Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

次なる夢をみたい春

2023-02-19 | 雑感
体重減少が明白だ。筋肉が落ちている可能性も否定できないのだが、何よりも皮下脂肪が取れてきている。特に下腹の感じは今迄もあまりないぐらいにいい感じで、胸も小さくなって、あんこ型から肩の線がはっきりするようになった。洋服のシルエットが改善する筈だ。筋肉が浮かび上がる反面若干皴っぽい感じになるので筋肉を付けないと美容上は良くない。もう少し裸体にも自信を持てるようになりたいものだ。

ベットカヴァーが不要になった。暖房が上手く入っているからではあるのだが、来週散髪後に洗濯できると思う。体重の変化には新陳代謝が大きく影響していると思う。言及した様にコロナ期間はついついエコ代謝人になっていたのは間違いがない。幸か不幸かこうして代謝が促進される状況にいて幸いである。走りの感じもそれ以前に戻って来た感じもあって、足の調子さえよければアクセルを踏めるようになってきた。パンツを脱ぐ頃には再び挑戦できるようになるだろう。

バーデンバーデンで稽古が始まった。既に舞台も運ばれてきているようで、音楽監督のペトレンコも見に来ているだろう。意外なことに既にコッホらの歌手が集まっていて演出のステイヤーが話をしている。

14トンに及ぶタッパの高い舞台は色々と想像させるのだが、ト書きにはないところで如何に現実味をふくらまして、その作品内容を観客に近づけるかだろう。要するに音楽的となり、ペトレンコが理想とするところに到達するかどうか。

記憶から辿れば、ミュンヘンでのそれはヴァリコスキーの演出である程度の抽象性もあって決して悪くはないと思うのだが、その音楽的な表現が自由に羽ばたいたとは思われない。批評では今も残っている映像などでミュンヘンの劇場の歴史の中でペトレンコが何を為したかがそれで記録されていると絶賛されている。

しかし、音楽的にもまだまだ表現しきれていなかった曖昧さが残されていたのは、少なくとも再演で経験した感想であった。今回はその初日シリーズと比較して少なくとも影の無い皇后とその乳母の二人の声は大分柔らかい。

ベルリナーフィルハーモニカーが如何に声に寄り添って奏でるかに関しては全く心配の要らない所なのだが、特に三幕におけるアドルノが批判したようなややもすればアマルガウのその響きがどのように鳴るのかなど期待は大きい。

演出家の照会でバーゼルのシュトュックハウゼン「木曜日」をあげるならばやはり指揮者のティテュス・エンゲルを忘れて貰っては困る。フィルハーモニカ―がいなくなればエンゲルが復活祭をやる様になればと次なる夢をみたい。

金曜日のベルリンからの中継を聴いていてもやはりラトル時代の鳴りとは変わって来ていて、楽曲によりより味わい深いバランスで鳴るようになってきている。ピンチャーの指揮もよく整理はしていた。リゲティのレクイエムはもう少し繰り返して聴いてみないと駄目である。やはり複雑で鳴らすというだけでならない。その点は作曲家に叱責された嘗てのサロネン指揮とは異なり、丁寧な仕事をしているようには感じた。リゲティの演奏に関しては、ノット指揮等もあの問題の大きかったフィルハーモニカーでの流れとなっているようだ。



参照:
昼光色蛍光灯ではない期待 2023-02-18 | 雑感
賞総なめの音楽劇場指揮 2023-01-17 | 音
コメント
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