Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

イヴの一日の感興

2019-12-25 | 
イヴにビキニタイプの切込みの下着を下ろした。スポーツ用に買ったがいざ履いてみるとやはり違和感があった。大きさはXLで丁度よかった。着用中は感じなかったが、逆に履いている感じも無かった。直にスポーツショーツを履いているような感じである。慣れがあると思う。ここまでの切れ込みのはそれほど使用していない。暫く使用して洗濯をしてからでないとその価値をとやかく言えない。

それで走りに行った。降雨の加減と暗さや朝焼けがあったのでパン屋も殆ど並んでいなかった。プレゼントにヌードルを貰い、最後の残りのシュトレンなどを買う。フェーン現象で寒くなかったが、森の中もいつもの常連さんぐらいで空いていた。特別に声を掛けて沢沿いの往復道を走り抜く。

そして肉屋に注文したものを回収しに行く。ここ二週間ほど列をなしていたが、流石に殆ど客足は消えた。回収出来なかったのはリースリングの煮凝りで、売り切れていたのだろう。あとはほぼ予定したものが手に入った。序でにフェットの薬草入りとベーコン肉を貰う。これで丁度いいと思う。

さてクリスマス祝日中の番組表などをリストアップした。イヴはどこの国でも放送局でも全休のようなものなので準備された録音が自動的に流されるようなものだが、祝日一日目の目玉はアムステルダムからのクリスマスマティネーの中継だろうか。14時から地元ラディオでコンセルトヘボーからの生中継、夜中になってから映像が出る。昨年はビュシュコフ指揮の「くるみ割り人形」だったが、今年はメスト指揮での第九である。クリーヴランドでの契約を延長したこのヴェテラン指揮者が今後旧大陸でどのような活動をするのかが注目されている。

祝日二日目は何といっても夜になってからのベルリンからの「眠りの森の美女」である。先日ヴィースバーデンを皮切りに、ミュンヘンと回って来て、月曜日にフィルハーモニーで演奏したものである。本番三日目となると音楽技術的に色々と不満だったソロを中心に統一してきているだろうかどうかが注目される。ある意味初日から技術的な破綻無く長い曲をこなした楽団の実力とユロスキーの指導力は評価出来たが、同時に回数を重ねて芸術的にどこまでチームを引き上げて来れるかで、この指揮者がミュンヘンの音楽監督としてどこまで期待出来るかが窺い知れると思う。評は大分良かったようだ。実際にヴィースバーデンでも大成功だった。

クリスマスイヴには先日フィラデルフィアからの生放送を録音した「メサイア」の一部を流した。ワインを飲みながらのBGMだったのが、色々なことをやっていたのが分かった。いつものようにクリスマスとの関連を舞台袖で話したりと、そのネゼサガンのフランクな解説が続く。欧州では物足りないかもしれないが北米ではこれ以上にはいないという音楽の紹介者に違いない。その分まだまだこの指揮者は成長して欧州でも活躍する余地を多く残していると確信する。バーデンバーデンでも御馴染の顔であるが来年は復活祭に参加して、今後はフィラデルフィアとも隔年ぐらいで定期的にやってきてほしいと思う。



参照:
絞りのフラクタル感 2018-12-26 | 文化一般
フルトヴェングラーの響き 2017-12-24 | 音
コメント
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