アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

呼吸~♪

2010-09-22 10:08:40 | Weblog
昨日はスタイル・アップ レッスンの日でした
いつものようにちょっとしたお喋りのあとエクササイズ開始。
仰向けに寝てまずはゆっくり深く、しっかりお腹を使って腹式呼吸。
お腹に手を当てて、ゆっくりお腹を膨らませながら空気を取り込み、お腹をしっかり引っ込めるように絞りながら空気を吐ききる。その繰り返し。
肩に力が入ったり顎が上がったり、ウエストの後ろが反ったりしないように気を付けながら丁寧に呼吸をします。
イライラしてたり、ストレスに追い立てられたりしているようなときには、この呼吸がなかなか上手く出来なかったりするみたいだけど、しばらく呼吸に集中していると少しイライラも収まってきますね。
そういえば、『腹式呼吸』について勘違いしている人って結構いるのよね。
大人になってから初めてバレエを始めた人でも、ウォーキング・レッスンに来る人でも、最初の頃に
「お臍を背骨にくっつける様に引っ込めて、お腹を緩めないように」
とアドバイスすると、急に肩に力が入って硬くなったり、中には
「息ができなくて苦しい…」
という人もいる。
あぁ、やっぱり勘違いしてるんだな…。
胸式呼吸=胸に空気が入る:腹式呼吸=腹に空気が入る
と、漠然と認識してるみたいね
違うんだなぁ…。
空気腹式呼吸であろうが胸式呼吸であろうがにしかはいらないのよね、大雑把な言い方をすれば…。
は胸部、つまり肋骨に守られた胸郭の中にしかないでしょ
お腹に入っているのは胃袋や腸管その他の消化器官、空気の出し入れをする袋はそこには無い
重ねていいますが、腹式呼吸胸式呼吸空気を取り込む場所は胸郭の中にある
ただ、その取り込み方と押し出し方に違いがあるの。
腹式呼吸は、腹筋の力で横隔膜ぐうぅ~っと引き下げることでを大きく広げて空気を取り込み、横隔膜ぐぐぐっ と押し上げることでを収縮させて空気を押し出す呼吸のしかた。
胸式呼吸は、横隔膜をあまり使わずに、おもに胸部の筋肉、肋間筋とかで胸郭を広げて空気を取り込み、肋間筋などの胸部の筋肉で胸郭を押し縮めて空気を押し出す呼吸のしかた。
赤ちゃんは主に腹式呼吸、大人は胸式呼吸とよくいわれるわね。
それに腹式呼吸と胸式呼吸とでは身体に及ぼす効果や影響にも違いがある…、とそれはさておき…。
まぁ、だから、きちんと安定した胸式呼吸をしていれば、
どんなに腹を絞り上げても呼吸困難にはならない
ということです、ちょっと乱暴な言い方だけど…
バレリーナを見てごらんなさい。あんなにお腹を締め上げた胴の細いチュチュ着て2時間以上踊ってんのよ
腹を締め上げたら空気がはいらない…としたら、バレリーナ死んじゃうよ…
マラソン・ランナーはじめアスリートを見てごらんなさい。たるんたるんに腹を緩めてたら記録なんか出せないのよ
ダンサーやアスリートを見習って、日常のちょっとした動作をするときに、腹を絞っておくといい。腰も守れるしいくらか身体も軽くなる
それに、腹を絞っておけば、だらしない体つきにもならずにすむしね。
コメント
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