Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

スーパーで必死になる

2020-11-18 | 
買い物に行って慌てた。先ずはビールの空き缶を返す器械の中に放り込んで17ユーロほどの金券を獲得した。数として67缶だった。その作業を手早くして、車に乗り込んで、スーパーの反対側に回って買い物をする。駐車した時にと隣の車に急かされてその金券を見失っていたようだ。

より多くの買い物を済ませてレジに行こうとしたら、金券が無い。どこにもない。仕方がないので預けて車に戻って、方々を調べるが見つからない。再度スーパーに戻って手提げ袋を見るが見付からない。店の床を見ても落ちていない。店のおばさんが一度通ったところを戻って見たらというので歩いて戻るが落ちていない。

折角の金券でその価格でビールを飲んでいたかと思うと高くなる。そして月末の決算にそれを見込んでいたので余計に悔しい。椅子も前後に動かして調べたが見つからない。最後に反対側に回って助手席の椅子を動かすと下に紙が落ちていた。助かった。10分近く探したのだろうか。

見つけたと喜んでレジに並ぶと違ういつものおばさんが見つけたと尋ねた。どこにと聞かれた。レジ周辺で既に話題になっていたようだ。高が厳密には16ユーロ75セントなのだが、結構必死になった。

一つにはマスクをすることで、息苦しさもあって、ゆったりと買い物をするという事も無くなっている。更に眼鏡が曇るとなると、もう落ち着かない。

日曜日に放送されたショスタコーヴィッチのピアノ協奏曲一番を聴いた。演奏者のトラムペットソロを受け持ったゼリーナ・オットにリツイートして貰った。だからピアノを受け持ったトリフォノフも独自の表現を繰り広げていたが、トラムぺットの方が興味深かった。女性とは知らなかったが、前回放送で聴いたユジャワンの演奏とは大分異なっていて、ビシュコフ指揮チェコフィルの伴奏と共に中々微妙な合わせ方になっていた。

トラムペット自体はそれほど張る音ではなく、音量を抑えめにその音楽の微妙な表情やその唇を想像させるような柔らかな音が特徴で、ミュンヘンのコンクールで初めての女性の優勝者だけのことはある。

ヴィーンの手前のクレムスの人の様で、一度ワインの買い付けに出向いたことがあるので懐かしい。ドナウを産湯に使いなのだが、ワインの街の人の感じがなんとなく分かる。どのような活動が今後あるかとは思うが、こちら界隈でも予定が大分入っているので生で聴く機会も遠からずあるだろう。



参照:
陽の当る女、影の無い男 2019-03-13 | 女
グラスに見るワインの特性 2005-04-28 | ワイン

コメント
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