八百屋に行って小鉢を貰って来た。毎年花などを貰えるのだが、今年はどうなるかと思っていた。常連さんはプレゼントを知っているので、例年のように混んでいた。店の中ながら囲むように列が伸びていた。しかし普通の八百屋とは異なり店舗面積が大きいのでそれほど密にはならなかった。
今年は木曜日が24日で、25日がクリスマス初日、土曜日が二日目で、月曜日までお店は休みとなる。例年ならば集中するのだが、今年はロックダウン中で月曜日から時間があって、多くの家庭では早めに済ましていて、若干ゆったり感もあった。何処の街も同じような様子だ。
雨がちで天候は良くないが、暖かいので助かる。木曜日早朝にパンを買いに行って、走ってから肉屋で注文したものを受け取る。最終日なのであまり人は並んでいないだろうという事だ。二週間程休みになる為にあまりものを物色してくる。
雨雲の合間に走らなければ濡れてしまって、体調を壊す。早めにレーダで確認してから出かけなければいけない。
クリスマス前の水曜日にバイロイトから発表がなされた。また同時に発表が曖昧だった30日のジルフェスタ―コンツェルトの中止発表があった。双方とも指揮者のクリスティアン・ティーレマンに係るものである。
前者は年末に契約が切れる元祖音楽監督契約を延長しないという婉曲的な発表だった。音楽祭の新広報ヘルマンは、何らかの形で繋がりをもって行きたいとして「新たな契約」を準備しているという事である。そしてその任務に関しては詳しく規定して行かなければいけないとしている。
芸術監督カタリーナ・ヴァークナーとの話し合いにここまで乗ってこなかったのはまさしくこの点で、その任務の定義に同意が取れなかったのであろう。一つの報道にあるように、今迄に他の指揮者に対しての失礼な態度などで、その度を越した公私混同を縛って仕舞おうとの力に対して反発していたのだろう。
ザルツブルクの復活祭音楽祭の時もそうだったがごねて悪い結論へと、嘗てドレスデンのオペラ劇場で新任になるドルニー支配人を追い落した時の様にはもう誰もついてこない。一方では昨年母親の急死で急遽キャンセルしたゲルギーエフに指揮を代わって成功したりとの肯定的な評価もあるために、一方的に首にするわけにはいかないというのが州などの立場だった。
これによって延長では無くて新たな契約のオファーへと期限が無くなったために、2021年は登場の予定もなく、2022年における登場の契約もまだ締結されていないとなる。何らかの契約は形だけのものになるのであろう。そうした背景があるからこそ、来年デビューの初めての女性指揮者オクサーナ・リニヴも「是非、ティーレマンにお会いしたい」と慇懃に語っていたのだった。
同時にZDFの方から、恒例のゼンパーオパーからのジルフェスタ―コンツェルトの放送中止が発表になった。聴衆を入れられない無観客放送になることは分かっていたが、その発表も遅れていた。同時に音楽監督のティーレマンはそれでもやるつもりだと先日までシュピーゲル誌で語っていた。しかし発表されたのは健康を守るために断念するとして、過去の録画を流すことになった。
元々ベルリンでサイモンラトルが指揮していて独公共放送のARDとZDFの間で綱引きがあって、どちらが本番の31日に生中継するかの競争があった。ベルリンにドレスデンが加わって来た。結果ARTEが本番でZDFが前日となった。そして今年はバーデンバーデンからARTEの前にARDがSWR放送管弦楽団を生中継することになっていた。結果はARTEはベルリンから予定通り、ARDは三カ所で収録して放送、ZDFは再放送となった。その背景には、ティーレマン指揮で売り込もうとしていたシュターツカペレドレスデンが国内でも観客を動員出来ないことからその市場価値を全く失ってしまったことにある。
参照:
Bleibt er Musikdirektor? Thielemanns Zukunft unklar, PNP.de vom 23.12.2020
