(2月28日久しぶりの晴れ間 冬に羊蹄山がくっきり見えるのも珍しい)
2月27日、28日と二日続けてニセコ、羊蹄山麓の写真撮影に行ってきました。27日(土)は、写友S氏に誘われ午前4時半に小樽を出ました。五色沼温泉付近で朝日を撮ろうと言うものです。日の出30分ほど前に着きましたが、二日前の観測史上初めてと言う暖気と小雨で、屋根にうず高く積もっていた雪がことごとく落ちておりました。
下の画像は、五色沼温泉駐車場のトイレですが、屋根には数日前の半分以下の雪しか残っていないと、S氏は残念がっていました。それでも積雪は3m以上あり、豪雪地帯であることを示しています。
(暖気前には、屋根には2m近い雪が覆いかぶさっていたという)
ここでの日の出撮影を諦め、雪秩父温泉(マップでは左赤マーク)へ向かいました。そこには源泉の噴出し口があります。その前に位置関係をはっきりするためにマップを掲げておきます。
(道道66号線下がニセコ市街になる。主なスキー場がここニセコ郊外に集中している。)
下の画像は、源泉の吹き出し口で、あたり一面硫黄の匂いが立ち込めています。更にこの源泉の右手の雪見大福が重なったのが下二番目の画像です。よくよく雪面を見ると異様なほど筋状になっていたり、規則的な凹凸が出来ております。下三番目の画像を見るとよく分かります。縦の筋は、スキーヤーが付けたものではありません。
(硫黄の匂いがきつい湯気が立ち込める)
(朝日が当たり始め、雪面の凹凸がはっきりしてきた)
(雪面に不思議な模様が…)
これらの模様は、実は二日前の異常な暖気と小雨によって、雪面が流れ出したり、沈んだもので、自然に出来た模様だったのです。道道66号線を走っていると、道路わきの3mほどもある雪山で、二人の外国人(このあたりで会うのは多分オーストラリア人)がカメラを向けて盛んにシャッターを切っています。山頂から麓まで無数の筋が入った山肌を撮っていたのでした。
(このあたりすべての山々がこのような状況なのです)
さて、翌日28日(日)は、羊蹄山麓の水を汲みに行ってきました。久しぶりの好天でついでに写真撮影を、いや、水汲みがついでかもしれません。赤井川村の市街に入る手前で、国道393号線で倶知安方面に抜けます。393号線に入ってすぐに、白井川(赤井川村の白井川、駄洒落ではありません)に架かる金橋で面白い氷の造形を見つけました。
(美脚コンテスト? 暖気で脛が細くなった)
(みんなで支えろ、雪饅頭)
上記下段の画像では、中央部分のツララや水面に反射したツララの一部が七色に輝いていたのですが、画像にすると輝きが消えてしまいました。この金橋やもう少し上流の卓盛橋の下の川では、様々な形の氷の造形が見られました。生憎長靴を持参しておりません。次の機会にはもっと紹介できるように撮影したいと思います。
最後の冬の羊蹄山をアップしておきます。標題の画像は、二本のサクランボの木のある、撮影スポットで撮りました。場所は、地図左下方にあります。最後の画像は、ニセコ大橋から、黄色い大橋の一部を入れて撮ってみました。
(ニセコ大橋から見る羊蹄山)
雪の筋とかくびれのつららとか、異常気象もいい被写体になりますね~
羊蹄山はほんと富士山のように見えます。
ブログに地図を載せると位置情報が分かりやすくていいですね!参考になりました!
2月下旬の小雨と暖気は、2月としては観測史上初めての最高気温と言っておりました。何でも5月中旬並みの気温とか、
桜の季節が早まりそうなのは嬉しいんですが、
小樽も、急速に雪が解けはじめ、スリップ止めの砂で道が真っ黒、汚くて嫌になります。
体調がよくないと、何も感じないこともありますよ。
昔は真面目一方で…(本当かな?)
退職してストレスがなくなり、余裕が出て来たせいでしょうかね、
学生の時に、天気が良い昼間に比羅夫のスキー場からアンヌプリ山頂までスキーを担いで登ったことがあります。あの時は絶景でした。カメラを持っていればと、今思うと悔やまれます。
あるとき、生まれ故郷雨竜の写真家岡本洋典氏の「ブルーリバー」と言う写真集を見て、こんなに美しいものかと再認識しました。
氷の造形は、小樽よりも、もう少し夜間寒さが厳しい内陸の方でよく見られます。
3月そうそう海外出張ですか?気をつけて行ってきて下さい。