■ アメリカの渡辺直美? ■
iTunes Music に月々980円を払いながらも、ほとんど聞いていません。娘がアパートから帰って来た時にK-Popsばかり聴くので、いつしか「オススメ」にはK-Popsアイドルの曲ばかりが並ぶ様になりました。
昨日、久しぶりに何か新しい曲でも聞いてみようと新曲のジャケットを眺めていたら、こんなアルバムに目が止まりました。
何だか色合いがジョン・ケールの『Even Cowgirls get the bluse』に似てるな・・・なんて思いながらプレイボタンを押していました。
ちなみにジョン・ケイルおジャケットはこんな感じ。改めて見ると全然似ていませんね。このアルバム凄いですよ。今でこそオシャレ系伊達男になってしまたケールですが、この頃のステージは激しかったみたいです。狂暴な音の塊が襲って来ますが、同時に強烈なデカタンスを感じる。
ところでBeth Dittonのアルバムはどんな感じかと言うと...
あれあれ、なかなかイイじゃないか・・・。
ポップだけれど、演奏は何気にエグイ事をやっています。そして何より録音が素晴らしい。(最近はまともな録音のCDが少なくなりました。別の音がイイ事に拘りはありませんが、良いに越した事はありません)
まあ、映像を観ると何ともキャラ立ちまくりの人ですが、「The Gossip」というバンドのボーカルとして1999年から活躍していた様で、「20年に一人の声の持主」などと評されていた様です。バンド活動は近年停止していた様ですか、今回、初のソロアルバムを発表した様です。
姿だけ見ると渡辺直美ですが、実はそれなりに凄い人らしい・・。
■ MTV世代の懐メロ ■
アルバムを通しで聞いてみましたが、外れの曲が無い。とにかく、私達MTB世代にはどこかで聞いた事のあるメロディーやアレンジが満載。
シンディー・ローパーやバングルズ、ブロンディーだったり、トーマス・ドルビーや復活後のフィビー・スノーやリッキリー・ジョーンズみたいだったり、ストーンズのアンダカヴァーの丸パクリだったりするのですが、どれも現代風に良くアレンジされています。
本来、私はこういうアルバムは好きでは無いのですが、やはりこの歌唱力は凄い。同じ巨体でも、アデルより格段の余裕を感じます。ヤサグれた感じなんかも実にイイ。
楽曲のクオリティーも高い。聞いていて楽しい。大学生の頃を思い出します。
MTV世代の方にお勧めのアルバムです!!