生まれて初めてマスクというものを発注した。FFP2とされるものである。手元にはKN95もあるのでバイエルン州に出かけるにしても特に困りはしない。勿論マスク警察が詳しく調べるとドイツの認証番号が入っていないとかでケチを付けれる。そうなると50ユーロの罰金だろうか。しかしどこにどれだけ滞在するかである。
しかし、ミュンヘンのオペラ劇場に出かけようと思うと準備しておくべきだと考えた。当分はマスク無しでは入場も出来ない。中で外すようになるのもドイツで一番遅れるかもしれない。手元にあるKN95は空気フローが毎分85lしかないのに対して95lある。これは大分息が楽である。240pa でその量が得られるのに対して片方は350paであるから結構息を吹く感じになる。
勿論サージカルのようには行かないが形があって口元にスペースが空くだけでも楽である。KN95になると95%以上コロナをはじき返すが、どうしてもその呼気の勢いが強い分呼気が音を立てる。それがFFPで若干弱く低い音になると予想される。同時に眼鏡への影響が少ないと助かる。しかし、マスクしてオペラ鑑賞などしろと言えるなと思う。とんでもない。
さて、ミュンヘンでは三月からは人を入れてオペラ公演が出来るだけの状況になって来た。先ずは再演のユディートをリニヴが振れるかどうか。縮小しなければ難しいだろうが、その辺りを上手くやり抜くのは彼女しかいないと思う。その後にタンホイザーが入りルチアへと繋がる。
そして新制作「ばらの騎士」である。既に管弦楽は縮小版を利用することが明記されている。ブージーアンドホークスで出ているクロークと言う人の2019年管弦楽版だ。ノートによると、アドリアネの管弦楽でより一層歌のテクストと楽器使用での音色感などが重視されるというので、より微妙さが求められそうだ。指揮の次期監督ユロウスキがどこまで付けれるかは分からない。しかし伯爵夫人のマルリス・ペーターセンだけでも金を出す価値はあると思う。バリコスキーの演出がどこまでこうした切り取られた節制の美を浮かび上がらせることが出来るかは知らないが、芝居としては間違いなくロココの美を作ってくれると思う。これが成功すれば、嘗て以上にミュンヘンの劇場の十八番として世界から多くのファンを魅了できるかもしれない。
舞台の上と下そして裏は何とかなる。劇場の方がどうなるか?予想としては150人から250人入場で始められるかどうか?その前提条件としてバイエルン州が新陽性者指数十万人中で50人を下回ることだろう。ゾーダー知事は連邦共和国のどこよりも厳しいマスク規制などを敷いた。つまり3月の時点で目標に達していなければ政治的責任が問われる。逆に今日現在のミュンヘンの指数が46の大都市トップと同時に州が達成することで、間違うと次期首相候補争いにも乱入する可能性だってあり得る。政治は実績が何よりもである。すると少々のまやかしでも抑え込もうとするのではないか。劇場にとっては運が回って来る。出来れば500人を目指したいところだが、また6月のオパーフェストへはまだ猶予があり、徐々に体制を整えていきたいところだろうか。
発注したマスクは敢えて黒い五枚組にした。その形状は手元のKN95と同じで持ち運びも容易だ。黒であるから劇場などでも使い易い。なによりもコムパクトで邪魔にならない。そして春になって暖かくなった時もネックウォーマーは使えないので運動時にも簡単に汚れた手でも扱えるマスクとなる。これはとても助かる。白は10ユーロしなかったが黒は13ユーロする。しかし数は使わないのでそれで充分である。
参照:
FFP2のパン屋さん 2020-12-22 | 暦
最高品質のメードインシナ 2020-04-30 | 生活
しかし、ミュンヘンのオペラ劇場に出かけようと思うと準備しておくべきだと考えた。当分はマスク無しでは入場も出来ない。中で外すようになるのもドイツで一番遅れるかもしれない。手元にあるKN95は空気フローが毎分85lしかないのに対して95lある。これは大分息が楽である。240pa でその量が得られるのに対して片方は350paであるから結構息を吹く感じになる。
勿論サージカルのようには行かないが形があって口元にスペースが空くだけでも楽である。KN95になると95%以上コロナをはじき返すが、どうしてもその呼気の勢いが強い分呼気が音を立てる。それがFFPで若干弱く低い音になると予想される。同時に眼鏡への影響が少ないと助かる。しかし、マスクしてオペラ鑑賞などしろと言えるなと思う。とんでもない。
さて、ミュンヘンでは三月からは人を入れてオペラ公演が出来るだけの状況になって来た。先ずは再演のユディートをリニヴが振れるかどうか。縮小しなければ難しいだろうが、その辺りを上手くやり抜くのは彼女しかいないと思う。その後にタンホイザーが入りルチアへと繋がる。
そして新制作「ばらの騎士」である。既に管弦楽は縮小版を利用することが明記されている。ブージーアンドホークスで出ているクロークと言う人の2019年管弦楽版だ。ノートによると、アドリアネの管弦楽でより一層歌のテクストと楽器使用での音色感などが重視されるというので、より微妙さが求められそうだ。指揮の次期監督ユロウスキがどこまで付けれるかは分からない。しかし伯爵夫人のマルリス・ペーターセンだけでも金を出す価値はあると思う。バリコスキーの演出がどこまでこうした切り取られた節制の美を浮かび上がらせることが出来るかは知らないが、芝居としては間違いなくロココの美を作ってくれると思う。これが成功すれば、嘗て以上にミュンヘンの劇場の十八番として世界から多くのファンを魅了できるかもしれない。
舞台の上と下そして裏は何とかなる。劇場の方がどうなるか?予想としては150人から250人入場で始められるかどうか?その前提条件としてバイエルン州が新陽性者指数十万人中で50人を下回ることだろう。ゾーダー知事は連邦共和国のどこよりも厳しいマスク規制などを敷いた。つまり3月の時点で目標に達していなければ政治的責任が問われる。逆に今日現在のミュンヘンの指数が46の大都市トップと同時に州が達成することで、間違うと次期首相候補争いにも乱入する可能性だってあり得る。政治は実績が何よりもである。すると少々のまやかしでも抑え込もうとするのではないか。劇場にとっては運が回って来る。出来れば500人を目指したいところだが、また6月のオパーフェストへはまだ猶予があり、徐々に体制を整えていきたいところだろうか。
発注したマスクは敢えて黒い五枚組にした。その形状は手元のKN95と同じで持ち運びも容易だ。黒であるから劇場などでも使い易い。なによりもコムパクトで邪魔にならない。そして春になって暖かくなった時もネックウォーマーは使えないので運動時にも簡単に汚れた手でも扱えるマスクとなる。これはとても助かる。白は10ユーロしなかったが黒は13ユーロする。しかし数は使わないのでそれで充分である。
参照:
FFP2のパン屋さん 2020-12-22 | 暦
最高品質のメードインシナ 2020-04-30 | 生活