来年六月の予約をした。今年の払い戻しの件があるので、流石に決定と支払いは六週間前にしか分からない。だから余計に早めに予約だけはしておいた。それに金券も使いたい。期間中のワイン祭りは開かれない可能性の方が強いが、万が一のことを考えて計画だけは立てて置く。
予約すると同時に宿も予約しておいた。無料でキャンセル出来て、予約金の発生しない宿を選ぶのは難しい。あまりオファーが多い地域では無いからだ。よって、それほど安いところは予約できなかった。一泊49ユーロで手を打っておいた。畠の中にある田舎の村の真ん中のモーテルのような宿であるが、評価は8.8なのでそれほど悪くはないだろう。部屋も20平米で広い。ミニバーはあって、共同キッチンは使えそうなのだが、冷蔵庫は分からない。暖かい時の週末の二泊だから外食で問題はないと思うが、さてどうか。まだ変更するには時間があり、押さえておくだけで安心である。
主催者の方も色々と大変なことは分かるが、良い券を求めて宿まで予約してがいくつ無駄になったことだろうか。更に払い戻しを求めるところまでが同じである。徒労ばかりではその脱力感がどうしても今後の意欲にも影響する。実際に時間を掛けないと希望通りに予約も儘ならないので先が見えない一仕事になる。先が分からないとは言っても先着順で良いところから割り当てて行くというから、時間を作って早めでないと適当な価格では到底手に入らない。
来年は2月から9月まで、既に結構申し込んでいることになっている。どんなに早く申し込んでいても開催されなければ何にもならない。
二日続けて同じ出し物に行くのだが、初日はカメラも入るだろうが、落としておいて、視覚的には二日目を重要視した。だから上下の席までを第二希望としておいたので、最高金額はある程度抑えられる。出来が悪ければ二日目は苦痛になるが、少しでもマシな席に座れるならば満足できるだろう。初日はどうしても招待やらパトロン関係になるので中途半端にいい席は難しいと思った。
録音してあったフライブルクでの「レオノーレ」の演奏を流した。10月にコンサート形式で演奏されたものの様で、以前マルリス・ペーターセンと録音したものはCD化されて評判が良かった。今回はコロナ企画で90分に縮小されて合唱団も入らないが、ジングシュピール形式で物語が進むのでラディオオペラに最適である。最初に流していた時は、昨年YouTubeから落としてミュンヘン行に資料として聴いていたものよりも重々しく感じていたが、再度聴くと、なるほどペーターセンの巧さはないがそれはそれなりに面白かった。観客が入った生中継録音だけに雰囲気もあった。最も1814年版と異なるのは、特に小楽器演奏楽団をルネ・ヤコブスが振ることで、この作品の器楽的な歌が大分丸みを帯びていて、丁度ハムマークラヴィア伴奏での歌曲のように響いてとても良かった。来年はヤコブスは、「魔弾の射手」で欧州ツアーに出るようで、それなりに話題になることだろう。
An die Musik, D. 547
最後の四半期の脚光、発見、失望なCDなどがクリスマスシーズンに合わせて、四人で議論されている。先ず失望で聴かない方がいいというのは、テノールのアラーニャが録音したシャンソン集、次に同じテノールのカウフマンがコロナ中に名伴奏者フーバーと録音した「精神の時」で、スター歌手の悪いところが悉く出ているようだ。比較に発見で推薦されたバリトンのゲオルク・ニークルの歌曲集との差が甚だしいようだ。そして同じく三大失望のソニーが企画した「ラビレンス」は他のピアノストに断られてポルノピアニストとして有名な女流に弾かせて、とてもキッチュな制作となったようで、責任はソニーに全てあるという事が話された。
Ännchen von Tharau
Concerto in D Minor, BWV 974: II. Adagio
残りの発見は、シューマンなどの編曲歌曲集、そしてレーウ編曲の大地の歌。ハイライトは、ロッシーニの「アミチエリヴァーリ」、連弾での「フーガの技法」、そしてペトレンコ指揮初のCDボックス。
Ricciardo e Zoraide, Act 1: "S'ella mi è ognor fedele" (Ricciardo)
Studies for 2 Pianos on "The Art of Fugue", BWV 1080 by J.S. Bach: Studie 18: Maestoso, ma...
