Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

徴兵免除の音楽宣伝活動

2022-04-26 | 料理
キエフの交響楽団のドイツツアーが始まる。キエフ陥落を目前に広場での演奏が生中継されていた楽団の本体である。イタリア公演中に侵攻勃発で帰国不可能となった。するとキエフで演奏していたのは参加しなかったメムバーと昔のインテリ指揮者だったのか。冴えない音しか鳴っていなかった。

兎に角、首席指揮者ガッジェーロはフランクフルトターアルゲマイネ新聞によるとイタリア出身でドイツで学んでフランスでも教鞭をとっている。

先ずテークオフとしてドレスデンの文化宮殿からのコンサートがYouTubeのドイチェヴェレチャンネルで生中継される。一月の公演からのヴィデオもあるのでそれも参考にしてみたいが、その腕を観たい。

インタヴューではなかなかいいことを語っていて、ウクライナで指揮するようになって、その姿勢から演奏の都度学ぶことがあると語っている。基本的には欧州の中での文化の芸術の音楽の在り方を体得してもらい、それは同時にヨーロッパ人として共通の文化地盤という事であるらしい。同時にその音楽は、民族主義的なものから欧州的なものへそして世界的な普遍的な文化であるということでもあるらしい。

つまり同時にインタヴューに答えているウクライナの若いヴァイオリニストは、現時点ではロシア音楽を、それも西ウクライナ出身のプロコフィエフも演奏などすればロシアのプロバガンダに寄与することでしかないとするが、それは最終的には各々の判断だとしている。幾らかは西欧で学んだ気配を感じさせるが、この楽団の無期限延長ツアーは、ウクライナの文化省だけでなく国防省の後援を受けているという。つまり、男性の楽団員も兵役を公式に免除されているという事になる。更に情報省にも公認されているのでそのものプロバガンダ楽団として活躍している。

それならば滞在費等は公的な支援を受けていることになる。同時にこの楽団のツアーの収益はユニセフに寄付されるとある。またオクサーナ・リニヴが率いるユース楽団ツアー実施への寄付活動も支援するとある。
Kyiv Symphony Orchestra, Luigi Gaggero & Diana Tishchenko (violin) | Kulturpalast Dresden


一週間前にパリ風棒々鶏を夜食に作ったスープが残っていたので、鶏の入っていない味飯につかった。温めて見て味の変化がなかったのを確認して蒸発させて量を半分以下にして使った。未だにおかしくはなっていない。大丈夫であった。味も悪くはなかった。再びリースリングに合わせた。その時はラインガウのグランクリュ2016年産グレーフェンベルクだったが、今回は一本余った2018年産フォルスターで尚よかった。

特製ソースも素晴らしかったのだが、なによりも数分で火を消して蓋をしておいておくことで味が出てしまうことなく棒々鶏を愉しめた分、今度はスー^プの味は薄めだった。だから凝縮した価値があった。結局二度の料理で火を使う時間はそれほど変わらないことになる。



参照:
大統領の椅子のような 2022-04-25 | 生活
ワインに合うパリ風棒々鶏 2016-05-24 | 料理
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