ベルリンの大統領官邸からの中継が急遽決まった。ベルリナ―フィルハーモニカーが演奏することから、地元のRBBTV生中継、デジタルコンサート無料中継並びに官邸サイトでのストリーミングが同時に発表された。
そしてロシア出身のイスラエル人ピアニストキーシンが独奏、キリル・ペトレンコが数曲振ることになった。しかし前日夜半にはペトレンコが健康上の理由でキャンセルした。代わりに日本の女流指揮者が振ることになった。復活祭にも関係のなさそうなアシスタントなので手が空いていて準備をしていたのだろうと思われる。
そのような塩梅で最早誰も注目しなくなった催しものなのだが、出演者はロシア人やベラルーシ人で、辛うじて作曲家だけはキエフから逃げてきた作曲家の曲が演奏されて、当初のプログラムから変更して自作自演でくどくどと演奏していた。なるほどECM好みの作曲家である。
まさしく、奥さんと娘さんで列車で国境を越えてきたようでトレーナーを着て着のみ着のままの感じがよく出ていたが、意気地がないのかあまり長くは演奏していなかった。
しかし、ペトレンコのキャンセルの真相が気になった。そして分かった。前日に在独の無礼なウクライナ全権大使がこの催し物への参列を辞退したどころか、ロシア、ベラルーシばかりでウクライナ人が出ていない、侮辱であると叱責していたのだった。そうなればロシア出身のペトレンコが態々下らないウクライナ作曲家の作品を指揮する必要もなくなる。それが真相であろう。
本来は、ロシアの大統領文化顧問が週中にバレンボイムの声明を引用して声明したように、ベルリンでその反論をするべき機会でもあった。しかしそれ以前にウクライナ側からいちゃもんをつけられた。そして大統領もロシア人やベラルーシ人演奏家へのボイコットに警告を発することはしなかった。そして国民にはウクライナ支援を要請した。これが現在のベルリンの政府の未熟な外交姿勢であり、大失敗に終わった元外務大臣のシュタインマイヤーの企画と声明であった。
これから分かるように、我々が公開文章としたものの趣旨とは遠く、ベルリンの独連邦共和国政府は、二つのネトウヨ国の間で無様な外交姿勢を見せているに過ぎない。それどころかこの無礼なウクライナ大使は、人が死んでいるときにロシア音楽の文化の中で翻弄されるウクライナではないと書いて、婉曲ながらネトウヨの本性を見せている。
要するに我々がこうしたウクライナのネトウヨ連中とも付き合うわけにはいかないという事ははっきりしている。そして独大統領は既に紛争は長期化してドイツ市民の生活にも影響が出てくると警告している。
外交手腕で何も出来なかったものを国民にそのつけを回そうとするのは解せない。コロナ禍の様に殆ど不可抗力のようなものとは異なるのである。この様な失態ばかりで、大統領に再選されるというのが最早政治問題ではなかろうか。連立政権に力がないだけなのだ。
参照:
遠くから想うソヴィエト 2022-03-27 | 文化一般
公演曲目を確認する 2022-03-14 | 歴史・時事
そしてロシア出身のイスラエル人ピアニストキーシンが独奏、キリル・ペトレンコが数曲振ることになった。しかし前日夜半にはペトレンコが健康上の理由でキャンセルした。代わりに日本の女流指揮者が振ることになった。復活祭にも関係のなさそうなアシスタントなので手が空いていて準備をしていたのだろうと思われる。
そのような塩梅で最早誰も注目しなくなった催しものなのだが、出演者はロシア人やベラルーシ人で、辛うじて作曲家だけはキエフから逃げてきた作曲家の曲が演奏されて、当初のプログラムから変更して自作自演でくどくどと演奏していた。なるほどECM好みの作曲家である。
まさしく、奥さんと娘さんで列車で国境を越えてきたようでトレーナーを着て着のみ着のままの感じがよく出ていたが、意気地がないのかあまり長くは演奏していなかった。
しかし、ペトレンコのキャンセルの真相が気になった。そして分かった。前日に在独の無礼なウクライナ全権大使がこの催し物への参列を辞退したどころか、ロシア、ベラルーシばかりでウクライナ人が出ていない、侮辱であると叱責していたのだった。そうなればロシア出身のペトレンコが態々下らないウクライナ作曲家の作品を指揮する必要もなくなる。それが真相であろう。
本来は、ロシアの大統領文化顧問が週中にバレンボイムの声明を引用して声明したように、ベルリンでその反論をするべき機会でもあった。しかしそれ以前にウクライナ側からいちゃもんをつけられた。そして大統領もロシア人やベラルーシ人演奏家へのボイコットに警告を発することはしなかった。そして国民にはウクライナ支援を要請した。これが現在のベルリンの政府の未熟な外交姿勢であり、大失敗に終わった元外務大臣のシュタインマイヤーの企画と声明であった。
これから分かるように、我々が公開文章としたものの趣旨とは遠く、ベルリンの独連邦共和国政府は、二つのネトウヨ国の間で無様な外交姿勢を見せているに過ぎない。それどころかこの無礼なウクライナ大使は、人が死んでいるときにロシア音楽の文化の中で翻弄されるウクライナではないと書いて、婉曲ながらネトウヨの本性を見せている。
要するに我々がこうしたウクライナのネトウヨ連中とも付き合うわけにはいかないという事ははっきりしている。そして独大統領は既に紛争は長期化してドイツ市民の生活にも影響が出てくると警告している。
外交手腕で何も出来なかったものを国民にそのつけを回そうとするのは解せない。コロナ禍の様に殆ど不可抗力のようなものとは異なるのである。この様な失態ばかりで、大統領に再選されるというのが最早政治問題ではなかろうか。連立政権に力がないだけなのだ。
参照:
遠くから想うソヴィエト 2022-03-27 | 文化一般
公演曲目を確認する 2022-03-14 | 歴史・時事