいでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/cb/8881f0fc1785bff7e2162dc7576e864b.jpg)
勉強不足で知らなかったことを恥じたことは終生の励みに転じるもののようです。
ある時に酒井三良の掛け軸が掛けられていたのですが、当方はまだ酒井三良を知らずに叔父から「この画家を知っているかい?」と尋ねられて、「いえ、知りません。」と答えたらとても落胆していたのを覚えています。こちらも勉強不足で赤面するばかりでしたが、それ故か、酒井三良の作品には蒐集の触手が動きます。これもひとつのトラウマかもしれませんね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/e6/3c7328871783ee681d738436e6816361.jpg)
朝寒 酒井三良筆 その8
古紙水墨淡彩軸装 軸先木製 共箱
全体サイズ:横553*縦12208 画サイズ:横362*縦287
展示室廊下に北村西望の作品を手前に展示してみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d0/54d56dce03b91537e2647fa5d503ce94.jpg)
叔父のところには酒井三良の作品が10近くはあったと思います。席画程度の作品からかなりいい出来の作品までありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/1b/ff6e048d34e216b558e9e294843e52c0.jpg)
それらの作品を見せて頂きましたが、ただ観ただけでは呑み込めないものです。時間をかけてじっくりと写真を撮影し、時ある毎に新たな作品と見比べてようやく見極めを飲み込めるものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/73/caf2ca9a3bdd65150465b62e1a725144.jpg)
骨董とはそういうもので、美術館で観ても呑み込めるものではありません。当方は陶磁器や刀剣、漆器も含めて叔父のところでたくさんのことを学ばされました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/b6/d719fd7d207bebc7ed998a3c75a1f240.jpg)
それゆえ多少なりとも見識が身についたと思います。落款と印章、鑑定者の資料を見比べて、ある程度の判断はつくようになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/4e/7b3dc4c340a798824d04b97a289cd7b0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/cb/8881f0fc1785bff7e2162dc7576e864b.jpg)
この作品の印章は珍しいかもしれません。
*この作品も天地の両脇など虫食いか取り扱い上の不手際で痛んでいます。これは天地交換した方がいいでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/0a/413073950c66df543f3e434795fc3b7f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/51/873e11f117f903639285aabd03784bf8.jpg)
下記の作品は骨董蒐集始めた頃に購入した作品で本作品と同一印章と思われる印章が押印されていますが、当方で資金帖タウのために売却した作品です。
桜 伝酒井三良筆
紙本着色額装 画サイズ:横330*縦220
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/f0/0517fb6240d5c8fba0a1889c3e966a61.jpg)
共シール等の鑑定の根拠はなく、画帳外しの作品と考えられます。ふさとの桜を描いたのであろうか、力作ではありませんが桜の描写がうまいと思います。
下記の作品は高島屋から45万円で購入した作品ですが。こちらも手放しています。当時は酒井三良の作品は評価が高かったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/d7/2adaa674e12e1dc0befd774473836356.jpg)
この作品の箱書き(左)と本日紹介している作品の箱書き(右)を比較してみました。
*贋作で字体をよく真似た作品も見かけられますので似ているだけでは判断しないほうがいいでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/f3/66d5c9371e3c79b8cc203dfb6e49b24a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/cb/8881f0fc1785bff7e2162dc7576e864b.jpg)
勉強不足で知らなかったことを恥じたことは終生の励みに転じるもののようです。