ようやくこの映画を見た。一刻も早くこのあほらしい映画を目撃したかった。いくらなんでも、これはないだろ、と思った。今年一番の「とんでも(ない)」映画ではないか、と期待した。
最初この映画の予告編を見たときの衝撃は忘れない。冗談だろ、と思った。この安直なタイトルも凄いが、そのバカバカしい設定に驚いた。しかも、もちろん、内容はタイトルそのまんまだし。ここには想像力の入り込む隙間もない。そのくせ、 . . . 本文を読む
Aプロの4作品は見事なバランスで構成配列がなされてある。まず、初体験の匿名劇壇(『救世主』)である。これが予想を上回る収穫だった。まるで期待しないで見たので、驚きも大きい。話自体も、あのビジュアルも、インパクトは大きい。舞台装置といったって、あれはただの脚立である。だが、その上に女性が乗っていて、彼女が纏うマントが脚立の下にまで及ぶ。ただそれだけで、圧倒的な存在感がある。舞台中央で彼女はほほえむ . . . 本文を読む
ケータイ小説というものを生まれて初めて読んでみた。実は最初はそうとは知らず読み始めた。しばらくしてから、これがその「ケータイ小説」なのだと知った。魔法iらんど、というサイトで公開され、「第4回iらんど大賞」を受賞した作品、ということだ。
読んでみて、最初はちょっとあまりに甘すぎて気分が悪くなってしまったが、この小説はこんなものなのだ、と納得して、気にせずどんどん先を読み進めることにした。恋と . . . 本文を読む