ミュンヘンから夏のオパーフェストのプログラムが届いた。内容はホームページにある通りだが、発注する時にもメモ代わりになるので助かる。手紙には広報部長が辞めると書いてあった。ホワイトハウスと同じように支配人毎変わるのではないと思うが、全く異なるところでキャリアーを積むのだろうか。月曜日の次期音楽監督指揮の無観客演奏会の情報紹介にもハートを貰ったので先の事も気にしているのは分かった。オペラ劇場愛か。発券は3月15日以降である。
午前中にはルツェルンから夏の音楽祭の発券の時期が5月になるとあった。本来ならばクリスマス前に送付があって、支払いも済ます。今回は使う券の二ヶ月少し前に支払う。予約は通っているので、あとは開催されないプログラムの変更と、収容人数によって席が若干変わる位だろう。
バーデンバーデンも独自のオンライン発券システムを導入した様なので、公演六週間前にしか発売しない。宿泊要以外は近辺の人にとってはそれでも問題はあまり起こらない。ルツェルンもミュンヘンも宿を予約してあるのでそれは気にならない。
月曜日の次期監督ユロウスキーの指揮も良かった。ナレーションのおばさんも声色を使って見事な出来だった。出し物は全く異なるが同じストラヴィンスキーでベルリンで先日語った人とは全く違って芸が濃かった。ダグマー・マンツェルという人で、ミュンヘンの人では無くて、ベルリンのコーミシェオパーの所属だった。ユロウスキーの推薦かも知れない。
楽団のトラムペットの人には冷や冷やするが、前回共演したクリスマスコンサートよりも大分良くなってきた感じがする。ペトレンコのような天才でも、ファナティックなところも無いが、チームワーク重視で劇場的な雰囲気を作っていける鬼才だと思う。今回でも曲目を本人に語らせたら面白過ぎただろうが、先ずは次期支配人が就任してからのお楽しみだ。今時流行らないロン毛と言い、適度な滑稽さがこの人の魅力である。
バーデンバーデンの祝祭劇場のネット会見があり、幾つかの情報が入った。復活祭は、収容人員の100人は確認された情報では無くて、あり得る段階的な数字であるとしている。500人ならば経済的な計算が整っているので問題無しという事で、週末にプランBも練られるという事である。六週間前に最終決断という事ではこの週末が3月末の復活祭初日へのデットラインとなる。
金曜日には、変異株の感染がこの二週間で6%から22%へと急上昇しているという事で、コッホ研究所の記者会見が開かれる。そこで更に二週間で50%程になるという目算ならば3月初めの緩和は無くなるだろう。逆にそれでも感染率が上がらないとすれば気にしないで良いことになる。
またシナのシオヴァクバイオテク社のワクチンが英国株にも南アフリカ株にも有効という事で注目されている。ここ暫く新情報に気が抜けない。オーストリアは既に上昇へと一週間程で転機が訪れて、変異株影響とするとまた再び感染が止まらなくなるであろう。隣国が幾ら国境を締めたからと言っても全く異なる進展を歩むのは容易ではない。少なくとも変異感染に関しては二週間程オーストリアよりもドイツの方が遅かった。金曜日の発表を待とう。
ドレスデンのティーレマン問題はメディアが食いついて離さない。ばかりかバイロイトに近いバムベルクのヴァークナー協会の理事に話しをさせていて、「ティーレマンはポンコツで、出来る二人のヴァークナー指揮者を追い出した」と真っ向から批判をさせている。協会内部から反発が出るのは珍しい。
またクレッシェンド誌にはアクセル・ブルッゲマンの筆で、「ティーレマンさん、どうして自信の感情から自己崩壊を守って呉れるアドヴァイザーを付けないのですか」と質して、「いつも推移は同じで、怒り爆発から自信過剰、全面攻撃、敗北、焦土化」と、完全に物笑いにしている。もうここまで書かれると私など二十年以上のティーレマンウォチャーにしてみるともはやお手上げという感じである。
今回の件ではティーレマンに一理があったのだが、同時に労働裁判所に楽員三人が訴えても退けられて調停に持ち込まれ、劇場側のオファーも小編成であったとされているので、結局はティーレマンの虚言癖を再確認するだけになっている。嘘ばかりついている人間は信用もされなければ、もはや誰にも相手にされなくなる。
