「のらぼう菜」♪
ちょっと変わった名前でしょ?
私がこの「のらぼう菜」の存在を知ったのは・・・6年ほど前のこと♪
もともとは東京あきる野市あたりが発祥の地らしく・・・
東京および埼玉の主に西側で栽培されてきた春のお野菜♪
3月~5月にかけて直売所などで出回ります♪
埼玉の西側でも「伝統野菜」として普及に力を入れてきたのですが・・・
どうでしょう?
皆さんは「のらぼう菜」・・・耳にしたことがありますでしょうか?
やはり春のお野菜である「かき菜」に、実はそっくりで・・・
ほのかな甘みがある茎の歯応えが美味しいお野菜です♪
今回は酒蒸しして冷凍しておいた「鶏のササミ」と「マヨネーズ」で和え・・・
「おかか」と「お醤油」も加えて・・・
こんなお料理に・・・♪
美味しくいただきました♪
でも、この「のらぼう菜」・・・そろそろ終盤にかかったでしょうか?
もし直売所などで見かけましたら・・・この伝統野菜♪
是非!一度お試しくださいね♪
先日、友人に「茎立ち菜」って何?と聞かれ・・・
たまたま、その答えを農業新聞で見つけたので、ブログでもご紹介♪
ではでは~
さかのぼること平安時代から・・・
最初は、菜種油を採るためにアブラナ(油菜)が栽培されていたそうな!
その花の姿から「菜花」あるいは「花菜」と呼ばれた「アブラナ」は、途中から食用にもなり、
全国に広がると、その土地の気候や土質に合わせて姿形が変化していったとか・・・
その中で、「とう」が立ちやすいもの、その「とう」が美味しいものが・・・
「とう菜」 「かき菜」 「折菜」 「摘み菜」 「ナバナ」と言う名前で、現在、流通♪
* 「とう」とは、花がついている茎(花茎)のことで・・・普通、これが伸びてしまうと お野菜
は美味しくなくなります。
なので、「とうが立つ」とは「美味しい時期、食べごろを過ぎてしまった」ということから、
人間界では・・・「ちょっと年齢がいってしまった人」のことを指しますよね!
だけれど!美味しい「とう」もあるってこと♪
「とう」が十分~~~~に立ってしまている私としては大変にうれしい♪
他にも、東京・埼玉の西部で古くから栽培されている「のらぼう菜」
群馬の「宮内菜」
福島の「会津茎立ち菜」
福岡の「博多なばな」
といった地方には様々な「とう菜」がある・・・とのことでした♪
つまり!元はみ~んな同じ「アブラナ」ということ。
お野菜一つとっても、長~い歴史があり、
地方の珍しいお野菜も、たどれば祖先が同じだったりして・・・
ほんと奥が深いし、おもしろいですね♪
写真は、以前作った「のらぼう菜の梅マヨネーズ和え」
茎と葉の部分を分けて、茎と葉を時間差をつけて茹でます
ザルでお湯を切り、絞って、適当な長さに切り、マヨネーズで和えるだけ♪
・・・では、間延びした味なので、そこへ梅干しの果肉をたっぷりと~
本当は、旨みでもあるタンパク質のもの・・・
例えば、ササミの酒蒸ししたものとか、竹輪とかを入れるとさらに美味しくなるのだけれど・・・
この日はな~~んにも無かったので、梅肉とマヨネーズで和えただけ・・・
でも、美味しかったですよ♪
「かき菜」でも、出来ます・・・お試しあれ~
で、行ってきました~♪
今回のVFC埼玉の勉強会は「埼玉野菜の勉強会」と言うことで・・・
まずは、全農さいたまの石川さんから「埼玉県産青果物の生産と流通について」・・・
埼玉野菜の話のみならず、流通や集出荷体制など、幅広い内容のお話をしていただきました♪
そして、埼玉の特産品である「きゅうり」・・・伝統野菜である「のらぼう菜」についてお話をしていただいたあと・・・
ベジフル協会の講師でもある荒川さんより、「のらぼう菜のレシピ提案」
そして「カルシウムについて・・・カルシウムと生活習慣病」と言うテーマでお話していただきました♪
カルシウムは現代人にとって、食物繊維とともに、常に不足状態・・・
牛乳からだけではなく、豆類、魚介類からも摂取を!等のお話がありました♪
そして・・・伝統野菜の「のらぼう菜」を使ったのらぼう菜尽くしの「のらぼう菜膳」
手前左から時計回りで・・・
・のらぼう菜の明石焼き風・・・明太子、小麦粉入りのだし巻き卵風
・のらぼう菜のかき揚げ・・・なんと納豆が入っています!
・のらぼう菜の洋風白和え・・・きな粉入り、カッテージチーズ和え
*想像がつかないでしょうけれど美味しいんです!
・のらぼう菜と鯛の昆布〆め・・・鯛と細切り昆布で和える、簡単昆布〆め♪
*お醤油で溶きのばした柚子コショウをかけていただきます
・のらぼう菜寿司・・・のらぼう菜の鮮やかな緑が映えるお寿司です
*お寿司の上にのっているのが、「ケン・ベリー(仮称)」イチゴの早採り♪シャキシャキ!そして爽やかなお味と食感でお寿司にも合っていました~!
どれもこれも大変美味しく、大好評!!!
そして、このお料理を作るにあたっても、スタッフみんなの協力体制のもと、とってもスムーズに進み・・・
VFC埼玉中心メンバーの素晴らしさを改めて認識♪
大盛況に終わり、本当によかったです~!
で、家へ戻ると、夫がお夕飯(お鍋)の準備をしていてくれました~
ありがと!感謝です♪
お土産にいただいた「のらぼう菜」を早速入れて♪
クセのない「のらぼう菜」って思っていましたが・・・
お鍋に入れたら、中々個性的で主張があり、これはこれで、とっても美味しかったです♪
で、話は昨日の続きです♪
イチゴの見学&試食&お土産をいただいた後は、「のらぼう菜」の勉強会へ・・・
「のらぼう菜」とは小松菜や菜の花と同じアブラナ科のお野菜♪
東京あきる野市五日市が発祥の地で・・・
埼玉・東京などの中央~西側の地域で昔から栽培されてきた伝統的なお野菜です♪
寒さに強く、3月中旬から5月上旬までが収穫時期
今回は調理法なども色々と紹介してくださいました
~ のらぼう菜バーグ&のらぼう菜パスタ ~
~ のらぼう菜のお寿司&焼きのらぼう菜 ~
基本、「のらぼう菜」は太い茎には甘みがあって、細めの茎はシャキシャキしていて・・・
葉っぱはアブラナ科特有のほろ苦さがあります
でも、アクがないため、とっても調理しやすい!
栄養的にもビタミンA、特にビタミンCを多く含んでいます
我が家は、お揚げさんとの煮浸しに♪
そして、もう1品・・・豚肉とシイタケとでうま煮風にしてみました♪
それにしても、色が鮮やかなままでキレイ!
4月6日には、VFC埼玉の勉強会があり、講師の荒川さんがこの「のらぼう菜」を使ったレシピを提案してくださいます
ブログにアップしますので、お楽しみに♪