アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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ワルツ、3拍子とは…♪

2012-09-14 08:20:20 | Weblog
昨日は≪大人のバレエ≫クラスのレッスンでした。
脚慣らしのストレッチをしてからグラン・プリエ。そしてバットマン・タンジュ、………といつもと同じようにメニューは進行していきます。私がみんなにかける注意の言葉もいつもと同じ。
お膝を伸ばしましょう、足首を伸ばしましょう、“バナナの足”にならないようにしましょう。
ターン・アウトを守りましょう。
呼吸しましょう。
お尻を突き出してはいけません。

…etc.etc.…。
にもかかわらず、ぜんっぜん関係のないポジシオンにタンジュやジュテをする人がいたり、一番前の人から順に1テンポずつカウントがズレたり…。見方を変えれば面白い
バー・レッスンが終わってセンター・レッスン。
いつものようにまずバットマン・タンジュの練習をする。
そのあと、昨日はアンボワテ・シュル・レ・ポワントをドゥミ・ポワントで練習してみた。
安定した脚運びで美しく前に進んでいるのはユキさんただ一人
あとのみんなは…。
超ペーペーの曲芸師が綱渡りの練習をしているみたいだったり、酔っぱらいの千鳥足みたいだったり…
ヨロヨロフラフラ、『足元がおぼつかない』を文字通り体現しているみたいである。始めのうちはみんなそうさ…
じゃ、ジュテのアンシェヌマンを練習しましょう。
ユキさん
ジュテ→タン・ルヴェ→ジュテ→タン・ルヴェ→ジュテ→ジュテ→グリッサード→ジュテ⇒
あ、ナッチャンユキさんと一緒に頑張ってごらん、ちょっと難しいかもしれないけど…
他のみんなは
ジュテ→タン・ルヴェ→ジュテ→タン・ルヴェ→
の繰り返しだけね
さぁぁ大変です!ちゃんと“跳んで”いるのはユキさんただ一人
あとのみんなは何をしようとしているのかは分からないがとにかくいろんなことをしようとしている…って感じ…
「こらこらこらこらコラ…っ。踏切脚の足首と膝と爪先を伸ばすのよぉ…。着地はドゥミ・プリエをしっかり…っ。あっちこっちに飛び出さないの、1本の線の上を…っ」
「ぬ゛ぇぇぇぇぇ~…
う~ん…
「あのさぁ…、みんな…、高く跳べないから膝や足首が伸ばせないんだと勘違いしてない…?そんな言い訳通らないよ……ほら……
と床スレスレの跳躍でジュテして完全に膝も足首も爪先も伸ばして見せる。
「…ね…っ
な゛ぁぁぁぁぁ~
「あのね、高く跳び上がれないから伸ばせないんじゃないわよ。きっちり伸ばすことによって身体が押し上げられて跳べるの。考え方が逆だよ」
「うぅ~~ん
大丈夫。頭で理解していればいずれきちんと出来るようになる。大人だもん
さぁ、最後にパ・バランセの練習をしましょう
まずは見本を…。
ワン→トゥー→スリー→ワン→トゥー→スリー→ダウン→アップ→アップ→ダウン→アップ→アップ→右→左→右→左→右→左→
とカウントと動きの特徴を言葉で表現しながら動いて見せる。それから
「さて、ワルツ、つまり3拍子にはリズムがいくつあるでしょう?」
「…?… …?…
「みっつです。よっつあったら“4拍子”
さぁ、音楽に合わせてどうぞ

う~ん、ここでもかぁ。3拍子のステップを踏めているのはユキさんただ一人。
あとのみんなは何かをしようとしているが何をしたいのか分かっていない、って感じ…
3.5拍子とか不思議なリズムになってたり、どこを向いてんだか自覚がなかったり、脚は2本しかないということを忘れてるみたいだったり…
う~ん、みんなの動き、何かに似ている…何かに…何かに…… ……日本人だからな……
ワルツを好きになってくれるといいな
コメント
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