「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県南城市  「 沖縄の文化財 ( 糸数グスク ) 」

2012-10-08 22:46:39 | 沖縄の文化財








糸数城跡
The Ruins of Itokazu Castle
( 国指定史跡 )
National Historical Monument


指定年月日 : 昭和 47 ( 1972 ) 年5月15日 
Designaed Date : May 15,1972
所在地 : 沖縄県南城市玉城字糸数竹之口原、屋敷原
Location : Itokazu,Tamagusuku,Nanjyou-shi,Okinawa-ken




 糸数城跡は沖縄本島南部の知念半島から西へ延びる
琉球石灰岩台地の西側に崖を上手く利用して築かれたグスクである。
城壁は琉球石灰岩を利用した石積みで、野面積みと切り石積みの両方を
用いている。東側の平地部分は高さ3~8mの石積みを南から北方向に積み上げている。
西側部分は自然の断崖を巧みに利用して高さ1m前後の野面積みの石垣をめぐらしている。
正面は東側にあり、門の形式は上に櫓が載る櫓門であったらしいが、現在は石門のみが残っている。
門の両側には物見台 ( アザナ ) があり、伝承によれば玉城按司の三男の糸数按司が住んでいたと
言われている。


 The gusuku is at the end of a Ryukyuan limestone plateau which stretches from the Chinen
Peninsula to the south. It was built so as to take advantage of a cliff.
The castle gate is made of Ryukyuan limeatone, using both natural and processed rocks.
There is a main gate on the east side of the castle. Although it was a tower gate, only the
stone gate part has been left. On the both sides of the gate, there are observatories.



沖縄県南城市  「 糸数グスク 」

2012-10-08 22:24:03 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡



頑丈に造られた 「 城門 」






グスク内にある城址碑銘








グスクに通じるグスク道







城門の外側の石積み







北アザナに向って伸びる城壁








城門から西に伸びる城壁








二重なった城壁







グスク中央部から観た北アザナ







グスクの一番高い場所に位置する北アザナ






グスクから玉城大城方面の眺望





 糸数グスクは本島南部最大のグスク跡で、
14世紀前半に玉城按司の三男によって築かれたと伝えられている。
標高180mの景勝地に立地し、
累々と積み上げられた切り石積みや野面積みの城壁は、当時の石工技術を偲ばせる。
眼下に太平洋、東シナ海、本島北部が見渡せる眺望の素晴らしいグスクである。

 糸数城は、南側から西側にかけて天然の崖を利用しているが、
北側から東側に高さ6mの石塁が積まれ城壁としている。
それら高く積まれた城壁をアザナと呼び、物見台として使用していた。
大規模な石垣は万里の長城を思わせ、
他には例のない「護城墻」や「馬面」などに、中国の築城技術が随所に見受けられる。
 また、これだけの城が落城したのは、糸数按司の巨下で兵頭役を務めていた強者の
「比嘉ウチョウ」が留守の間、上間按司が急襲したため落城したとされる。

グスク内にある中央部の高い岩が糸数城ノ嶽 ( 神名・モリテル御イベ ) である。
グスク前面の広場は「城ヌ殿」で、糸数按司の住居跡だといわれている。
ここで毎年、旧暦の5月、6月のウチマーには、按司の子孫の仲米須門中や村民が参集して祭祀する。
城ヌ殿の前に石灯篭が数基あり、大田仁屋 ( 仁屋は役職に就いた百姓の意 ) 、
大嶺仁屋、知念仁屋の名が刻まれている。
遠船旅を無事に帰還した報恩の寄進である。


糸数城跡へのアクセス
 糸数グスクについては、途中まで垣花城を参照していただきたい。
グスクロード入り口の二股案内板より左へ玉城城方面へ進み、
玉城城を過ぎてから、右に島尻消防本部がある十字路をそのまま直進し、
突き当たった道路(山川道~喜良原線)を左折して少し行くと糸数城の看板がある。
そこを左に入るとすぐである。なおその進入道はジャリ道になっている。
駐車場はグスク内部が広いので、道以外だったらどこでもOKである。



長崎県長崎市  ・  「 長崎くんち 」 庭先まわりを見に行った。

2012-10-08 21:46:47 | 旅行 ・ 温泉




























夕べは長崎から帰ったのが10時過ぎていたし、
凱旋門賞にオルフェーヴルが出走していたのでレースをリアルタイムで観戦したので、
写真や動画の取り込みが出来なかった。
そして今日も仕事だったので、仕事から帰ってから画像と映像を取り込んだので、
ブログの掲載が遅くなってしまった。

昨日、 「 長崎くんち 」 の後、諫早の眼鏡橋と白木峰高原のコスモスを観に行った。
“ くんち ” と付く名のお祭りを観るのは初めてだったので、
あの独特な雰囲気に酔ってしまった。
白木峰のコスモスは少し早かったが、
それでも諫早湾の干拓が見下ろせる場所からの景色は絶景だった。
諫早の眼鏡橋は日本最初の重要文化財に指定された石橋である。

まだ写真や動画の整理や編集をしていないので、
今夜はこれくらいにしておくが、
そのうち随時掲載をして行きたいと思っているので楽しみに待ってて下さい。