とても楽しめる芝居だ。こういう芝居ってなかなかない。本来お芝居とはこういうもののはずなのに、なぜか、こんなふうに初心に戻って、純粋に芝居本来の力を発揮したような舞台がなくなって久しい。みんな芝居が好きで芝居をやってるはずなのに、なぜ芝居本来の力を信じないのだろうか。だんだん大人になり子供っぽい夢を舞台で体現しようとしなくなったのか? でも、それっておかしいことだ。
見ていて楽しいのは、演じて . . . 本文を読む
なんてことない小説なのだ。1時間ほどあれば読み切れるくらいの分量だし。でも、この小さな小説は僕をとても幸せにしてくれた。たった1日の電車の往復で読み終えてしまったのが惜しい。出来ることなら、この3人の少年たちともっともっと一緒に時間を過ごしたかった。残念だけど、仕方ないことだ。
高校に入って帰宅部になろうとしていたどこにでもいる普通の少年が、眉毛もなく(そり落としている)、ズボンから半分パン . . . 本文を読む