Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

パロディーで落とさない

2019-12-14 | 雑感
日曜日はフランクフルトだ。週の間に燃料は入れておいたので出かけるだけだ。しかしいつものように準備が捗々しくない。特に「ペネロープ」がもう一つ入っていない。時間を掛ける必要がある。ショスタコーヴィッチは少し演奏史のようなものをざっとみるために、先ずムラヴィンスキー指揮録音を聴いた。

LPで所持しているが、YouTubeで聴いた。最初から流石にムラヴィンスキー指揮でしっかりと音化されている。序奏だけでもヤンソンス指揮との差は大きい。キリル・ペトレンコ指揮しか思い浮かばないようなミニマリズムへの拘りだ。

兎に角、動機が確りと出されるから交響曲的な強い印象と同時に、それが叶わないのがショスタコーヴィッチで、パロディー的に簡単には落とされない。一番印象に残るのはアダージョ楽章での革命歌の旋律がアイヴスのパロディーのようになるところだ。最終楽章まで一貫していて、とてもセンスが良い分、指揮者がこれ以前の交響曲の初演時に「もう少しここは」と文句をつけたのだろうと想像する。それ以降はお互いに密接な関係はなかったようなというような印象になる。

ヤンソンス世代がそうした粗が出ない様に暈したような演奏しかしていないというのはやはり演奏史なのだろう。そして印象としてはモスクワの楽壇の陣営が演奏解釈に華を開かせていたのだろうか。しかしムラヴィンスキーの指揮でショスタコーヴィッチの語法も明白になっていて重要な演奏であることは間違いないだろう。もう一つ時間が許せばモスクワでの演奏録音を聴きたい。

雨上がりにパン屋に行って目新しいものを購入した。復活祭のウサギに似ていたのでウサギというと作った職人のお姉さんが「サンタよ」といった。時期的にウサギはないのでその通りなのだが、中々把握できなかった。

流石に夜中に降っていたので森の中の足場は悪かった。水も流れていたが陽射しが射して来て、何とかお勤めを終えた。足が冷えて結構厳しいが、気温は摂氏8度と高くショーツ一丁で走れた。前日は寒気があったので、木曜日の鍵捜索で風邪ひきになったかと心配したが、何とか跳ね返せたと思う。



参照:
大切なものを納める所、蔵 2019-12-12 | 雑感
復活祭の連休の束の間 2015-04-05 | 暦
コメント
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