朝食もコーヒーも無しに14時まで動いた。タイヤ交換に出かけて渋滞にも巻きこまれる。来週も歯医者だが少し早いので余計に混む。但し手前で降りるから、渋滞の車はBASF本社工場群への通勤者が殆どだから、その時間には解消している筈である。
気になっていたブレーキペダルの切り替えがやはり壊れたままで、交差点で待っていると親切に後ろの爺さんがストップライト点いていないよと教えてくれた。ここ暫くこういう状態で走ってたことは車検が切れているよりも恐ろしい。そのあとそれに気が付いてゆるゆる走っていても後ろから鳴らされたりすることがあった。緊急停止灯を点滅させて走るべきぐらいだった。
こうなると流石に此の侭では家に帰れない。タイヤ交換のお兄さんはブレーキディスクも替える必要があるが、既にパッドがもあまり残っていないと話していた。マイスターに相談する前に問題が解決しないか支店の工場内で乗り回してみたが、直りそうになかった。それで相談。こうなれば代車を借りてと思っていた。
しかしマイスターがその方に詳しくて、スイッチが壊れていると判断して、部品も在庫があると直ぐ分かり、自分で取りに行った。まさかと思ったが、その場で15分ほどで直せるとなった。部品代も50ユーロも掛からず、仕事賃無料となった。こういうことをされるとやはりもう一台いい車を買いたくなる。直ぐに直って、今迄数年問題だった点も直っている。マイスタ―が急いで怪我して血を流した手を見せたので、ワインをお礼するわと名前を貰っておいた。決して安くない新車を買わせる動機づけになるのはこういうところである。
日曜日には漸くバーデンバーデンの復活祭メインプログラム新制作「スペードの女王」のお勉強の音資料を流した。アスミク・グリゴーリアンが登場する予定だったときは彼女の推薦の父親が歌ってゲルギーエフが指揮しているメトロポリタンでの録音を準備しておいた。しかし彼女も降りて、更にゲルギーエフ指揮のチャイコフスキーには嘘があることに気が付いたので、あまり参考にならないとなった。そしてその代わりのものを探したのだが、それが可也難しい。勿論西欧においては中々本格的な演奏をするのが難しいのを前提として、ゲルギーエフのような修正主義的なものでないとするとソヴィエト時代の模範演奏となるのだが、どう見てもその指揮者の面々から繊細な音楽が流れてくるとは思えない名前ばかりが出てきた。恐らくソヴィエト風はヤンソンスなどの世代なのだろうが、それに匹敵するような名前も浮かび上がらなかった。
そこでYouTubeで出てきたのが小澤征爾指揮のもので、特にヴィーンのそれは当時紹介の時に出かけたことがあるので、その時のフレーニなども懐かしかしい。そして小澤が何が出来て出来ないかはよく分かっている。お勉強には決して悪くはないと思った。一幕を流したが、その通り曲の構造は結構分かりやすいと感じた。12拍子から始まって厄介なのだが、そしてこちらはロシア語のイントネーション迄分からないので、気楽である。同時にこれはこうだなと楽譜を見ていると矯正できるぐらいに慣れてきている。そしてペトレンコ指揮ベルリナーフィルハーモニカーならこう来るだろうというのも見えてくる。小澤はやはり天才だ、楽譜だけでここまでの音楽を引き出せる。それがオーセンティックでなくても、今のヴィーンの国立劇場でこれほどまでの音楽が鳴っているだろうかと当然の事乍ら思わせる演奏である。
写真;帰り道にいつものパン屋で購入したバベス、マツィパンやらが巻き込まれている。英語のベーブの事だ。
参照:
どっちでもよかったんだ~ 2022-03-10 | 女
ヒューマニティーを 2022-03-24 | 文化一般
気になっていたブレーキペダルの切り替えがやはり壊れたままで、交差点で待っていると親切に後ろの爺さんがストップライト点いていないよと教えてくれた。ここ暫くこういう状態で走ってたことは車検が切れているよりも恐ろしい。そのあとそれに気が付いてゆるゆる走っていても後ろから鳴らされたりすることがあった。緊急停止灯を点滅させて走るべきぐらいだった。
こうなると流石に此の侭では家に帰れない。タイヤ交換のお兄さんはブレーキディスクも替える必要があるが、既にパッドがもあまり残っていないと話していた。マイスターに相談する前に問題が解決しないか支店の工場内で乗り回してみたが、直りそうになかった。それで相談。こうなれば代車を借りてと思っていた。
しかしマイスターがその方に詳しくて、スイッチが壊れていると判断して、部品も在庫があると直ぐ分かり、自分で取りに行った。まさかと思ったが、その場で15分ほどで直せるとなった。部品代も50ユーロも掛からず、仕事賃無料となった。こういうことをされるとやはりもう一台いい車を買いたくなる。直ぐに直って、今迄数年問題だった点も直っている。マイスタ―が急いで怪我して血を流した手を見せたので、ワインをお礼するわと名前を貰っておいた。決して安くない新車を買わせる動機づけになるのはこういうところである。
日曜日には漸くバーデンバーデンの復活祭メインプログラム新制作「スペードの女王」のお勉強の音資料を流した。アスミク・グリゴーリアンが登場する予定だったときは彼女の推薦の父親が歌ってゲルギーエフが指揮しているメトロポリタンでの録音を準備しておいた。しかし彼女も降りて、更にゲルギーエフ指揮のチャイコフスキーには嘘があることに気が付いたので、あまり参考にならないとなった。そしてその代わりのものを探したのだが、それが可也難しい。勿論西欧においては中々本格的な演奏をするのが難しいのを前提として、ゲルギーエフのような修正主義的なものでないとするとソヴィエト時代の模範演奏となるのだが、どう見てもその指揮者の面々から繊細な音楽が流れてくるとは思えない名前ばかりが出てきた。恐らくソヴィエト風はヤンソンスなどの世代なのだろうが、それに匹敵するような名前も浮かび上がらなかった。
そこでYouTubeで出てきたのが小澤征爾指揮のもので、特にヴィーンのそれは当時紹介の時に出かけたことがあるので、その時のフレーニなども懐かしかしい。そして小澤が何が出来て出来ないかはよく分かっている。お勉強には決して悪くはないと思った。一幕を流したが、その通り曲の構造は結構分かりやすいと感じた。12拍子から始まって厄介なのだが、そしてこちらはロシア語のイントネーション迄分からないので、気楽である。同時にこれはこうだなと楽譜を見ていると矯正できるぐらいに慣れてきている。そしてペトレンコ指揮ベルリナーフィルハーモニカーならこう来るだろうというのも見えてくる。小澤はやはり天才だ、楽譜だけでここまでの音楽を引き出せる。それがオーセンティックでなくても、今のヴィーンの国立劇場でこれほどまでの音楽が鳴っているだろうかと当然の事乍ら思わせる演奏である。
写真;帰り道にいつものパン屋で購入したバベス、マツィパンやらが巻き込まれている。英語のベーブの事だ。
参照:
どっちでもよかったんだ~ 2022-03-10 | 女
ヒューマニティーを 2022-03-24 | 文化一般