アンサンブル・ド・ミューズ バレエ

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

第9話は花魁瀬川の身請け…♪

2025-03-03 10:15:18 | Weblog
重三郎の幼馴染であり妓楼松葉屋の花魁である五代目瀬川、彼女を気に入った大金持ち鳥山検校から身請けの話が持ち上がります。
その話を聞いてちょいと動揺する重三郎。
いつものお稲荷様の前で語り合う二人、瀬川の方は身請け話に乗り気とは言えないまでも忌避する気はないようですが、重三郎はその話を受けて欲しくないのが本音だからあ~だこ~だと鳥山検校の悪口を言いますが、瀬川にきつく窘められてしまいます。
“俺がお前を幸せにしてぇんだ”という蔦重の言葉にほだされて一旦は身請け話を断ろうとする瀬川ですが…。
身請けの申し出を断るということに納得がいかないのが松葉屋の女将いねで、彼女は瀬川がまことしやかな断りの言葉を並べるのは重三郎ゆえであろうと見抜いてしまう、そして好条件の身請けの話がありながら恋ゆえにそれを拒んで自害した4代目瀬川のことを悪しざまに言って切り捨てる。
またちょうどその頃、松葉屋の瀬川より格下の花魁の足抜け騒動が起き、連れ戻された花魁にお仕置きをしながら罵るんだけど、その内容がこういってはなんですけど論理的なんですよね…。
その様子を見ていた瀬川は改めて女将に四代目のことを尋ねるの、女将が語ったのは―条件のよい身請けの話を断って吉原の女郎たちの夢を潰し、自害したことで“瀬川”の名跡は不吉なものとされるようになった、もしも四代目が身請けに応じていたらその後も“瀬川”の名跡は続き身請けされて大門を出ていく幸せな女郎は何人もいただろう…云々―と単に手に入らなかった千両を惜しんでるだけじゃないわけ…、この女将ももとは花魁だったのかもなって思いました。
それを聞いて瀬川は心を決めたようです。
重三郎も迷い悩み瀬川に足抜けさせようとまで思い詰めますが、それは心を決めた瀬川に断られて落着します、ふたりにとっては悲しい落としどころでしたけどね。
幼い日からの恋に終止符を打って、ふたりはどんな歩みを進めていくんでしょうか…。

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