ソックスが届いた。足を守ってくれると思う。まだ暑さがないうちがとても気持ちいい。走れるかどうかは分からないが、最低30分ぐらいは足を動かしたい。走れば走れるだろうが、出来れば二日続け手足を動かした方が健康によい。ぐっと我慢して調子を見よう。
週末の為に燃料も最小限容れなければいけないが、高騰していて最低価格を見つけるのも難しい。シュトュツガルト往復で25リットル程容れたいが、ここ二三カ月の最低価格からリットルで20セントほど上がっている。つまり5ユーロ余計に掛かる。お茶を飲むぐらいの価格だ。近場でもピクニックの準備は必要かと思う。
15時からの「ロシアの現状」セミナーに出かけようと思うと出かけるのは13時半前で帰宅は22時半頃だから9時間以上の小旅行となる。軽食を持って行かないと駄目だろう。
ミュンヘン市のフィルハーモニカー指揮者ゲルギーエフへの業務停止に関する情報が地元のバイエルン放送協会から出てきた。市の最も高給取りとされたゲルギーエフへの法的な保護つまり違約金などが発生しないかどうかの点に関心が集まる。場合によれば2015年に反対を押し切って契約、更に緑の党の反対にも拘らず2025年まで契約を延長した市長の政治責任が問われるからである。
そこでBRのジャーナリストがこの業界で著名な弁護士であるベルリンのラウエ氏に尋ねている。結論からするとラウエ氏はゲルギーエフに二か月の給与以上の請求をする価値がないと答えるという。理由は、市の体面を傷つけるので業務停止するで十分な様である。更に労使契約もこの市の顔となるような要職には為されていないので行政裁判所に訴えることが出来ない。そこでの判例として隠れ極右市役員の業務停止にもその理由が認められていて、今回はフィルハーモニカーが最早仕事が出来ないだけで十分とされる。
また2015年の就任時のインタヴューも紹介されていて、そこで本人の口から語られていることは、「ロシアにいた事のない者がウクライナについても語るな」、「伝統と安定を守るためにプーティン大統領同志は偉大なことを為した」、「(メルケル首相の)移民政策で社会不安になり秩序が壊れる」、「(ドイツの友人として言う)全アフリカ人を移したらどうだ」、「ウクライナ問題なんて欧州への移民の波に比較するまでもない小さなこと」と、要するにプーティンとの関係を別にしてもドイツの指揮者ティーレマンのPEGIDAやAfDの主張と変わらない。共通しているのは素朴なネトウヨに働きかけるポピュリズムと差別意識など旧共産圏出身者にも共通している無知である。
そして、自分は音楽を沢山やって来て、政治が間違っていることが分かっているから語れると、まさしくその教えは音楽にあるとしている。ここから分かるように、音楽ジャーナリズムとしてこういう論理を引き出すインタヴューをしなければ多くの鈍感な音楽愛好家にもその演奏家のやっていることが気づかない儘になるということでもある。さもなければジャーナリズムなんて必要がない。そして、政治家が誤ると第三次世界大戦になると言葉を終えている。まさしくこういう芽が早く摘まれるように社会に必要な情報を流すのがジャーナリストの仕事なのである。
参照:
MUSS MÜNCHEN ZAHLEN?, Peter Jungblut, BR-Klassik vom 3.3.2022
"DIE POLITIKER MACHEN FURCHTBARE FEHLER", INTERVIEW VALERY GERGIEV, BR-Klassik vom 17.9.2022
「無力ではないのです」 2022-03-03 | 文化一般
反「不寛容」という主題 2021-06-16 | 文学・思想
週末の為に燃料も最小限容れなければいけないが、高騰していて最低価格を見つけるのも難しい。シュトュツガルト往復で25リットル程容れたいが、ここ二三カ月の最低価格からリットルで20セントほど上がっている。つまり5ユーロ余計に掛かる。お茶を飲むぐらいの価格だ。近場でもピクニックの準備は必要かと思う。
15時からの「ロシアの現状」セミナーに出かけようと思うと出かけるのは13時半前で帰宅は22時半頃だから9時間以上の小旅行となる。軽食を持って行かないと駄目だろう。
ミュンヘン市のフィルハーモニカー指揮者ゲルギーエフへの業務停止に関する情報が地元のバイエルン放送協会から出てきた。市の最も高給取りとされたゲルギーエフへの法的な保護つまり違約金などが発生しないかどうかの点に関心が集まる。場合によれば2015年に反対を押し切って契約、更に緑の党の反対にも拘らず2025年まで契約を延長した市長の政治責任が問われるからである。
そこでBRのジャーナリストがこの業界で著名な弁護士であるベルリンのラウエ氏に尋ねている。結論からするとラウエ氏はゲルギーエフに二か月の給与以上の請求をする価値がないと答えるという。理由は、市の体面を傷つけるので業務停止するで十分な様である。更に労使契約もこの市の顔となるような要職には為されていないので行政裁判所に訴えることが出来ない。そこでの判例として隠れ極右市役員の業務停止にもその理由が認められていて、今回はフィルハーモニカーが最早仕事が出来ないだけで十分とされる。
また2015年の就任時のインタヴューも紹介されていて、そこで本人の口から語られていることは、「ロシアにいた事のない者がウクライナについても語るな」、「伝統と安定を守るためにプーティン大統領同志は偉大なことを為した」、「(メルケル首相の)移民政策で社会不安になり秩序が壊れる」、「(ドイツの友人として言う)全アフリカ人を移したらどうだ」、「ウクライナ問題なんて欧州への移民の波に比較するまでもない小さなこと」と、要するにプーティンとの関係を別にしてもドイツの指揮者ティーレマンのPEGIDAやAfDの主張と変わらない。共通しているのは素朴なネトウヨに働きかけるポピュリズムと差別意識など旧共産圏出身者にも共通している無知である。
そして、自分は音楽を沢山やって来て、政治が間違っていることが分かっているから語れると、まさしくその教えは音楽にあるとしている。ここから分かるように、音楽ジャーナリズムとしてこういう論理を引き出すインタヴューをしなければ多くの鈍感な音楽愛好家にもその演奏家のやっていることが気づかない儘になるということでもある。さもなければジャーナリズムなんて必要がない。そして、政治家が誤ると第三次世界大戦になると言葉を終えている。まさしくこういう芽が早く摘まれるように社会に必要な情報を流すのがジャーナリストの仕事なのである。
参照:
MUSS MÜNCHEN ZAHLEN?, Peter Jungblut, BR-Klassik vom 3.3.2022
"DIE POLITIKER MACHEN FURCHTBARE FEHLER", INTERVIEW VALERY GERGIEV, BR-Klassik vom 17.9.2022
「無力ではないのです」 2022-03-03 | 文化一般
反「不寛容」という主題 2021-06-16 | 文学・思想