予想通り天気が良かった。陽射しが気持ちよい。今年の11月は10月並みで、記録的な温かさになるのではないか。コロナ禍の中では嬉しい。
マインツのビオンテクがワクチンBNT162b2の最終臨床試験を昨日終えたと発表して、来週合衆国で認可。九割に効いて、副作用も確認され無かったようだ。薬であるから二年後に最終結論は出るようだが、そもそも接種するべき人間は限られているので、それほど大きな問題ではないだろう。重要なのは、危険因子のある人間にどんどんと打って行って、社会的弊害を取り除いていくことでしかない。
独保健相は、失望させてはいけないのでと前置きして、万が一遅滞が生じても新年の第一四半期には接種可能と語っている。どれぐらいの勢いで捌いて行けるかは分からないが、ある程度感染速度を制御しながら同時にベット使用数を一定以下に保つ指数が弾きだされるだろう。
つまり実際の感染者数は増加し続けてもベット数が保たれていればそれだけ摂取の効果が表れてきているという事で、最終的には現在の実効再生産数よりも重要な指数が目安になる筈だ。要するに重病化が避けられる点でバランスを取りながら接種を続けていく。どこかで感染者数が下がって其の侭急増加しない所へと落ち着く。
ざっと想像すると、2020年の夏程度の社会水準は保てるようになると思う。催し物などに関して大胆な予想をすると、ザルツブルクは今年の水準が再び可能になる。バイロイトは制限付きで開かれるか。
気になるのは復活祭か。ベルリナーフィルハーモニカーも徐々に間隔を短くしていて、ワクチン接種が始まれば健康者の感染と重病化との比率だけだから、最早舞台の上や奈落での感染は恐れる必要は無くなってくる。そこにザルツブルク方式のPCR検査を徹底させれば、問題は殆ど無くなる。客席側は、潜在的感染者が増えるので人数制限は今以上に重要になるだろう。但しこちらも感染自体をそれほど恐れることが無くなれば、危険因子を持つ者は先ずはワクチンで、あとは社会全体の指数に従う事になる。経済性はあまり期待できないが、芸術性はあまり問題にならなくなるかもしれない。
漸く夜明けが見えてきたと思う。あとは辛抱だけではなかろうか。年内はまだまだ厳しいが、可能な限り死者を出さないような大胆な施策が必要だろう。先が見えて来たならば軽くブレーキだけでなくて、更に深く踏み込んでもいいと思う。
ビオンテクの代表で米ファイザーをパートナーとしてワクチンを開発したウグール・ザーヒン博士は、トルコ人のケルンのフォード社への出稼ぎ労働者の倅である。こういう移民の人達がドイツの社会を支えて、文字通り世界を救う。マル・トライヤー知事が、「ラインラントプファルツ州の誇りだ」と春に言っていたその通りである。
参照:
疑わしいロックダウン 2020-10-29 | 歴史・時事
決して一人にはしません! 2020-03-14 | 女
マインツのビオンテクがワクチンBNT162b2の最終臨床試験を昨日終えたと発表して、来週合衆国で認可。九割に効いて、副作用も確認され無かったようだ。薬であるから二年後に最終結論は出るようだが、そもそも接種するべき人間は限られているので、それほど大きな問題ではないだろう。重要なのは、危険因子のある人間にどんどんと打って行って、社会的弊害を取り除いていくことでしかない。
独保健相は、失望させてはいけないのでと前置きして、万が一遅滞が生じても新年の第一四半期には接種可能と語っている。どれぐらいの勢いで捌いて行けるかは分からないが、ある程度感染速度を制御しながら同時にベット使用数を一定以下に保つ指数が弾きだされるだろう。
つまり実際の感染者数は増加し続けてもベット数が保たれていればそれだけ摂取の効果が表れてきているという事で、最終的には現在の実効再生産数よりも重要な指数が目安になる筈だ。要するに重病化が避けられる点でバランスを取りながら接種を続けていく。どこかで感染者数が下がって其の侭急増加しない所へと落ち着く。
ざっと想像すると、2020年の夏程度の社会水準は保てるようになると思う。催し物などに関して大胆な予想をすると、ザルツブルクは今年の水準が再び可能になる。バイロイトは制限付きで開かれるか。
気になるのは復活祭か。ベルリナーフィルハーモニカーも徐々に間隔を短くしていて、ワクチン接種が始まれば健康者の感染と重病化との比率だけだから、最早舞台の上や奈落での感染は恐れる必要は無くなってくる。そこにザルツブルク方式のPCR検査を徹底させれば、問題は殆ど無くなる。客席側は、潜在的感染者が増えるので人数制限は今以上に重要になるだろう。但しこちらも感染自体をそれほど恐れることが無くなれば、危険因子を持つ者は先ずはワクチンで、あとは社会全体の指数に従う事になる。経済性はあまり期待できないが、芸術性はあまり問題にならなくなるかもしれない。
漸く夜明けが見えてきたと思う。あとは辛抱だけではなかろうか。年内はまだまだ厳しいが、可能な限り死者を出さないような大胆な施策が必要だろう。先が見えて来たならば軽くブレーキだけでなくて、更に深く踏み込んでもいいと思う。
ビオンテクの代表で米ファイザーをパートナーとしてワクチンを開発したウグール・ザーヒン博士は、トルコ人のケルンのフォード社への出稼ぎ労働者の倅である。こういう移民の人達がドイツの社会を支えて、文字通り世界を救う。マル・トライヤー知事が、「ラインラントプファルツ州の誇りだ」と春に言っていたその通りである。
参照:
疑わしいロックダウン 2020-10-29 | 歴史・時事
決して一人にはしません! 2020-03-14 | 女