Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

一月の宿をキャンセル

2020-12-14 | 生活
情報通り、水曜日からのロックダウンが発表された。敢えてメルケル首相が言及したように床屋は閉鎖になる。業界ではクリスマス以降と考えられていたようで、週末から情報は流れていたようだが寝耳に水だろう。女将も髪結い師も「あの人が言っていた通りになった」と思うだろう。元々予約の火曜日には開いているのだろうが、てんてこ舞いでまともに散髪して貰える可能性すらない。問い合わせの電話と一発勝負で訪ねてくる人などで混乱すると思う。多くの人がクリスマス前にと思っている美容院であるから大変だ。そういう時にはあのやりて婆ぶりが発揮されるのか?火曜日にでも高みの見物で外から様子を覗いてやろう。

パン屋では例年の如くシュヴァーべ風フルーツパンを購入した。小さな方で2.60ユーロだった。今年は今まで我慢していたが、クリスマスも迫って来たので、好物は早めに食しておいた方がよい。クリスマスには、シュトーレンと共に注文しておいて取っておいてもらうべきか。兎も角、水曜日以降になるとまたスーパーなどが混むことになる。パン屋や肉屋も客が少ない時間帯を目指さないとハムスター爆買いショッピングに巻き込まれる。

金曜日にはベルリンの放送交響楽団デビューシリーズが中止になって、2018年のデビュ―演奏会が流された。マリー・ジャコーの指揮を聴いた。前回はやはりベルリンで人権企画かなにかでの演奏会ガラみたいなものだったのであまりいい印象はもたなかった。だから興味は無かったが20世紀の古典を中心に同じデビューのソリスツと共演しているので聴いた。印象は、やはり「南極」世界初演をペトレンコ指揮のアシスタントをした面影はあった。先輩のリニヴとは違って、こうした曲目での和声感とか音色とか魅力で彼女が何を聴いているかがよく分かる。オペラ指揮者として、前任の日本で有名なアクセル・コーファーなどよりもいいかどうかは知らないが、この人はフランスでも活躍をしていているが、寧ろコンサートで活躍する人ではないかと思う。今年ミュンヘンでの再演などで話題なっていたかと思うと気の毒である。まだ若いのでまだまだ出てくると思う。インタヴューを聴いていても全然悪くない。

1月のミュンヘンの宿をキャンセルした。理由はハッキリしていて、その二晩を泊まってオパーフェストの前売りに並びに行こうと思っていたからだ。そして今回はその日程だけでなくて、全ては抽選発売しかなくなった。序でのオペラやメータ指揮どころかもしかするとロックダウンが続いているようなところでは泊まれない。それどころか業務的な目的が無い者は宿泊できないかもしれない。市内であってキッチン付きのホテルで安価だっただけにとても残念だ。

そもそもオパーフェストもどれだけ計画通りに開催されるかは不明で、予約を入れておくだけに過ぎないとなる。劇場の方も期限を一月ほど伸ばしたが、その日程でもまだはっきりするかどうか分からない。様子を見るしかない。収容人数が限られるとなると平素以上にとても入手が大変である。



参照:
熱心なもの好き達 2018-01-21 | 文化一般
明日から完全ロックダウン 2018-01-21 | 文化一般

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