勝納臨海公園から見た夜明け前のフェリーターミナル 撮影は冬ではありませんが、とても美しい
毎朝午前中にイヌを30分ほど散歩させるのが日課になっています。元来歩くのは苦手なのですが、家の中の床暖の上でうたた寝していると、トドみたいで掃除の邪魔だと家内に言われるし、医者からは散歩でもして体重を減らせと言われるし…やむなくイヌの散歩係を引き受けることになりました。
普段は自宅を出て、メルヘン交差点から入船ガード下へ、そこから双葉高校横の小路を登って、量徳橋陸橋に出ます。海側に向かい住吉町三本木坂のてっぺんからメルヘン交差点方向におります。約1㎞ほどの距離をイヌのペースに合わせて30分ほどです。イヌのやつは電柱や角ごとに立ち止り、匂いをクンクン…まぁ散歩と言ってもダイエットには程遠いのが現状です。
今日は天気がいいし、いつものコースではなく、夏場よく散歩に行っていた勝納臨海公園に向かうことにします。冬は公園内は積雪で歩けないほど積もりますので、滅多に行くことがないのですが、今年は雪が少ないようですし、何か目新しいことでもないかと、イヌと一緒に行ってみました。勝納川河口は、市の排雪指定場所にもなっていて、ひっきりなしに雪を積んだダンプカーが行き交います。
先ずはメルヘン交差点、1週間前に排雪されたため、道路脇の雪は殆どありません。右に進んで臨港線の信号を渡ります。
次々と大型ダンプカーが雪を捨てて行きます。それを重機で河口の水とかきまぜ、溶かしていきます。例年だと捨てた雪がうずたかく積もるんですが…ちなみに数年前の画像を見ると(以下、下の画像)…
河口の縁ぎりぎりに各ダンプは雪をおいて行きます。それを河口中央へロータリー車で跳ね飛ばします。こういう日が何日も続くと…
河口に小高い山が出来ます。
飛ばし切れなくなると、小高い山に重機が登り、山頂を広くしていきます。崩れる危険がないのだろうかと心配になりますが…
大きくなった雪山を重機で削り、溶かしていきます。
このまま河口から排雪が流れ出すと、海水が汚染されるので、一応流れ出さないように囲いがされています。
ブイがいくつも並べられ雪隗が海に流れ出さないようになっています。
溶かされた排雪は河口付近で、波に揺れ、数日間もすると、蓮葉氷となります。
カラーにすると排雪された雪の汚れが目立つので、モノクロにしました。時としてこの蓮葉氷は、アートに変化します。
自然にできた蓮葉氷…ならば綺麗なのですが、小樽ではまず自然に蓮葉氷ができることがありません。毎年できる釧路川と違って水温が高いからです。
この様に板氷になると…
板氷の周辺に薄い氷が流れて美しい絵になりました。
さて公園内はどうでしょうか。数人が足を踏み入れたようで、かすかに足跡が見えます。
中央奥に見えるのはフェリーターミナルです。雪の中を歩いて進んでみます。
喜んでいるのはイヌだけです。
数年前の画像ですが、広場には大正、昭和にかけて使われた大きな鉄鋼製のブイがあります。かつて岸壁が整備されていない時代、沖合にブイを浮かべ(鎖で海底に固定)、これに大型船を係留しました。沖合で荷卸しされた貨物が、艀に積まれ、その艀が小樽運河に係留されて、貨物が倉庫に保管されたのです。ですから今でも、運河周辺には石造りの倉庫が多く残っているのです。
数年前までは、左向こう側に見える岸壁(中央埠頭)にロシア船がひしめいていました。中古車や中古タイヤがここからロシア極東部に輸出されていたからです。その輸出もロシアの国内法の改正(平成20年頃)でぱったり止まり、今ではロシア船が係留されている姿を目にすることが無くなりました。
平成20年ころ、それほど大きくない貨物船に、はみ出さんばかりに中古車が積み込まれます。最後尾の船は日本船籍のようで、中古車積み込みとは関係ないようです。
さて臨海公園で撮影中も天気はめまぐるしく変わり、青空が出たり雪雲に覆われたりしています。そん中一瞬陽が射したときに撮ったのがこれです。
どおってことないカットですが…
次回は、2月5日~11日まで開催されていた札幌雪祭りとすすきの氷の世界を、2回に分けて掲載を予定しています。
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