デジカメコレクション デジカメ大好き

デジカメでいろいろ撮ってます 腕が悪いくせにカメラのせいにして買ったカメラが150台超えました

マルチブラケティング

2015年02月04日 | デジカメ紹介
私がカシオのEX-P505をよく使っていた話はしましたが、かなり後になってあまり似ていない真面目な兄貴がいるのを知りました。それがEX-P600です。私が知った頃すでに新品はなく中古で手に入れました。それまでのエクシリムといえば薄い、軽いがトレードマークで、P505はスタイルも従来に無いアクティヴな変り種でしたがP600は逆にオーソドックスで実直な変り種でした。

私が中古でも欲しくなったのはキャノンのレンズを使っていて画質がいいこととブラケット機能でした。写真は設定によって出来栄えが変わるのを知識では知っていましたが、どれが今撮りたい写真に最適な設定かは経験の少ない私には判断できないことが多く、それを補ってくれるのがブラケット撮影です。ただ当時の他のカメラのオートブラケットは殆どが露出補正のみでした。しかしP600はAEだけでなくWB、AFの3種類の設定を変えて連写してくれました。さらにマルチブラケティング、これは1回のシャッターで、シャープネス、彩度、コントラスト、カラーフィルターを変えてカメラ内部で複数枚保存してくれるデジカメならではのものでした。この多彩なブラケット機能を背面の独立したBKTボタンひとつで簡単に設定できるのも大変使いやすかったと思います。もうひとつ特筆する点としてピントチェック機能、再生時に合焦エリアを簡単に拡大してくれて、特にAFブラケティングで撮影した後は非常に便利でした。

このカメラのおかげで失敗写真は激減し設定変更の勉強にもなりました。しかも発売はIXY D500とほぼ同じ頃、2004年で基本性能も高くこんな多彩な機能もあったとは、知っていればこちらを買っていたと思います。マルチブラケティングの思想は現在の「ある意味、9眼」に継承されていると思います。


受験シーズンも始まりましたので合格祈願


道端の菜の花です


EX-P600 2004年4月発売 600万画素1/1.7CCD 焦点距離33~132mm F2.8~4.0