ZDF-Silvesterkonzert aus der Dresdner Semperoper abgesagt, ZEIT vom 23.12.2020
暗黒に射す一条の光が 2020-12-23 | 暦
今年は木曜日が24日で、25日がクリスマス初日、土曜日が二日目で、月曜日までお店は休みとなる。例年ならば集中するのだが、今年はロックダウン中で月曜日から時間があって、多くの家庭では早めに済ましていて、若干ゆったり感もあった。何処の街も同じような様子だ。
雨がちで天候は良くないが、暖かいので助かる。木曜日早朝にパンを買いに行って、走ってから肉屋で注文したものを受け取る。最終日なのであまり人は並んでいないだろうという事だ。二週間程休みになる為にあまりものを物色してくる。
雨雲の合間に走らなければ濡れてしまって、体調を壊す。早めにレーダで確認してから出かけなければいけない。
クリスマス前の水曜日にバイロイトから発表がなされた。また同時に発表が曖昧だった30日のジルフェスタ―コンツェルトの中止発表があった。双方とも指揮者のクリスティアン・ティーレマンに係るものである。
前者は年末に契約が切れる元祖音楽監督契約を延長しないという婉曲的な発表だった。音楽祭の新広報ヘルマンは、何らかの形で繋がりをもって行きたいとして「新たな契約」を準備しているという事である。そしてその任務に関しては詳しく規定して行かなければいけないとしている。
芸術監督カタリーナ・ヴァークナーとの話し合いにここまで乗ってこなかったのはまさしくこの点で、その任務の定義に同意が取れなかったのであろう。一つの報道にあるように、今迄に他の指揮者に対しての失礼な態度などで、その度を越した公私混同を縛って仕舞おうとの力に対して反発していたのだろう。
ザルツブルクの復活祭音楽祭の時もそうだったがごねて悪い結論へと、嘗てドレスデンのオペラ劇場で新任になるドルニー支配人を追い落した時の様にはもう誰もついてこない。一方では昨年母親の急死で急遽キャンセルしたゲルギーエフに指揮を代わって成功したりとの肯定的な評価もあるために、一方的に首にするわけにはいかないというのが州などの立場だった。
これによって延長では無くて新たな契約のオファーへと期限が無くなったために、2021年は登場の予定もなく、2022年における登場の契約もまだ締結されていないとなる。何らかの契約は形だけのものになるのであろう。そうした背景があるからこそ、来年デビューの初めての女性指揮者オクサーナ・リニヴも「是非、ティーレマンにお会いしたい」と慇懃に語っていたのだった。
同時にZDFの方から、恒例のゼンパーオパーからのジルフェスタ―コンツェルトの放送中止が発表になった。聴衆を入れられない無観客放送になることは分かっていたが、その発表も遅れていた。同時に音楽監督のティーレマンはそれでもやるつもりだと先日までシュピーゲル誌で語っていた。しかし発表されたのは健康を守るために断念するとして、過去の録画を流すことになった。
元々ベルリンでサイモンラトルが指揮していて独公共放送のARDとZDFの間で綱引きがあって、どちらが本番の31日に生中継するかの競争があった。ベルリンにドレスデンが加わって来た。結果ARTEが本番でZDFが前日となった。そして今年はバーデンバーデンからARTEの前にARDがSWR放送管弦楽団を生中継することになっていた。結果はARTEはベルリンから予定通り、ARDは三カ所で収録して放送、ZDFは再放送となった。その背景には、ティーレマン指揮で売り込もうとしていたシュターツカペレドレスデンが国内でも観客を動員出来ないことからその市場価値を全く失ってしまったことにある。
参照:
Bleibt er Musikdirektor? Thielemanns Zukunft unklar, PNP.de vom 23.12.2020
ZDF-Silvesterkonzert aus der Dresdner Semperoper abgesagt, ZEIT vom 23.12.2020
暗黒に射す一条の光が 2020-12-23 | 暦