週末に観聴きしたものを備忘しておこう。ベルリナーフィルハーモニカー演奏中継前にミュンヘンのサイトを観ていた。インタヴューにはポーランド名前のアナ・プロハスカが出ていた。ドイツ語を喋っていて顔立ちの先入観とは異なって印象は全然悪くなかった。ミュンヘンの舞台には結構出ていてペトレンコとも最後の「ばらの騎士」で共演している。ミュラーが休みの時に、代わりにゾフィーを歌っていた。まだ今回の歌は聴いていないのだが、悪くはなさそうな感じがする。ゴルダ・シュルツのアガーテの歌も少し観たがよさそうだ。なによりも演出がいい感じで、月曜日からの無料オンデマンド楽しみにしたい。
20時過ぎからベルリンのオペラ劇場からの「イェヌーファ」中継があったので録音した。ちょろちょろ聴くと主役のカミラ・ニールントが良さそうだ。やはりこの人は大会場で無理に大声を張り上げるような役よりもこうした小さな劇場であまり大きくない役の方が声の良さが出て巧い。映像も手に入ったので、改めて通して観たい上演である。平土間だけでなくてローゲに本来は舞台上に出るであろう楽隊を入れて演奏させてもいる。
実はペトレンコも2009年にゲストでミュンヘンの新制作を振っているのだが、なぜか映像も他の指揮者の再演で、放送録音も見つからない。断片を聴くと良さそうなのだが、不思議である。
月曜日には後任監督ウラディミール・ユロウスキーがストラヴィンスキーの「兵士の物語」を振る。これも楽しみである。新制作「ばらの騎士」の初日の申し込みはしたのだが、三月になって再開が決まらないと抽選も始まらないだろう。収容人数が200人程とすれば、先ずは抽選には当たらないのだが、日帰りで出かける心算だけはしておかなければいけない。
またまたティロルがガタガタしているようで、南アフリカ変異株はバイエルンから入ったと口角泡を飛ばしている。全くの飛沫感染だ。そもそもミュンヘン空港に南アフリカから飛んで来てドイツ人が陽性で、同僚のオーストリア女性が陰性で、その足で今エピセンターとなっているシュヴァーツの病院を訪問したのが悪い。12月にそこから引っ越したニーダーオーストライヒの自宅に帰ったという事だが、感染がどこからどこまでが新株かも分からない。そもそも昨年ティロルのスキー場に流行らしたものもミュンヘンから入った可能性があると思われるが、今更何を騒いでいる事か。
1月29日のベルリンからの公演を初めて観た。ざっと流しただけだが、ピアノのダニール・トリフォノフが面白かった。本来ならば昨年の夏の公演で生演奏を聴いていた筈だが、今迄の中継などではあまりよく分からなかった。米国でのベートーヴェンの協奏曲などだったからだ。しかし今回はプロコフィエフの協奏曲一番を鮮やかに演奏していた。クリスマス前に同じキリル・ペトレンコが指揮してローマの交響楽団の伴奏で演奏したイゴール・レヴィットとは、ベルリナーフィルハーモニカーとその交響楽団との力量の差ほどあった。エリートのピアニストだとは知っていたが、その個性的とされる音楽以前に本格的な器楽奏者だと分かった。
同夜のプログラムには、新作で財団によって支払われている曲の演奏と昨年の秋に演奏される予定だったスークの交響詩が演奏されていた。詳しくは改めて聴いてであるが、本来は後半にコルンコールトの交響曲が演奏される予定だった。そのプログラムで夏のツアーとなる予定だったが、これがどのように変わって来るのか注目される。
参照:
気になるベンチマーク 2021-02-14 | 文化一般
発注したFFP2髭マスク 2021-02-10 | 文化一般
20時過ぎからベルリンのオペラ劇場からの「イェヌーファ」中継があったので録音した。ちょろちょろ聴くと主役のカミラ・ニールントが良さそうだ。やはりこの人は大会場で無理に大声を張り上げるような役よりもこうした小さな劇場であまり大きくない役の方が声の良さが出て巧い。映像も手に入ったので、改めて通して観たい上演である。平土間だけでなくてローゲに本来は舞台上に出るであろう楽隊を入れて演奏させてもいる。
実はペトレンコも2009年にゲストでミュンヘンの新制作を振っているのだが、なぜか映像も他の指揮者の再演で、放送録音も見つからない。断片を聴くと良さそうなのだが、不思議である。
月曜日には後任監督ウラディミール・ユロウスキーがストラヴィンスキーの「兵士の物語」を振る。これも楽しみである。新制作「ばらの騎士」の初日の申し込みはしたのだが、三月になって再開が決まらないと抽選も始まらないだろう。収容人数が200人程とすれば、先ずは抽選には当たらないのだが、日帰りで出かける心算だけはしておかなければいけない。
またまたティロルがガタガタしているようで、南アフリカ変異株はバイエルンから入ったと口角泡を飛ばしている。全くの飛沫感染だ。そもそもミュンヘン空港に南アフリカから飛んで来てドイツ人が陽性で、同僚のオーストリア女性が陰性で、その足で今エピセンターとなっているシュヴァーツの病院を訪問したのが悪い。12月にそこから引っ越したニーダーオーストライヒの自宅に帰ったという事だが、感染がどこからどこまでが新株かも分からない。そもそも昨年ティロルのスキー場に流行らしたものもミュンヘンから入った可能性があると思われるが、今更何を騒いでいる事か。
1月29日のベルリンからの公演を初めて観た。ざっと流しただけだが、ピアノのダニール・トリフォノフが面白かった。本来ならば昨年の夏の公演で生演奏を聴いていた筈だが、今迄の中継などではあまりよく分からなかった。米国でのベートーヴェンの協奏曲などだったからだ。しかし今回はプロコフィエフの協奏曲一番を鮮やかに演奏していた。クリスマス前に同じキリル・ペトレンコが指揮してローマの交響楽団の伴奏で演奏したイゴール・レヴィットとは、ベルリナーフィルハーモニカーとその交響楽団との力量の差ほどあった。エリートのピアニストだとは知っていたが、その個性的とされる音楽以前に本格的な器楽奏者だと分かった。
同夜のプログラムには、新作で財団によって支払われている曲の演奏と昨年の秋に演奏される予定だったスークの交響詩が演奏されていた。詳しくは改めて聴いてであるが、本来は後半にコルンコールトの交響曲が演奏される予定だった。そのプログラムで夏のツアーとなる予定だったが、これがどのように変わって来るのか注目される。
参照:
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