本物のシュヴァルツヴェルダー・スペックを持ち帰った。肉厚の物を切り分けてもらう。薪のコンロからの煙突の煤だらけの部屋は、直に無くなる。キッチンを秋には改修するそうだから。そうしてコックの息子がここのキッチンを切り盛りする。
息子が付き合っていた女友達は、ネッカー河の中流の町の旅館の娘であったようだ。その旅館では娘の旦那に迎えたがったと云うが、息子本人はこのシュヴァルツヴァルトを離れたくなくて別れたと聞いた。母親が云う事であるから、多少割り引か無いといけないが、事情は十分に察する事が出来る。本人の意思も家族の考えも多少なりとも分かってはいる。
親父からすると、死んだ先代から引き継いだ旅籠を、近くの谷間の工場で夜勤をして午後から夜遅くまで切盛りして、三つ星ホテルまでに自らの手で成長させた成果を、何処の誰だか分からぬ長女の旦那などには譲れないと云う気持ちである。
婿様に店を遣らせて、自分のビールを注いでと云う人間ではないのだ。「金には困らん。」と云わせるのは凄い。夜勤の無理な生活をしていてもここまで規則正しいとなると健康にも良いのかもしれない。日曜日に教会へ行けないので、月曜日とかに教会へ向う。何代目になるのかは忘れたが、こうして脈々と家業が継がれていくのだろう。長女には支度金が付くのだろうか?同居する息子の嫁こそが家を切り盛りしなければいけない。息子の新しい女友達は嫁ぐ事が出来るのだろうか。
農業を営む訳でも無くわけでもなく、こうして地面に根ざした生活を何代も続けているのも驚く。500年以上同じ土地に住んでいる家族も知っている。何百年前も先も同じ名前の同じ家系が住んでいると云う生活感は、都会生活者には縁遠い。これが地霊のようなものの一つなのかもしれない。

参照:地霊のような環境の力 [ アウトドーア・環境 ] / 2006-04-28
息子が付き合っていた女友達は、ネッカー河の中流の町の旅館の娘であったようだ。その旅館では娘の旦那に迎えたがったと云うが、息子本人はこのシュヴァルツヴァルトを離れたくなくて別れたと聞いた。母親が云う事であるから、多少割り引か無いといけないが、事情は十分に察する事が出来る。本人の意思も家族の考えも多少なりとも分かってはいる。
親父からすると、死んだ先代から引き継いだ旅籠を、近くの谷間の工場で夜勤をして午後から夜遅くまで切盛りして、三つ星ホテルまでに自らの手で成長させた成果を、何処の誰だか分からぬ長女の旦那などには譲れないと云う気持ちである。
婿様に店を遣らせて、自分のビールを注いでと云う人間ではないのだ。「金には困らん。」と云わせるのは凄い。夜勤の無理な生活をしていてもここまで規則正しいとなると健康にも良いのかもしれない。日曜日に教会へ行けないので、月曜日とかに教会へ向う。何代目になるのかは忘れたが、こうして脈々と家業が継がれていくのだろう。長女には支度金が付くのだろうか?同居する息子の嫁こそが家を切り盛りしなければいけない。息子の新しい女友達は嫁ぐ事が出来るのだろうか。
農業を営む訳でも無くわけでもなく、こうして地面に根ざした生活を何代も続けているのも驚く。500年以上同じ土地に住んでいる家族も知っている。何百年前も先も同じ名前の同じ家系が住んでいると云う生活感は、都会生活者には縁遠い。これが地霊のようなものの一つなのかもしれない。

参照:地霊のような環境の力 [ アウトドーア・環境 ] / 2006-04-28