とてもよく出来ている。2時間程にコンパクトに纏めてあるのもいい。無駄は極力排除して、シンプルな構造にする。どうしてもこういう大作はへんなところに力が入り、独りよがりになりがちだが、さすがベテラン劇団は違う。大味になるとこういう善意の芝居は見てられなくなる。作り手の押し付けがましさが鼻に突き出したら最低で、目を覆いたくなるものが出来る。なのに本人たちは気付かなかったりする。自分たちは正義だなんて思 . . . 本文を読む
アクスピと鉛乃文檎による共同ユニット。というか、「いっしょに芝居やらへん?」という軽いノリで始めた公演に見える。行き当たりばったりで、いいかげん。だけどそれが、ただの身内受けをねらっただけのものにはならないのが、いい。軽やかなフットワークと確かな技術で安心して見ていられる作品になった。
全体は3部構成で、前半はアクスピによる『救世主伝説かぶとむし』。間に塚本さんによる紙芝居『かぶとむし団の冒 . . . 本文を読む