On CD and Blu-ray - Kirill Petrenko and the Berliner Philharmoniker: The beginning of a partnership
特にその中からルディ・シュテファンの二曲が一様に大きな評価を受けている。べート-ヴェンの七番をクライバーとの比較で語られる一方、カラヤン信奉家のおばさんから「まだ脱カラヤンからのベルリナーフィルハーモニカーの響きが完全に完成しているとは言い難いが、それが記録されている」ので貴重とされていて、玄人筋の見解としては皆殆ど変わらない。
参照:
ハイブロウなCDボックス 2020-10-10 | 文化一般
満足度が高いこと 2020-10-05 | 文化一般
とても高い芸術的な価値 2020-10-02 | 音
予約すると同時に宿も予約しておいた。無料でキャンセル出来て、予約金の発生しない宿を選ぶのは難しい。あまりオファーが多い地域では無いからだ。よって、それほど安いところは予約できなかった。一泊49ユーロで手を打っておいた。畠の中にある田舎の村の真ん中のモーテルのような宿であるが、評価は8.8なのでそれほど悪くはないだろう。部屋も20平米で広い。ミニバーはあって、共同キッチンは使えそうなのだが、冷蔵庫は分からない。暖かい時の週末の二泊だから外食で問題はないと思うが、さてどうか。まだ変更するには時間があり、押さえておくだけで安心である。
主催者の方も色々と大変なことは分かるが、良い券を求めて宿まで予約してがいくつ無駄になったことだろうか。更に払い戻しを求めるところまでが同じである。徒労ばかりではその脱力感がどうしても今後の意欲にも影響する。実際に時間を掛けないと希望通りに予約も儘ならないので先が見えない一仕事になる。先が分からないとは言っても先着順で良いところから割り当てて行くというから、時間を作って早めでないと適当な価格では到底手に入らない。
来年は2月から9月まで、既に結構申し込んでいることになっている。どんなに早く申し込んでいても開催されなければ何にもならない。
二日続けて同じ出し物に行くのだが、初日はカメラも入るだろうが、落としておいて、視覚的には二日目を重要視した。だから上下の席までを第二希望としておいたので、最高金額はある程度抑えられる。出来が悪ければ二日目は苦痛になるが、少しでもマシな席に座れるならば満足できるだろう。初日はどうしても招待やらパトロン関係になるので中途半端にいい席は難しいと思った。
録音してあったフライブルクでの「レオノーレ」の演奏を流した。10月にコンサート形式で演奏されたものの様で、以前マルリス・ペーターセンと録音したものはCD化されて評判が良かった。今回はコロナ企画で90分に縮小されて合唱団も入らないが、ジングシュピール形式で物語が進むのでラディオオペラに最適である。最初に流していた時は、昨年YouTubeから落としてミュンヘン行に資料として聴いていたものよりも重々しく感じていたが、再度聴くと、なるほどペーターセンの巧さはないがそれはそれなりに面白かった。観客が入った生中継録音だけに雰囲気もあった。最も1814年版と異なるのは、特に小楽器演奏楽団をルネ・ヤコブスが振ることで、この作品の器楽的な歌が大分丸みを帯びていて、丁度ハムマークラヴィア伴奏での歌曲のように響いてとても良かった。来年はヤコブスは、「魔弾の射手」で欧州ツアーに出るようで、それなりに話題になることだろう。
An die Musik, D. 547
最後の四半期の脚光、発見、失望なCDなどがクリスマスシーズンに合わせて、四人で議論されている。先ず失望で聴かない方がいいというのは、テノールのアラーニャが録音したシャンソン集、次に同じテノールのカウフマンがコロナ中に名伴奏者フーバーと録音した「精神の時」で、スター歌手の悪いところが悉く出ているようだ。比較に発見で推薦されたバリトンのゲオルク・ニークルの歌曲集との差が甚だしいようだ。そして同じく三大失望のソニーが企画した「ラビレンス」は他のピアノストに断られてポルノピアニストとして有名な女流に弾かせて、とてもキッチュな制作となったようで、責任はソニーに全てあるという事が話された。
Ännchen von Tharau
Concerto in D Minor, BWV 974: II. Adagio
残りの発見は、シューマンなどの編曲歌曲集、そしてレーウ編曲の大地の歌。ハイライトは、ロッシーニの「アミチエリヴァーリ」、連弾での「フーガの技法」、そしてペトレンコ指揮初のCDボックス。
Ricciardo e Zoraide, Act 1: "S'ella mi è ognor fedele" (Ricciardo)
Studies for 2 Pianos on "The Art of Fugue", BWV 1080 by J.S. Bach: Studie 18: Maestoso, ma...
On CD and Blu-ray - Kirill Petrenko and the Berliner Philharmoniker: The beginning of a partnership
特にその中からルディ・シュテファンの二曲が一様に大きな評価を受けている。べート-ヴェンの七番をクライバーとの比較で語られる一方、カラヤン信奉家のおばさんから「まだ脱カラヤンからのベルリナーフィルハーモニカーの響きが完全に完成しているとは言い難いが、それが記録されている」ので貴重とされていて、玄人筋の見解としては皆殆ど変わらない。
参照:
ハイブロウなCDボックス 2020-10-10 | 文化一般
満足度が高いこと 2020-10-05 | 文化一般
とても高い芸術的な価値 2020-10-02 | 音