アサヒカメラに連載された『シーナの写真日記』の02年1月号から09年6月号を収録したもの。写真とエッセイからなる。まぁ、いつものシーナさんだ。読んでいて(同時に見ていて)なんだかこちらまでのんびりした気分にさせられる。旅の空の下で、写真を撮り、人と出会い、それを繰り返していく。永遠にそんなふうにして人生を過ごす。昔からそうだし、今もずっとそんな感じだ。
椎名さんの本を読み始めてもう何10年た . . . 本文を読む
久々のジョナサン・デミである。あの『羊たちの沈黙』の監督の、と言う方がわかりやすいだろう。それくらいにあの1作はインパクトが強い。そしてあれ以降彼の映画はいまいちパンチの効かない映画が多い。ということで、忘れかけていたところに本作が登場した。
これがまた久々に彼らしい映画になったのがうれしい。インディーズ出身の彼だからこそできる大胆な手持ちカメラ多用のホームムービーのような映像がこのドキュメ . . . 本文を読む