参照:
何度も繰り返す内に 2021-02-12 | 雑感
待て、勝負ありの感 2021-02-17 | 音
午前中にはルツェルンから夏の音楽祭の発券の時期が5月になるとあった。本来ならばクリスマス前に送付があって、支払いも済ます。今回は使う券の二ヶ月少し前に支払う。予約は通っているので、あとは開催されないプログラムの変更と、収容人数によって席が若干変わる位だろう。
バーデンバーデンも独自のオンライン発券システムを導入した様なので、公演六週間前にしか発売しない。宿泊要以外は近辺の人にとってはそれでも問題はあまり起こらない。ルツェルンもミュンヘンも宿を予約してあるのでそれは気にならない。
月曜日の次期監督ユロウスキーの指揮も良かった。ナレーションのおばさんも声色を使って見事な出来だった。出し物は全く異なるが同じストラヴィンスキーでベルリンで先日語った人とは全く違って芸が濃かった。ダグマー・マンツェルという人で、ミュンヘンの人では無くて、ベルリンのコーミシェオパーの所属だった。ユロウスキーの推薦かも知れない。
楽団のトラムペットの人には冷や冷やするが、前回共演したクリスマスコンサートよりも大分良くなってきた感じがする。ペトレンコのような天才でも、ファナティックなところも無いが、チームワーク重視で劇場的な雰囲気を作っていける鬼才だと思う。今回でも曲目を本人に語らせたら面白過ぎただろうが、先ずは次期支配人が就任してからのお楽しみだ。今時流行らないロン毛と言い、適度な滑稽さがこの人の魅力である。
バーデンバーデンの祝祭劇場のネット会見があり、幾つかの情報が入った。復活祭は、収容人員の100人は確認された情報では無くて、あり得る段階的な数字であるとしている。500人ならば経済的な計算が整っているので問題無しという事で、週末にプランBも練られるという事である。六週間前に最終決断という事ではこの週末が3月末の復活祭初日へのデットラインとなる。
金曜日には、変異株の感染がこの二週間で6%から22%へと急上昇しているという事で、コッホ研究所の記者会見が開かれる。そこで更に二週間で50%程になるという目算ならば3月初めの緩和は無くなるだろう。逆にそれでも感染率が上がらないとすれば気にしないで良いことになる。
またシナのシオヴァクバイオテク社のワクチンが英国株にも南アフリカ株にも有効という事で注目されている。ここ暫く新情報に気が抜けない。オーストリアは既に上昇へと一週間程で転機が訪れて、変異株影響とするとまた再び感染が止まらなくなるであろう。隣国が幾ら国境を締めたからと言っても全く異なる進展を歩むのは容易ではない。少なくとも変異感染に関しては二週間程オーストリアよりもドイツの方が遅かった。金曜日の発表を待とう。
ドレスデンのティーレマン問題はメディアが食いついて離さない。ばかりかバイロイトに近いバムベルクのヴァークナー協会の理事に話しをさせていて、「ティーレマンはポンコツで、出来る二人のヴァークナー指揮者を追い出した」と真っ向から批判をさせている。協会内部から反発が出るのは珍しい。
またクレッシェンド誌にはアクセル・ブルッゲマンの筆で、「ティーレマンさん、どうして自信の感情から自己崩壊を守って呉れるアドヴァイザーを付けないのですか」と質して、「いつも推移は同じで、怒り爆発から自信過剰、全面攻撃、敗北、焦土化」と、完全に物笑いにしている。もうここまで書かれると私など二十年以上のティーレマンウォチャーにしてみるともはやお手上げという感じである。
今回の件ではティーレマンに一理があったのだが、同時に労働裁判所に楽員三人が訴えても退けられて調停に持ち込まれ、劇場側のオファーも小編成であったとされているので、結局はティーレマンの虚言癖を再確認するだけになっている。嘘ばかりついている人間は信用もされなければ、もはや誰にも相手にされなくなる。
参照:
何度も繰り返す内に 2021-02-12 | 雑感
待て、勝負ありの感 2021-02-17 | 音