Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

コロナ陰謀論の非合法化

2020-12-04 | 歴史・時事
ルツェルンからメールが入っていた。予約した公演に関するもので、つまり予約を受け付けて、作業に入るのは来年になるという事だ。何処の国も二月以降のことは未知の世界である。幾つかのシナリオはあって、最悪の場合は医療崩壊からロックダウンが続いて中々明けないという最悪の状況で、スイスも場所によってはオーストリアと同じようにその危険性は残っている。要するに来年の夏にも後遺症が残るという場合は有り得る。

同時期のザルツブルクの音楽祭の予定が発表を遅らせたのもバイロイトのそれを遅らせたのも、またベルリンのフィルハーモニカーやバーデンバーデンの祝祭劇場も年末まで計画が決まらない。様子見で最も工程を別けるのはワクチンの接種状況だと思う。

ワクチンの接種が舞台関係者に進めば少なくとも舞台はPCR検査無しに完全に平常化される。客席も接種証明などよりも先に感染の鎮静化がどの程度の接種が進んだ時点で進むか、若しくはベット数占有率がもう上昇しないかが分かって来る。その時点で客席も完全に解放されることになる。

年末年始にはそこまでは分からないだろうが少なくともコロナ対策新方針が示されることで催し物などは正常化へと大きく前進するだろう。

湿気が高く雨まで降っている。土曜日の朝は回復しつつ雪になりそうだ。朝のお勤めが厳しくなる。ジャガイモでも食して備えておきたいが、胸にも圧迫感があって明らかにコロナ症候群である。兎に角アルコールにも手が伸びないぐらいだから調子がおかしい。

コロナ施策反対運動の「クヴェア―デンカー」の非合法化が囁かれる。連中の首長らしきものがインタヴュ-で流れるととても酷いもので、弱者の為に強者の自由が脅かされるのは許せないとなる。もうこれだけで、なにもユダヤ人協会が苦言を呈しないでも、ネオナチ扱いしても構わないだろう。流石にこうした主張は、同様のPEGIDA運動におけるその主張のような共感を得るものは殆どない。自然淘汰とか、弱肉強食の論旨を超えているのは、今ここでそうした患者がICUで強制的に呼吸をしている事実背景があるからだ。

PEGIDA運動の扇動者だった指揮者のティーレマンなども流石にそこまでは主張していないが、自らの経済的損益を国に補償しろとヴァイオリニストのアンネゾフィームターなどと主張して文化大臣に一蹴された。寧ろ現在は飛行機ツアーでのドサマワリ興業に批判的な発言をしているようだ。そして今クヴェアーデンカ―の波はそのドレスデンを飲み込もうとしている。

殆ど自業自得と笑ってしまうのは、同じザクセンのバウツェンがコロナ陰謀論のメッカの様で、其処が今度は指数400を超えてドイツにおけるホットポイントになっていて、死亡者も11月だけで50人も亡くなっているというからスゴイ。矢張りああいう事態にデモなどをして整理する警察官などにも感染を広げているとそうなることは分かっている。そういう街は外から閉鎖して貰いたいぐらいである。



参照:
理不尽そのものの主張 2020-07-27 | マスメディア批評
あまりにも壊れ易い世界 2020-02-23 | 音
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする