Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

反「不寛容」という主題

2021-06-16 | 文学・思想
SSDが届いた。早速PCに入れて、スティックに入れたMintウリッサを回してみる。想定以上に容易にセッティングが出来て、音出しまで30分も掛からなかった。結果そのままで48kHzサムプリングレートでYouTube再生が可能だった。今迄の44,1kHzとは大きな差である。早く音楽専用で使いたくなった。

また、Winでは使えなかったブルーテュース接続も叶って、ハードだけでなくソフトの問題でもあると分かった。兎に角ハードをとことん使いこなすという事では機械言語を使うLinuxに勝るものはない。

問題はミニノートブックに比較して画面も大きく電気量も多いので熱も持って若干ファン音が大きい。夏だからではあるが、音楽専用にしようと思えば消音処置が重要である。モニターを暗くするとか、ファンの調整をするとかソフトで制御する方法はあると思う。

本格的にSSDにインスト-ルする前に手順を考える。パーティションは自動でもよいだろうか。PCの名称も考えておこう。先ず、Wlan接続を済まし、低遅延化する。

早めにWinからもリモートデスクトップを使えるようにRDPをインスト-ルする。VNCをインストール。一度やっている手順を大体頭に描くが、やはり時間を取る必要がある。

月曜日のベルリンからの会見内容を色々を思い出すと中々感慨深いものがあった。キリル・ペトレンコのお喋りはスマートなものでは無かった。何故かなと考えると見えてくるものがある。一つには、「不寛容に対する声明」をしたことで、言い方によっては政治的なメッセージだった。迫害されたユダヤ人作曲家を特集して取り上げたことで、若干の違和感があった。なぜならば幾つかの事件は起こっているのだが、それほど酷い状況では無いからだ。そのそも反イスラエルの声が、しかし、そこで話している不寛容や人種主義は、どうもオープンを装ってなされるトラムプ的な潮流を指していたようだ。そこに危険な芽があるという観察らしい。これは、ユダヤ系の若いピアニストイゴール・レヴィットなどがAfDを直接攻撃するのとは異なり、より芸術的なメッセージになっている。

そのプログラムが上海公演前に演奏されて当地でも演奏されるとすれば、決して中共政府から咎めを受けるものでもないが、より高度な知的な意味を持つ。当然ながら背後には独政府の外交方針の後押しがある。ある意味、とてもリベラルなペトレンコが反ユダヤ主義に向き合うという立場を利用して、実は最初に挙げた「不寛容」を重点若しくは主題と言い直したようにそこに重きが置かれている。まさしく中共のウイグル政策など独政府が何かを言わなければいけないとすれば、その「不寛容」に代表され得る。ペトレンコにとっては同時にイスラエルへの若しくは原理主義ヘブライズムへの批判にもなっていると理解した。



参照:
ロストジェネレーション 2021-06-15 | 文化一般
平和、寛容への合同演奏 2018-09-11 | 歴史・時事
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ロストジェネレーション

2021-06-15 | 文化一般
朝十時から中継があった。ベルリナーフィルハーモニカーの来シーズンのプログラム発表である。モットーは「忘れられた世代」。勿論そこにはコロナ禍を乗り越えての感興も含まれる。月曜日の過去24時間の陽性者数が遂に八カ月ぶりに千人を割り、死者も10人になった。そのような感興である。

キリル・ペトレンコは、苦しい期間だったがその中にも肯定的なことがあって、尋常ではない集中した練習からより皆が近づけたと話し、そして彼自身にとっての大切なことを身に着けて貰って、その目安を築けたとした。

年回の重点に、先ずは不寛容への厳しい態度を示すとして、5月のユダヤ人作曲家のみのプログラムを挙げた。シュールホッフ交響曲二番とツェムリンスキー抒情交響曲の間に忘れられたトリノの作曲家シニガーリア。そしてリゼ・ダヴィドセンとの初共演。上海公演の前に演奏される。

毎年オープニングは核レパートリーでの大きな曲として今回はシューベルト。また秋にはメンデルスゾーンに対してショスタコーヴィッチを持って来て、それはソヴィエトにおける反ユダヤ主義への早い抵抗の標だとしている。

新たに始まる教育プロジェクトはファミリーコンサートと称して6歳からのコンサートを二回振る。専門的な司会者を付けて、「火の鳥」と「ヨランテ」。双方ともその後復活祭で完全演奏されるものである。

そして何よりも、今年復活祭に舞台上演される予定であり、それが延期されたコンサート形式も5月に実現しなかった「マゼッパ」の演奏が11月にバーデンバーデンで為されることが明かされた。最初からネットでは支配人のスタムパがスタンバイしているとあって、なにかなと思っていたが、これに関して記者に答えたのだろう。

なによりもペトレンコが、全てのキャストの快諾を得て、練習はベルリンでばっちりと整えてあるので、音楽家としての魂が満たされるのが嬉しいという時の表情は格別だった。我々聴衆にとっては昨年の「フィデリオ」のショックは大きかったが、これを見てそうなのかと思った。来年のアスミク・グリゴーリアンの夢のような配役とした「スペードの女王」への重要な布石なのだろうと分かった。たとえ舞台が無くてもということだ。

それによって前半は同シーズン一回目の中共旅行が目されていたことが明らかになり、後半の注目された韓国、日本旅行に関しては、ツェッチマン支配人からフラフラと定まらずにどうなるか分からないとあった。状況が好転することが希望されるが、日本から「東京オリムピックさえなければ」という言葉は聞きたくないと改めて感じた。



参照:
無価値なストリーミング 2020-04-21 | 音
心拍52でノンレム睡眠落ち 2021-03-16 | 生活
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爪楊枝では駄目な話し

2021-06-14 | マスメディア批評
指揮棒の話しが載っている。制作しているのはパーカッションのマレットなどで有名な1888年創業のROHEMAである。元々も指揮棒が重要だったのだが他の分野が拡張された家族企業で、最後の跡継ぎが当代当主マティアス・ヘリンガー。東独時代にはインターコンチのレストランの箸なども引き受けて生きながらえたようである。

現在の直接の顧客としてはバレンボイムとティーレマンが挙がっていて、ここのモデルを楽器商などで購入しているのは、ナガノ、ヤング、メータ、ラトルなどである。

そのナガノは、メールでバランス、重さ、手に馴染み易いかなどその他多くが条件だという。またルツィカは親指と中指の間の人差し指の延長だと答える。ティテュス・エンゲルは、「バランスが重要で、重さを感じない様に手に馴染んで軽い感じで」と語る。また、「練習時と本番で替えないようにしないと、それだけで誤解が生じる。」と言う。

バレンボイムにおいてはシュトラウスモデルの43㎝を所望して珍しく、ティーレマンに至っては自らやって来て、47㎝で更に手元に数センチ重心を寄せるために重しを入れてあるという特別な作り。昨今は短くなっていて鉛筆でもいいという事になってとオーナーは不機嫌だ。

木の場合はライン平野のそれがいいらしいが、技術的なノウハウではとても撥であるマレットの綿巻きの難しさには及ばないようだ。それでも上の様に重心の問題があるが、ファイバーにコルクを好んでいるエンゲルに言わせると「最初の頃は指揮棒を飛ばすのは痛いと思っていたのだが、力が抜けているという事で悪くないことだと思い出した。指揮で一番大切なのは動きが意識的でなくなるところで、それが演奏に繋がると確信している。」と語る。最近は見ていないが、確かにそういう所を抜いている指揮を昔から心掛けていたと思う。それがあのたゆたゆとした音楽の流れや響きになっている。

ベルリンのリーデルで購入しているというエンゲルの「指揮者の響きが魔法の様に呼び起こされるというのは、とても気に入っていて、職業としての素晴らしいシンボルになっている。」と指揮棒に対して拘りで結んでいる。

日本ではNHKのBS放送で未明に放映されるコルンコールト作「死者の都」の世界最初の放映を前に、改めて同レーベルのテークオフを飾ったマーラーの七番交響曲を流している。やはりこの演奏は何度聴いてもペトレンコのミュンヘン時代の指揮の頂点に違いないと思う。同時に先日後任音楽監督のユロウスキーが語っていたように、この録音から歴史的なリヒャルト・シュトラウス指揮録音やカルロス・クライバー指揮のその伝統がとても良く滲み出てきている。この世界最古とされる座付楽団の深い歴史を感じないわけにはいかない。

来年の五月のフェストにはティテュス・エンゲルがデビューすることになるが、その指揮とこの楽団の相性はいいと思っている。成功に導いて、いい関係を築いて欲しい。



参照:
Auf Biegen und Brechen, Jan Brachmann, FAZ vom 12.06.2021
ミュンヘン新体制の船出 2021-06-11 | 文化一般
ストッキングを被る男 2021-01-22 | 雑感
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文化を底支えする武闘派

2021-06-13 | 料理
朝一番で出かけた。10時からミュンヘンのオペルンフェストシュピーレの発券があったからだ。だから7時前にパンを買って、過ぎには走る準備をした。陽が昇ると暑くなるので早い方がいいが、心臓が付いて行かない。

砂利道に苦しみながら大汗を掻いて無事下りてきた。マウンテンバイクの親仁たちがそれを見て走るのもいい運動だと言っていたが、結構堪える。道が閉鎖されたりしていたが、肉屋に寄って、何とか9時前にはコーヒーも湧かして臨戦態勢。

既に注文の籤で売り切れている新制作など以外の再演などが一挙に発売された。二種類のIPナムバーを駆使して、直前に自動的に割り与えられる待ち番号のましな方が1850番ぐらいだった。初めて貰う大きい番号だったので、半ば諦めながらも、目指す再演「サロメ」が売り切れないのを確認していた。通常は開始後30分過ぎにはもうあまり買えなくなるのだが、今回は「サロメ」だけでも二日間公演があったので50分ほど経過して入室すると、まだ残っていた。バルコン等の最前列を二種類二枚購入した。一枚は交換用の素材として購入することにした。本命の新制作の席を入手する為にはそれなりの材料が欲しかったからだ。購入しようとしたらカードの番号が間違って違う席を選ぶことになった。幸い同価格帯で場所は悪くなったが何とか購入出来た。残念ながら金券が使えなかったので、月曜日にでも劇場に電話して苦情しようと思っている。

これで7月28日からミュンヘン近郊に滞在して、29日にはザルツブルクへと出かける日程が、徐々に定まってきた。恐らくその前に二度ほどミュンヘンに出かけると思う。肝心の入券はまだ決まらないが、有り得る入場者増員がなされた時には直ぐに対応しなければいけない。先ずは楽劇「トリスタン」をお勉強しておきたい。何はともあれ、一つでも確定したので気持ちも定まった。

最初からの戦略通りである。兎に角ミュンヘンには何晩も掛けて入場券を買うような人が300人以上はいて、今年はそういう武闘派がコロナ禍の為に並んで購入する機会を失ったので、その人達が考えることは皆同じである。早速交換に「サロメ」二枚組が出ていた。そういう人たちを救済することはとても大切であり、政治家がやるべきことなのだ。劇場を、ミュンヘンの文化を底支えている人達であるからだ。

八百屋内の別会計で買い難かった白アスパラガスを購入した。屑を3ユーロ弱購入した。冷蔵庫に入れて古くなってきたので一挙に青椒肉絲のピーマンの代わりに炒めた。ソースを検討したが白ワインと塩コショウとバター炒めして、ホースラディシュソースとした。思い付きのレシピ―としては上手く行った。反省点は思ったよりもバターで味が付くことと、それに比してホースラディシュは大分量を入れないと味が薄いことだ。次回は白ワインに合わせて繊細な味筋に出来ると思う。



参照:
アスパラガスも終わり 2019-06-04 | 料理
破壊された壁画への観照 2019-07-13 | 文学・思想
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再出発のドレスデン

2021-06-12 | マスメディア批評
中共で人気のヴァルトビューネコンサート実施が決まった。ベルリンの森に6000人を集めて行われる大野外イヴェントである。昨日連邦共和国で合意された基準に基づく。先ずは昨年から順延されていたパーカッション主体のもので、22000人収容のところを人数制限などによって追加公演が8月26日に開かれる。

そこで、シーズンオープニングに先立ち、同プログラムを野外で演奏するようで些か驚いた。放送もなければ客層も違うので問題がないのだろう。一度でも演奏することが出来れば、オープニング、ザルツブルク、ルツェルン、パリへと練られていく。そしてフランクフルトと極東ツアーと繋がるであろう。

追加公演だけでは捌けないので来年の上海公演後に同じようにオープンエアーのヴァルトビューネで演奏するのは、リアドフ、ラフマニノフ、ムソルグスキーとなっている。ピアノのトリアノフが上海にも帯同するのかも注目される。

ドレスデンのゼムパーオパーの人事が発表された。次期支配人に現グラーツ歌劇場支配人のノーラ・シュミットが指名された。将来を見据えたオペラ劇場を切り開く女性となる。元々ゼムパーオパーでも仕事をしていたという。一方のグラーツの方では驚きで迎えられているようで、この人が引っ張ってきた指揮者オクサーナ・リニヴに次いで支配人まで失う事になる。

当然のことながらドレスデンで学んだオクサーナ・リニヴが予想通りクリスティアン・ティーレマンの後を継ぐことはもうこれで殆ど決まった。確かにグラーツでの仕事ぶりを見ればドレスデンのゼムパーオパーもこれで爺婆観光客の目的地では無くて音楽芸術の発信地になることが予想される。

その管弦楽団シュターツカペレドレスデンは、現音楽監督の下でヴィーンでツアーを行ってとても良い評価を得ている。本来は、アテネやらに飛んで欧州ツアーを行う予定であったのだが、ヴィーンの二晩だけが残って、二回も国境を越えてバスで到着したらしい。チェコ経由である。

それでも楽員との関係は頗る良さそうで、シュターツカペレだけの判断ならば今回の解任劇のような話しにはならなかったであろうとしている。恐らくそれは事実であるかもしれない。成程首を切った文化相が語った様に今後も客演して欲しいというのは、一つには真実だったのだろう。



参照:
Dissonanzen in größer Harmonie, Michael Ernst,
Dresdens Neuanfang, Nora Schmid soll die Semperoper leiten, Jan Brachmann, FAY vom 9.6.2021
待てないティーレマン去就 2021-05-12 | 文化一般
天使が下りてくる 2020-09-21 | 文化一般


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ミュンヘン新体制の船出

2021-06-11 | 文化一般
ミュンヘン国立歌劇場新体制で初めての新シーズン紹介。予想通り司会者が仕切った。BRクラシックのプログラム編集長ノイホッフだ。セルジュ・ドルニーがそれに合わせてカンニングペーパーを見ながら語る。それはもうどうしようも致し方が無いが、用は足りた。レパートリーハウスは初めてのようだ。リヨンもモネー劇場も違ったようだ。

さてこのモルティエ―の後継者がミュンヘンで何をやってくれるか。モルティエ―一派としてはそこにしか関心が無い。全体の印象としては、音楽劇場の実現と社会的参加が明白だった。ドルニーの言葉では毎年新たな旅にそれも今迄望んでいなかったような方向へと観衆と出かけるとなる。

特に注目されるのが、五月に始まる新フェスティヴァル「ヨォマイ」でのフリードリッヒ・ハースの三部作「ブルートハウス」、「コーマ」、「トーマス」である。最初のが友人のティーテュス・エンゲル指揮クラウス・グート演出、真ん中がテオドール・クレンツィス指揮カステルッチ演出、ブロッホ指揮マーラー演出で元々はシュヴェツィンゲン音楽祭で世界初演されのだが全部を合わせて上演されるのは初めてのようだ。
Georg Friedrich Haas: Bluthaus (2010/2011)

Georg Friedrich Haas - Koma (opera) (2016)


上の二作はオペルンフェストシュピーレでのペンデレツキ「ルドーンの悪魔」サイモーン・ストーンズ演出と同様に演劇人が登場する総合音楽劇場作品でミュンヘンの劇場群が総力をあげてのプロジェクトとなっている。上演されるのは大劇場だけではなく芝居劇場でもあるという事である。

シーズンのオ-プニングはミュンヘンの街を出てアンスバッハでの無料のオープンエアーで新音楽監督が指揮してヨーナス・カウフマンが歌う。同時にミュンヘンでは最高額29ユーロで多くの市民にオペラを開放する。

秋にはショスタコーヴィッチ「鼻」を投獄中のセレブレニコフが演出して指揮する音楽監督ウラディミール・ユロウスキが面白いことを話していた。質問に答えて座付楽団から誰の影響を感じるかと問われて、リヒャルト・シュトラウス、ブルーノ・ヴァルター、ハンス・クナパーツブッシュ、サヴァリッシュ、そしてカルロス・クライバーの影響が残っているとしている。更にエーリッヒとの様に彼自身の父親との関係について問われて、彼自身と関係なく父親ミヒャエルがミュンヘンに招聘されたことを改めて「自分自身とは関係無しに呼ばれたことを特に喜んでいる」とくどい位に話した。

そして少年の時に指揮者になりたいというと父親ミヒャエルに「兵士の物語」を音も無しに暗譜で指揮しろと言われて一週間準備をして振ったら、認めてくれたというのである。



参照:
週末の視聴の備忘録 2021-02-15 | 雑感
飛び立つ白鳥と同一化 2021-03-02 | 文化一般
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32Bit処理のHDオーディオ

2021-06-10 | テクニック
プリペイドのSIMカードを発注した。アクティヴにしたり電話番号を移したりやってみないと分からないが、カード自体は5ユーロしなくて、10ユーロ分使えるので、アクティヴになれば使ってみれる。先ずはタブレットで起動すればよい。

テレコムのショップが休業しているので書類とかで面倒になれば他の方法を考えればよい。店頭でやれば身分証明で終わるものだ。兎に角、現在使っているG3が月末には使えなくなるというので、その電話番号だけでもキープしておきたい。

同時に新規PCを調べた。ミュンヘンでのオペラのブルーレイが出るのでそれまでに新調したいと思っている。日本では先ずは週末にNHKで放送があって、メディアも直に出るようだが、こちらではオペルンフェストシュピーレ中の7月15日になっている。

ブルーレイ内臓のノートブックは稀少であることが分かった。メディアがコピーされるのを恐れて邪魔をしているのかもしれない。外付けでも60ユーロからあるので、ソフトウェアーさえ何とかすればそれでもいいかも知れない。コピーすることが目的ではないが、物理的な回転などが無しに音出し出来る方がいいに決まっている。

そこでより重要になるのは、オーディオ処理の能力である。いろいろと調べているとデジタルシグナルプロセッサーDSPというのが出てきた。処理をするチップで、その中にDA,ADのコンヴァーターが含まれている。

最初はウィンドーズ10で運用するのでLINUXの様に自由自在には使えないが、将来は音楽専用に使えると思っている。その場合にHiFiオーディオ機器として使うハードウェア―が欲しいのだ。

先ずは現在使っているものを改造しようと思う。新たなSSDを購入してMintTinaをインストールしてみたい。2012年待降節に購入したので九年目になる。壊れているのはキーボードの字一つが吹っ飛んでしまったのと、時々モニターに縞々が入るグラフィックカードの不調、アナログ音声の右チャンネルが歪むなど三点である。

それ以外に使い勝手が悪かったのはブルーテュースの古いタイプ4.0でコムニュニケ―ションが新しい機器とは取れなかったことだ。HDDは一度壊れ、二度目は1Tに増量して、喧しかったのでSSDに切り替えた。

肝心のオーディオはレアルテックハイデフィニションオーディオが使われていて、調べると32Bit処理が可能となっている。7.1サラウンドも可能だから当然なのかもしれない。するとLINUXで運用すると可成り機能拡張可能かもしれない。



参照:
電池駆動のシャープさ 2018-10-24 | テクニック
気が違ったサムプリング 2019-05-29 | テクニック
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1928年創業パン屋の廃業

2021-06-09 | 生活
パン屋が廃業する。創業1928年だったが7月3日に店を閉める。紙を取って来ただけでまだ話していない。こちらも心の整理が必要だ。廃業理由に高齢と跡継ぎ問題としていたが、まだ60歳になるかどうかの人達だ。旦那はパン工場で働いているようで、店自体は若い弟子入りからの女性がやっていて、ここ二ヶ月ほど顔を見ていなかった。病気とは書いていないから、二人目の妊娠かお産だったのだろう。少なくとも親仁が工場を辞めて老後に店をやるという予想は外れた。理由は分からないが、金が充分にあるという事だろうか。少なくとも女将は老けて元気がなさそうだが、旦那は元気そうだ。

そのパン屋に行き始めたのはまだ十数年程前だと思う。そこの裏山を定期的に走るようになったのは2009年からだ。靴は五足ほど潰した。万歩計を使っていたのをGPS時計にしたのは2015年からだった。

頑張ってケーキなどを購入して支援した心算だったが、収益性からして辞められないほどの家業ではなくなっていたのは分かる。だからまだ今でも二十歳過ぎだと思われる娘も職人にもならず、職人と結婚する心算も全く無かったのだろう。コンディトライで腕さえあれば今の店で充分に派手な商売が出来た筈だ。

止めるまでに近辺でパンを焼いている店を教えて貰わなければいけない。ここ何十年かのグローバル化で自家製造の店はどんどん無くなっている。そして今まで走っていた運動を変えていく必要が出来る。それ以前は日曜日に山登りコースを走っていたので、今後週三回から一二回に減る筈だ。その間に他の運動を入れて行かなければいけない。

郵便桶にどっさりと新シーズンのプログラムが、フランクフルト、ドルトムント、フォーアールベルク、ルクセムブルクから入っていた。ざっと見るとハムブルクのエルフィーのそれと変わらずあまり何処も自己企画のような挑戦的なものがあまり見えない。

九月にラトル指揮でロンドン響がマーラーの十番クック版をやるのが目につく。これから見るに、新シーズンにはマーラーの大交響曲の演奏は行われる。但し合唱付きが見送られるのだろう。バッハの会でも12月になって初めてトーマス合唱団が来演する。

これでドイツ国内の新シーズンの様子はほぼ分かった。ベルリンのフィルハーモニカーのプログラム発表は何時になるのか?プログラムは固まっていても旅行などが定まらないのであろうか。先ずは8月28日のオープニングが休憩付きで半数入れられるかどうか。



参照:
一寸した大人の味 2017-12-05 | 女
夏至明けのブランチ狂想曲 2010-06-23 | 暦

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ミュンヘンで決起する覚悟

2021-06-08 | 文化一般
早朝出かける前にネットに入った。既にザルツブルク音楽祭の発売は始まっていた。夜中に起きていることが出来なかったので仕方がない。目的はそれほど売れていない教会コンサートだったが、それでも席選びに時間を費やした。教会のコリドーでいいと思っていたが、中々いい席が分からなかった。高額席は殆ど祭壇とかその横とかだった。合唱がどこに位置するか、歌手がどこで歌うかなどが分からないので、選べない。選べないなら安い席でお茶を濁す。遠くて何が何だか分からないかもしれないが、それはそれなりに音楽は判断は可能だ。

演奏場所の教会はトスカニーニ広場の反対側で、サウンドオブミュージックのお墓のシーンのところのようだ。用事が無いので入ったことが無かった。駐車場からは遠くなく、早めに出かければ問題はないと思う。当晩に祝祭大劇場では百週年の目玉の新制作「ドンジョヴァンニ」があって安い席も買えたのだが、歌手やら演出なども考えて教会にした。ドンナ・エルヴィーラのように修道所に閉じ篭る。あとから考えると最も安い席を買っておいて、三十分後に始まるオペラの後半に入れたのに気が付いた。如何に関心が無いかという事でしかないが、ミュンヘンに泊まってのザルツブルク行はただの日帰りトリップでしかない。ミュンヘンがなによりも重要である。

ルツェルンから入場券が届いた。今回は市松模様状の入場で平素の席よりも上に追いやられた反面、プログラムも休憩無しで短くなっていると同時に安くなっている。8月になれば十割入れれるだろうとも思うが、それで安全なマスク無しの音楽会が楽しめればそれはそれで素晴らしい。なんといっても音響的にもとても贅沢である。

それと同じプログラムをザルツブルクでも行うが、そこの入場券も半分出ていた。第一プログラムの方は市松模様の残券を売っていて分かったのだが、第二プログラムの方は全く異なっていた。なぜか固まった席が売られている。理由は分からないが、ピアノが入るので固めて売っていたのではないかとも思う。

チュ―リッヒも日曜日からテスト無しに往復可能となった。バーゼルなど8カントンがロベルト・コッホ研究所で危険地帯から除外された。旅行自由である。そしてトーンハレのコンサートが売りに出されたが、ここでも問題は夥しい人数制限と同時に休憩無しの短い演奏時間、しかし一律の価格設定である。音響も視界もいいので決して高くはないのだが、往復六時間の旅行時間に比較して一時間少しの公演時間は短過ぎる。近くに住んでいたら出かけたと思う。

実効再生産数が8.1程度として、其の侭落ちて欲しい。ミュンヘンでは週末辺りから欧州カップが始まって大スタディオに一万五千人を集めた欧州最大イヴェントが始まる。幾らかは感染が広がるのは間違いない。

我々からするとそのお蔭で劇場の制限が解かれないのは下せないのである。そうなればミュンヘンのオペルンフェストに何晩も並ぶような人達は皆決起すると思う。バイエルン州政府に押し入ると思う。私も遅れは取らないつもりだ。300人ぐらいは直ぐに集まる。



参照:
ホームオフィースからメール 2021-05-17 | 文化一般
ペアー席が無くなって 2021-06-03 | 文化一般
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エミュレーターの使い方

2021-06-07 | テクニック
ハイレゾ音源の再生方法は様々ある。投資金額だけで一番簡単に済むのはアイフォンのドッキングステーションで、大分以前から有名高級ブランドなどがその手の製品を出していた。そこに置くだけでハイレゾ受信と同時に再生されるというようなものだ。

個人的には次号機も考えると、基本は変わらず、映像の付いている中継などはメインのノートブックでルーターから無線で受けて、大きめの仕事用のモニターに有線で映すだけだ。但し音はキャスティングで飛ばして、光学ケーブル経由でDACに入力するので96kbitsが上限となる。この場合音声と映像ではずれるので観賞用としては使い物にならない。しかしもしそれらを録音録画して仕舞えば、NASのHDDに仕舞い込んで必要な時にファイルを呼び起こして再生可能となる。その時の再生はUSBで連結してあるLINUXミニノートブックを使っているので、上限はDACの192kbitsまで上がる。

さて、デジタルコンサートホールのアプリケーション向け放送をどのようにPCで再生するか。「エミュレーター」と書いたが、PCのウインドウズのシステムに他のアップルやアンドロイドの仮想面を作ることでそれ用のアプリケーションを使えるようにするソフトウェアーである。直感的に分かるようにCPUに負担がとてもかかる。だから平素使っている機能が使えないこともある。少なくとも買い替えを前にしたノートブックでは厳しいものもあったが、何とか再生等は可能だった。新たなノートブックでは更に使い易くなる筈だ。

具体的にはBlueStacksというフリーウエア―を使っている。以前アマゾンのキンドルなどをこれで試したことがあったので知っていた。容易に使えるが広告などが入っているのだが、使い勝手には影響しない。つまりPCのモニター枠内に仮想のタブレットやアイフォンを作れる。これは、今迄デジタルコンサートホールをPCで使っていて、HiFi再生も出来ていた人向きの方法である。HiFi再生とはデジタル出力して再生出来ていたという事になるので、それが96kbitsまで上がればこの場合完璧となる。PCオーディオ再生ということでもある。

英国が愈々酷いことになって来ている。実行再生産数1.2まで上がり、日々3%も陽性者が増加している。医療機関も負担が増加しているという事で明らかに逆戻りしている。

問題は、21日に完全開放を宣言している事で、ここでソフトロックダウンなどの迅速な処置が取れない事であろう。既にインド変異株の問題で年末からハードなロックダウンで成果を上げてきた英国はまた接種のその速度から逸早くタッチダウンできると考えていたようだ。その新変異デルタ型は接種後においても感染を齎しているとされている。

ジョンソン政権は、アストラゼネカで自国ファーストのナショナリズムをくすぐると共に逃げ切りを以って自身の政治力としようとしていたために、指数50に迫ろうとするときに到底ロックダウンへと舵を切るだけの政治力は無い。



参照:
HiResデジタルコンサート 2021-06-04 | テクニック
ホームオフィースからメール 2021-05-17 | 文化一般
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「社会を動かし乍」の嘘

2021-06-06 | 歴史・時事
月曜日には幾つかの入場券の発売がある。時間を作って挑む。日曜日の予定だったバイロイト音楽祭の一般発売が延期になったので、こちらに集中すると共に、組み合わせの順番が変わった。元々、入券の可否に関係なくミュンヘン郊外に部屋を取ってあるので、そこからバイロイトとザルツブルクへと動く計画を立てていた。

先ずミュンヘンのフェストの入券が容易でないことは分かっていたが、こちらは明るい兆しが見えて来て期待が少しづつ広がっている。それに対して発売日延期だけでなく最も不透明なのがバイロイトで、その空調の無い場所柄、検査と入券の二重苦で、期待薄になってきた。少なくともミュンヘンの宿から出かけて組み合わせるのは難しくなった。

しかし本来ならば最も先にサクサクと決まって乗り遅れた筈のザルツブルク音楽祭が予定通り満席入場許可が出たことから、ざっと残り半数の席が一挙にオンラインで購入可能となった。私の知る限り初めてのことで、特に新制作オペラなどは中々売れ残らないのが普通だ。「ドンジョヴァンニ」初日も買えるだろうが、歌手陣を逐一調べてもブレークアウトするような逸材はおらずこちらから出かける程の価値もなく、ミュンヘンからも少し都合が悪い。

昨年と今年で二分されてしまったからだろうか、百周年にしては可成りプログラムの程度が落ちている。ノーノの「イントレランツ」にしても指揮者がメッツマッハーではあまり期待できない。昨年の方が価値があった。

EU各国は来週から海外の観光客を受け入れる。愈々観光シーズンであるが、バイエルン州などではまだ宿泊前テストの必要性などの制限が活きているようである。これも政治家が何かをやっているかのように規制を左右する権力を見せつける典型的なポピュリズムの政治の表れでしかない。

そもそも検査が感染を防ぐ効果は特定の学校や職場等での限られた場合でそれ以外の全員調査が効果を上げた試しがない。ここに来て英国が今迄は大変な高額を請求していた検査を無料にするとあったが、まさしく最早ジョンソン政権がお手上げで無策を隠すための方策でしかないだろう。社会を動かしながら感染拡大を抑える方法は存在しない。

逸早く安くと積極的にアストラゼネカワクチンの接種を進めた英国が土曜日現在再び新感染増加を明らかにして、新陽性者指数も43とゆっくりと上昇線を描いている。一時は一桁で、ドイツなどは100に近かった。そして今日ドイツの指数は26と大逆転した。そして今後クラスタ―などは局地的に出ても金輪際ロックアウトとなることは無いとされている。その差はビオンテクのワクチンとアストラゼネカの変異株への効果の程の差と考えられる。因みにイスラエルはビオンテクで現在の新陽性者指数は1である。



参照:
ザルツブルクの勘違い 2020-08-10 | 文化一般
相似となっている風景 2021-04-12 | 雑感
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最高到達点からその進展

2021-06-05 | テクニック
バイエルン州の6月6日以降の規制が決まる。先だって経済相のアイヴァンガーが、あまりにもの損失があり、もうこれ以上は堪えられない。文化、飲食、スポーツなどの過剰な規制の必要のない部門で根本から閉鎖を洗い直すべきだと声明した。

ザルツブルク音楽祭の様に100%とは言わないが、ミュンヘンの劇場は既にパイロットプロジェクト実験で半数は安全となっている筈である。

日曜日に一般発売開始となっているバイロイト音楽祭も発売を一月順延した。本日まで発表が無かったのはバイエルン州政府の動きを待ったのだろう。結論からすれば到底増員などの許可が出なかった。更に200人相当に検査が必要になる。再演はやる価値が無いが、今後の好転を考えて最終決定も出来ないようだ。その点ミュンヘンの劇場は550人で販売が始まる。月末に更なる緩和があれば倍加は可能だろう。関心事は新制作「トリスタン」初日に間に合うかどうか?

昨晩から興奮続きのデジタルコンサートホールの日本語サイトに無料券が付いていることが分かった。早速使ってみた。するとなれば、今迄ハイレゾで聴いていないアーカイヴの中からいい演奏順に流していくしかない。

交響的舞曲、アラゴアーナ、三楽章の交響曲
ラペリ
ある天使の想い出に
スーク作アスレアル交響曲
シェーンベルク作ヴァイオリン協奏曲
プロコフィエフ作ピアノ協奏曲三番
ドンファン、死の浄化
ルル組曲

先ずはこれだけ聴いておけば、キリル・ペトレンコ新体制での今迄の最高到達地点とその後の進展、就任からの進展が、既に出ているCDボックスやそのハイレゾダウンロードと共にに完全に掴めるだろうか。今までは生で体験した人にしかその真価は分かり難かったかもしれないが、どれもこれも定期演奏会で未だ二三回しか合わせていない生煮えの演奏乍、それでも最初の頃からは徐々に良くなってきている。

こうした非圧縮可逆の音源を聴いてしまうと、もう中々ネットでの配信には心が開かなくなる。同時にアンドロイドのタブレットでは未だハイレゾが開けていない。PCに比較すると使い難い。アイフォンのドッキングステーションとか高額のシステムを使っていないと難しさもあるのかもしれない。PCの音源は16kBit処理しか出来ていないので、次号機の選択でも24kBit処理を重視したい。因みにDCH日本語サイトには今回のハイレゾは、最大96 kHz/24bitのマスター音質とありFLACの可逆圧縮を使っている。



参照:
デジタル・コンサートホールをハイレゾ音声で楽しもう! DCH
HiResデジタルコンサート 2021-06-04 | テクニック
192kHz再生での違い 2020-10-07 | 音
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HiResデジタルコンサート

2021-06-04 | テクニック
デジタルコンサートホールが新たなハイレゾサーヴィスを始めた。ベルリナーフィルハーモニカーの配信サイトであるが、今迄は映像にAACを埋め込む音響しか提供してこなかった。この件は、個人的に定期会員にならない理由として挙げていて、映像を含むサーヴィスとしてその方式を探っていると返事を貰っていた。

そして今回アップル若しくはアンドロイドのアプリケーションでハイレゾを受けれるようになった。個人的には映像はどうでもよいと言った手前、もうこれで会員になるしか術はない。なるほどタブレット等から本格的なHiFiに繋ぐにはそれなりの方法があるのだが、金を掛けないことを趣味ととしてまた信条としているので、少し工夫がいる。先ずは手っ取り早くPCにアンドロイドのエムレーターをインストロールして、無料のMeet Kirill Petrenkoリストからマーラーの六番を再生した。リストアップされている他の音源は全て192kBitsで落としてあるのだが、昨年のこの六番はDCHでしか流れていなかった様で、ラディオ放送録音すらも見つからない。

そしてこれを比べると明らかに未圧縮の凄い音が入っている。こちらのシステムの関係で96kHzしか飛ばせないのだが、それでも圧倒的で、48kHzとは違うが192kHzとも違うような印象だ。兎に角演奏者の息遣いがよく分かるのでアカデミー奏者が沢山入っているメムバーの上手も下手もよく分かる。この録音はマーラー交響曲全集として発売されているが、購入した方には申し訳ないが 、CDレベルの音ではない ― ハムマーの一撃も圧倒的。

個人的には、このプログラムを復活祭で聴く予定であったので、更にヴィーン公演やマーラーフェストでの積み重ねが予定されていた演奏で、その演奏の完成度からは甚だ遠い。しかし同時にこうして出来ていない所を含めて耳にするとコロナで飛んでしまった素晴らしい演奏が想像されて胸が痛む。特に先日リリースされたミュンヘンでの七番交響曲での演奏手法や演奏の充実度と比較するととても残念に思う。

個人的には、ミュンヘンの新レーベルの次のリリースのBlurayに因んで、再生可能なノートブックを購入する心算なので、そうなれば今までの全てのアーカイヴがハイレゾで再生可能となるシステム構築をする。今までは日本国内限定で無料ハイレゾ音響放送がなされていたが、これでアーカイヴをハイレゾで楽しめるようになる。

残るはどの時期に会員になるかだけで、先ずは新プログラムの冊子が贈られて来てから考えればよい。やはり圧縮音源ではとってもではないが臨場感が無い。DCHのレーベルはお話しにならないが、ここのアーカイヴはこれで一気に大きな芸術的価値が加味されることになる。

今迄あまり利用していなくて、ヘッドフォンでもなんでもHiRes環境が整えるられる人は是非メールアドレスを登録して、無料映像からハイレゾ音源を聴いてみたらどうだろう。PCMで192kHz出ているという人がいたら教えて欲しい。



参照:
MEET KIRILL PETRENKO AND THE BERLINER PHILHARMONIKER!, DCH
192kHz再生での違い 2020-10-07 | 音
出た!192kHzの高密度 2018-12-29 | 音
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ペアー席が無くなって

2021-06-03 | 文化一般
ミュンヘンからメールが入った。オペルンフェストシュピーレ追加販売の件である。計画に上がっていて実際に注文していたが、決定していないと断られた演目の数々である。その多くは予定通り若しくは日時を変えて上演されるが、最も痛いのは「マイスタージンガー」が中止になったことである。管弦楽団の方は全く問題が無かったと思われるが、合唱が不可能だったと思う。仕方ない。

この演出は最初から、劇中のベックメーッサーと同じように自殺した銃撃犯が出たことで殆ど祟られている。キリル・ペトレンコがこの制作を振ることはもうないのだろう。最後の「トリスタン」前に振るのは「サロメ」である。

入場増員をすることで実施決定すると思っていたのだが、発表された座席表が、この6月の700人定員よりも減らされている。理由は全く不明で、先日上演の「リア王」も休憩を挿んで決して上演時間は短くはない。上の「サロメ」とは比較にならない。

先ずはペアー席が無くなっていて、シングルだけで販売して恐らく椅子を詰める事が出来るのだろう。すると自ずから入場者数は落ちる。数えてみると理論通り四分の一の550人しか入らない。成程マスクを外すことも検討しているというが、それだけが理由なのだろうか。

成程券が配られて劇場に入って仕舞えばその方が安全でマスクを外して贅沢で素晴らしい。しかし、それではあまりにも熱心な常連さんも弾かれたことになるだろう。友の会経由で配っても数がしれている。通常の四分の一である。

今後7月に入って状況が変わるようなことがあるのかどうか。少なくとも今日の時点でマスクを外せるかどうか、劇場のビッフェをどうするかは今後変わるとしている。飲み食いできるぐらいならば、換気が効いていれば、四分の一である必要は無い筈だ。その場合は空けてある列を詰める可能性は無いのか?半数を入れるのはルツェルンでもベルリンでも変わらない。オペラでは100%入場のザルツブルクのやり方を考えれば、少なくとも昨夏のザルツブルクの様に新陽性者指数が一桁になれば、当然考えてもおかしくはない。

今後は緩和で指数が上がることもあるとされているが、医療システムへの打撃や夏季には爆発的な感染の可能性は無いとしていて、接種の進み具合で指数を更に下げるようなことになれば可能性は無くはないだろう。



参照:
夏を駆け抜く意気込み 2021-06-02 | 生活
昨夏と比較してみる 2021-05-31 | 暦 
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夏を駆け抜く意気込み

2021-06-02 | 生活
床屋に行った。清々しい。走る時にさぞ速く走れるだろう。漸く夏らしくなったとサマーカットにして貰った。

就寝前に新たに交換サイトに新制作「トリスタン」の券が出た。二枚組で立ち席だった。早速ぶっきら棒に購入希望を書いた。しかし結局朝まで掲示されていたので沢山のメールから簡単に選んだのだろう。そうなるとなにも書いていないものには全く可能性が無い。それでも短く既に売れたと書いてよこした。まともな人である。

そこで字数一杯に何かを書こうと思った。ひな壇を作った。大した内容ではないが少なくとも売主は何を書いて来たかと少しだけ考える内容にした。それで十分だ。それでいてザッハリッヒな線を一歩も踏み出ていないので、読み手がなんら好悪感情的に動かされない。どちらかと言えば皆ある程度賢い人を相手にすれば、更にそこで名前もメールアドレスも出ている事であり、クールに処理できる筈だ。

一昨年同様のオファーを出した経験からして、なによりも面倒でなく、更に安全な買い手がこればというのがなによりもの希望だった。あとの受け渡しとか具体的なことは少しでもメール交換が面倒では無くて、少しの好奇心と信頼感が生じれば解決は全く問題が無い。

実際に今回のオファーは最も希望ではない日程の立見席で、受け渡しもその前に一度ミュンヘンに行くとかを考えるべきものだった。更にそこから他の日時や枚数に券を交換して行くロバを売りに行って金の山を持ち帰るような成功を考えていた。先ずは一枚でも券を入れるところから始める。その為には早めに現物が欲しかった。その気持ちがそっけない文章にもなった。ある意味読み手は正しく判断したと思う。

一方求めるの方は、長く日本の名前の女性と二人だけが二月程出していたが、未だにオファーは無いようで、それが10人になり、14人になり、今は遥かに20人を超えている。こうなれば希望日やらを出すだけ損である。因みに今回の売り手とその日にちを第一希望にしている人の内容を比較すると全くマッチングしていなかった。売り手ならコンタクトしないと思う。先ずは自分の希望を書いてコンタクトして貰う方が有利になるからだ。だから希望は出していない。その事も売った経験から、その第一希望から離れた場合はどうしても手を出しにくいという心理が働くのを知っている。

ランラントプファルツ州が、テスト義務を全ての野外活動から外した。直ぐに戸外のテラスが開きだした。来週には連邦で今後の緩和が議論される。恐らく旅行の自由化とテスト義務の廃止などである。ヴォランティア―で接種を受ける人たちのお蔭である。この夏季には自由化での上昇はあっても医療の切迫や急激な上昇はないとされた。子供が接種を終えれば、昨夏とは異なり秋への不安は無くなる。



参照:
弱者保護への自己犠牲 2021-06-01 | 歴史・時事
昨夏と比較してみる 2021-05-31 | 暦
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