こういう児童書に近い作品を読むことで、得るものは大きい。理論社のラインナップは自分にとって、ちょっとしたカンフル剤になる。忘れそうになっていた気持ちに気付かせてくれ、大事なものを、教えてくれる。このかなり乱雑そうに見えて実はかわいいイラスト(北村ケンジ)もいい。それは、2人の主人公の顔と姿(鴨を頭にのせたのと、ギターを持ったのと、②パターンある)である。表紙には、彼らとともに旅するとんでもないオ . . . 本文を読む
これが4回目の公演となるらしい。神原さんの初期作品で5年ぶりの再演である。彼女は機会があるたびにこの作品を繰り返し上演する。彼女にとってとても大事なものだからだ。あんなにも多作で次から次へと新作を書き続ける彼女なのだから、再演をしなくても新作上演でもいいはずなのに、そうはしない。今回浮狼舎が復活して、新人もたくさん入ったことで、彼らの訓練を兼ねての公演を打つ。
それならなおさら可愛い彼らへの . . . 本文を読む