Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

虫干しにするファイル

2020-12-07 | 
引き続きストレージの掃除、大掃除である。NAS本体も2TBの場所を取り返した。USB外部HDDも428GB+404GBへと徐々に場所を作っている。手作業で不要な何重にもコピーされているファイルを消去して行く。現在のところ大きな失敗はしていないようだ。3TBに対して404GBでは使い辛いので900GBぐらいまでは場所を空けたいところ。

折角残っているファイルを消すのだから慎重に内容を確かめることもある。時間も掛かるが一つづつのそのメディアの内容まで考えることになる。急いで消去して行っても間違いを起こすだけだ。だから時間が空いているときに一つづつ内容を確かめる余裕も必要で、その同様なファイルと比較して消去を決定。

お蔭で寝かしていただけのファイルの虫干しが出来て良い。屋内の大掃除と同じでファイルの中身を覗いたりしていると何時の間にか時が過ぎてしまう。それでも健全なファイルを保存して要らないのを消去出来てスペースが空いて行くのは嬉しく、精神衛生上宜しい。

一時はNASが一杯になったことから、壊れかけているPCと同時に、そちらにも投資しなければいけないと思ったが、これで当分賄えそうだ。購入したのが2018年11月だから最低三年から五年は其の侭使いたい。

先日も触れたが、久しぶりに音出ししたファイルで、想定以上に良かったのは2016年のミュンヘンの座付管弦楽団の欧州ツアーの演奏だ。放送されて残っているのは、ミュンヘンでの本拠地の「ロンターノ」、「最後の四つの歌」、チャイコフスキ第五の一つと、もう一つの「ロンターノ」からバルトークの第一ヴァイオリン協奏曲に繋いで、後半は家庭交響曲を演奏したプログラム。家庭交響曲のベルリンのフィルハーモニーでの演奏は矢張り素晴らしいだけでなく、音響的にも秀でてとても良く鳴っている。残念ながら中継したデジタルコンサートホールでも直ぐにアーカイヴから除去された。当時は気が付かなかったが、あの時に来ていたベルリナーフィルハーモニカーに何を聴かせておきたかったのかが分かるような演奏で、フィルハーモニカーが当夜のビールパーティーで既に反応していたような様子が伝えられていた。あの柔軟な響きは二年後の復活祭の「影の無い女」でも容易に出ない音だと思う。

まだ耳を通していないが、ショスタコーヴィッチの「マクベス夫人」もこの秋にベルリンで二曲の交響曲が演奏されたことで、もう一度確かめておかないといけない事が出て来た。上の例でも楽劇「影の無い女」と「家庭交響曲」などの繋がりがあるのと同じで、こちらの耳もその連関によって変わって来る。そのように考えると、来年の復活祭でも万が一舞台上演が不可能になっても、課題をしっかり出して来るのだろう。



参照:
NAS回転音の審査 2018-11-30 | 生活
イタリアからのマティネ中継 2020-11-29 | 雑感
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする