ヨーロッパを代表する3監督が(キアロスタミはアジアかぁ!)オムニバスとはいえないくらいに自然なタッチで1本の映画に競演する。ローマに向かう列車の中で乗客である3組の主人公たちが、感じたことや、どうでもいいようなこと、更には出くわした事件などが綴られていく。エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、そしてケン・ローチ。全くタッチが違う3人が1本の映画で出会う。
老教授のささやかな恋を描くオー . . . 本文を読む
条さんたちのお芝居はいつも同じである。内容もスタイルも見事に変わらない。今回だって「もう何回もこういう話見たよ」と思う。なのに、そんな同じような話がなぜか心地よい。それもいつもの事だ。等しく同じことの魅力。それがあみゅーずのよさに他ならない。
最初のころは、もっといろんなことを試したらいいのに、なんて思ったりもしたけど、そのうちこの判で押したような形が板についてきて、今では、これでなくてはあ . . . 本文を読む
シリーズ完結篇は3時間に及ぶ大作。もともと長い映画だったが、回を追うごとにどんどん長くなるのは、ファンにとっては嬉しいことだろうが、(少しでも長く幸せに浸りたいしね)映画自体のクオリティーは確実に落ちていく。中身が薄いし、テンポも悪い。まぁ、デート・ムービーなんでそれなりに楽しめたらいいのかもしれないが。
もちろん、こんな嫌らしいことを書くために、1週間ぶりの映画に、この作品を選んだんではな . . . 本文を読む