シュトッツガルトにある州議会からの演奏会が水曜日の19時から議会終了後にに生中継された。議会から劇場が招聘されて「平和へのアピール」の音楽会を行った。劇場でも聴衆に招待が為されていた。そこではロシア音楽を中心に室内楽が劇場の東欧からの出身の演奏家によって奏でられた。
そこでの劇場の音楽監督コルネリウス・マイスターの挨拶が良かった。この手の演説の一面的で表面的なものではない音楽家的な感性での発言だった。既に劇場のサイトにはその要約が載っているが、その口調とか話しぶりも含めて、とても気障っぽく人気がない指揮者のその人物像を表していた。
芸術文化の基本には民主主義があってそれは2400年の歴史を遡る。これに関しては様々な意見があるかもしれない。しかし、話者が立つ位置として民主主義を挙げた。それが最も優れた形であって、同時に「民主主義」を御旗にした(程度の低い)他国への攻撃を諫める。
その根拠として、代表的な国スイスでさえ女性参政権が1990年までなかったカントンアッペンツェーラーがあることをして、決して他国を上から見下ろしてとやかく言えるものではなく、先ずは私たちが民主主義へと日夜絶え間ない努力をしていくことでしかないと語る。
つまり、違う社会的な発展をしている社会出身の人に対して、そのような視線を送るべきではないとしている。ロシアのパスを持っているからとして嫌疑をかける正当性が何処にあるだろうと疑問を投げかける。当然の事乍ら、繰り返して人道に反するウクライナ侵攻の恥さらしには大きな声を上げる。
勿論個人的には、発言の自由が保障されてそしてそれを推奨してもお咎めの無いものを得ていることは掛け替えのないことだが、この様な状況は世界のとても少数の人にしか与えられていないと発する。だから音楽芸術においても、それが何処に所属するかなどは興味がないとする。
実際にそのエポックによっては必ずしもその流派に属するかなどは決して容易ではないとして、ヴェルディをフランス人、モーツァルトをバイエルン人、そして父親系列からすればシュヴェビッシェからの移民背景があったのだとして会場の笑いをとる。
この話によって、同時に出自や性や肌の色、そして国籍などのよっての差別ではないものが民主主義であるとしていると同時に植民地主義的な文化的な背景を持った民主主義を非難している。
ここまで聞けば、この人が今最も首都ベルリンのウンターデンリンデンの歌劇場の次期音楽監督に近い人である事の疑いを持たないだろう。
Friedenskonzert für die Ukraine | 9. März 2022 |
参照:
Demokratie und Kultur, GMD Cornelius Meister hielt im Rahmen des Konzerts eine Rede, 09.03.2022
音楽劇場のそのセンス 2022-03-08 | 音
一派の枢軸となるだろうか 2021-12-28 | ワイン
そこでの劇場の音楽監督コルネリウス・マイスターの挨拶が良かった。この手の演説の一面的で表面的なものではない音楽家的な感性での発言だった。既に劇場のサイトにはその要約が載っているが、その口調とか話しぶりも含めて、とても気障っぽく人気がない指揮者のその人物像を表していた。
芸術文化の基本には民主主義があってそれは2400年の歴史を遡る。これに関しては様々な意見があるかもしれない。しかし、話者が立つ位置として民主主義を挙げた。それが最も優れた形であって、同時に「民主主義」を御旗にした(程度の低い)他国への攻撃を諫める。
その根拠として、代表的な国スイスでさえ女性参政権が1990年までなかったカントンアッペンツェーラーがあることをして、決して他国を上から見下ろしてとやかく言えるものではなく、先ずは私たちが民主主義へと日夜絶え間ない努力をしていくことでしかないと語る。
つまり、違う社会的な発展をしている社会出身の人に対して、そのような視線を送るべきではないとしている。ロシアのパスを持っているからとして嫌疑をかける正当性が何処にあるだろうと疑問を投げかける。当然の事乍ら、繰り返して人道に反するウクライナ侵攻の恥さらしには大きな声を上げる。
勿論個人的には、発言の自由が保障されてそしてそれを推奨してもお咎めの無いものを得ていることは掛け替えのないことだが、この様な状況は世界のとても少数の人にしか与えられていないと発する。だから音楽芸術においても、それが何処に所属するかなどは興味がないとする。
実際にそのエポックによっては必ずしもその流派に属するかなどは決して容易ではないとして、ヴェルディをフランス人、モーツァルトをバイエルン人、そして父親系列からすればシュヴェビッシェからの移民背景があったのだとして会場の笑いをとる。
この話によって、同時に出自や性や肌の色、そして国籍などのよっての差別ではないものが民主主義であるとしていると同時に植民地主義的な文化的な背景を持った民主主義を非難している。
ここまで聞けば、この人が今最も首都ベルリンのウンターデンリンデンの歌劇場の次期音楽監督に近い人である事の疑いを持たないだろう。
Friedenskonzert für die Ukraine | 9. März 2022 |
参照:
Demokratie und Kultur, GMD Cornelius Meister hielt im Rahmen des Konzerts eine Rede, 09.03.2022
音楽劇場のそのセンス 2022-03-08 | 音
一派の枢軸となるだろうか 2021-12-28 | ワイン