12月からのロックダウンの案に気になったものがある。学校での感染が広がっていて、安全領域ではなくなっていることに関しては当然だ。しかし交通公共機関を使用するなという案はとても瞠目に値する。マスクなどをしてもその感染は防げないことは始めから分かっていたのだが、最早乗ることの危険を謳っているので、既に多くの感染が確認されているという事になる。
初期のころもバスや列車などでの感染が危惧されて最初にマスク着用とされたが、日本のラッシュアワーなどでもそれほど問題に成らなかったことから訝られていた。春にも一車両当たりの感染者数からその危険性は予想していたが、今からすると数ミルぐらいしかなかったことが分かる。それに比較すれば場所によれば数パーセントに至っているところもあり、百人いれば感染させる可能性のある乗客が必ずいる計算になる。そうなるとマスクなどは役に立たない。
今後の催し物などの事を考えるととても深刻な事象である。最初のロックダウン時とはそのウイルスの伝播の地理的範囲が明らかに異なり、ドイツにおいてもスキー場やその観光客の少ない飛騨市ドイツでは感染が限られていた。それをしてBCG接種による防御などというのがノーベル医学賞受賞者などからも発言され、あまりにも非科学的なデマに失笑したのである。しかし今やそれを否定する以上にそこまで感染が回ってしまった。そのようなドレスデンやライプチッヒでも広く感染していて、更にAfDなどのコロナ陰謀説グループが馬鹿なデモンストレーションなどをして大変なことになっている。
ライプチッヒは来年5月にマーラーフェスティヴァルが開かれて、そこでベルリナーフィルハーモニカーも交響曲九番を演奏することになっている。指揮者キリル・ペトレンコにとっては、計画では10月にフォア―アールベルクの交響楽団で最初に振って、二度目は2月にミュンヘンで座付管弦楽団と、三度目に手兵のベルリナーフィルハーモニカーとなっていた。
そして一回目は10月から11月に延期されてそれもロックアウトで中止、三回目の12月延期の計画すらも目処が立たない。そしてミュンヘンでの二度目の2月も注文を受け付けたが、実際に配券と集金までは現状では出来ないと思う。先ず収容人員が定まらない。張り出し舞台上の問題が無くなったとしても収容人員は五分の一どころか、百人収容が難しくなってきている。最初から百人で売ることは出来ないだろうから、どうしようも無いと思う。
2021年5月になれば、多くの必要な人にはワクチンが接種されている筈なので、春の天候と共に自然消滅して行く可能性が強い。その前の復活祭とかがどうなるか。3月はまだまだ厳しいと思う。可成りアップアップの状況がしばらく続くと思う。
今晩の無観客演奏会に関してオクサーナ・リニヴがいいことを語っている。
「無観客の演奏会場を無人の教会に祈りを求めて立ち入る心理状況と比較する。」
そこでは「ただ一人の空間で深く自身の思いに、耳を澄まして」と拍手も不要な祝祭も効果も無く、演奏家たちは、「音楽によって感情を語らせる」欲求に全てを傾けることが出来ると、そのように語っている。
この女性は、流石に42歳だけのことはあって、とても賢く、演奏会前にとても重要なことをとても効果的に語っている。演奏される協奏曲は、彼女が主催しているフェスティヴァルのザビエーモーツァルトの父親アマデウス作であり、ズビン・メータなども得意としている曲である。二曲目のメンデルスゾーンもアシスタントをしていたキリル・ペトレンコが取り上げているメンデルスゾーンの名曲で、いい演奏が聴けるのと期待している。
参照:
中期戦のロックダウン 2020-11-19 | 女
通信社のインタヴュー記事 2020-10-01 | 女
初期のころもバスや列車などでの感染が危惧されて最初にマスク着用とされたが、日本のラッシュアワーなどでもそれほど問題に成らなかったことから訝られていた。春にも一車両当たりの感染者数からその危険性は予想していたが、今からすると数ミルぐらいしかなかったことが分かる。それに比較すれば場所によれば数パーセントに至っているところもあり、百人いれば感染させる可能性のある乗客が必ずいる計算になる。そうなるとマスクなどは役に立たない。
今後の催し物などの事を考えるととても深刻な事象である。最初のロックダウン時とはそのウイルスの伝播の地理的範囲が明らかに異なり、ドイツにおいてもスキー場やその観光客の少ない飛騨市ドイツでは感染が限られていた。それをしてBCG接種による防御などというのがノーベル医学賞受賞者などからも発言され、あまりにも非科学的なデマに失笑したのである。しかし今やそれを否定する以上にそこまで感染が回ってしまった。そのようなドレスデンやライプチッヒでも広く感染していて、更にAfDなどのコロナ陰謀説グループが馬鹿なデモンストレーションなどをして大変なことになっている。
ライプチッヒは来年5月にマーラーフェスティヴァルが開かれて、そこでベルリナーフィルハーモニカーも交響曲九番を演奏することになっている。指揮者キリル・ペトレンコにとっては、計画では10月にフォア―アールベルクの交響楽団で最初に振って、二度目は2月にミュンヘンで座付管弦楽団と、三度目に手兵のベルリナーフィルハーモニカーとなっていた。
そして一回目は10月から11月に延期されてそれもロックアウトで中止、三回目の12月延期の計画すらも目処が立たない。そしてミュンヘンでの二度目の2月も注文を受け付けたが、実際に配券と集金までは現状では出来ないと思う。先ず収容人員が定まらない。張り出し舞台上の問題が無くなったとしても収容人員は五分の一どころか、百人収容が難しくなってきている。最初から百人で売ることは出来ないだろうから、どうしようも無いと思う。
2021年5月になれば、多くの必要な人にはワクチンが接種されている筈なので、春の天候と共に自然消滅して行く可能性が強い。その前の復活祭とかがどうなるか。3月はまだまだ厳しいと思う。可成りアップアップの状況がしばらく続くと思う。
今晩の無観客演奏会に関してオクサーナ・リニヴがいいことを語っている。
「無観客の演奏会場を無人の教会に祈りを求めて立ち入る心理状況と比較する。」
そこでは「ただ一人の空間で深く自身の思いに、耳を澄まして」と拍手も不要な祝祭も効果も無く、演奏家たちは、「音楽によって感情を語らせる」欲求に全てを傾けることが出来ると、そのように語っている。
この女性は、流石に42歳だけのことはあって、とても賢く、演奏会前にとても重要なことをとても効果的に語っている。演奏される協奏曲は、彼女が主催しているフェスティヴァルのザビエーモーツァルトの父親アマデウス作であり、ズビン・メータなども得意としている曲である。二曲目のメンデルスゾーンもアシスタントをしていたキリル・ペトレンコが取り上げているメンデルスゾーンの名曲で、いい演奏が聴けるのと期待している。
参照:
中期戦のロックダウン 2020-11-19 | 女
通信社のインタヴュー記事 2020-10-01 | 女