Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

重なり感がないこと

2023-08-19 | 生活
序に購入したパジャマが届いた。早速袖を通し脚も入れてみた。以前よりも大きな感じがするのは、縫製がゆったりしている事と小さめに慣れてしまっていることの両方だろう。勿論袖と足首の締めがなければ長過ぎて使い辛い。XL56の182cm向けとなっていて、もう一つ上のXXL56が183cm、更に上は185cmが上限となっている。56の着用の記憶はあるようなのだが、何をするにも長過ぎた。

生地のシングルジャージがセカンドブランドにしてはいい感じで全く文句はなく、洗濯後の伸びだけが気になる。足首も写真の様に大き目に開けてあって、洗濯で緩んで来たら考えればよい。綿であるから少し縮むとは思うが分からない。絶対に伸びてダラダラしてくるのは襟元だけで、それは厳寒には不利になる。出来れば秋口などに浴衣風に寛ぎたい寝巻である。兎に角価格が29ユーロということで文句のつけようがない。

「英雄の生涯」の名録音を聴く。手元にはショルティ指揮ヴィーナーフィルハーモニカーの1978年の録音である。当時のヴィーナーフィルハーモニカーがよくやっていて、ソロは二十歳代のライナー・キュッヒルが弾いている。技術的には冴えているのだが、あまり何も語らないのは、ショルティ指揮の演奏と相似である。フレーズをしっかりと出して音節をはっきりさせることで、この曲の魅力であるカスケード状の重なり感に欠け、歌えば歌うほど無意味になる傾向が強い。ショルティ―指揮が不必要にまで音化するといわれるそのもので、同デッカレーベルではオペラ名録音も沢山残しているのだが、そこ迄の音楽的な印象が残らない。

現在の関心事は、来週末に迫ったベルリナーフィルハーモニカーのシーズン初日において、これまで復活祭で二回ほど本番練習したこの曲の演奏がどうなるのか、そして前半のレーガー作曲「モーツァルトの主題による変奏曲」とどの様に組み合わされて一夜の祝祭的なプログラムとして完成するのかである。

レーガーの曲は比較的短く、「英雄の生涯」も40分少々の曲であるから、両方合わせても70数分しか掛からない。ペトレンコ指揮で今迄で最も短いプログラムであろう。その様なこともあり何処迄集中した演奏になるのかどうか。

復活祭の感じでは確かにパウリーナの音楽は語るのでそれなりの充実度が期待されるのだが、それ以上に大きな若しくは釣り合いの取れたヒーローの物語が語られるのかどうか。

なるほど前半のレーガーの曲では徹底的に対位法的な発展の絡み合いから多くの事が生じそうなのであるが、こちらはまだお勉強しないとその可能性がよく見えない。

再び本格的な夏空が戻って来た。来週末までは暑い日々となりそうで、それが終われば本格的な秋になるだろう。吹く風に落ち葉が俟ったりしているのでここに来ての暑さは残暑でしかない。しかし、7月には胃腸の調子も崩していて、例年よりも関節などにも疲れ感があって夏バテ感がある。あまり冷たいものには手を出さずに一挙に秋に備えたい。

夏休み明けの洗濯屋に7月のシャツを出しておいた。9月は続けての旅行が重なるので、予備がないと困ることがあるかもしれないので、来週には回収する予定である。



参照:
独音楽正統的継続の英雄 2023-08-18 | 雑感
彫塑の必要な若者様式 2023-04-17 | 音
コメント
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