チェン・カイコーの新作である。だが、なんだかあまり評判はよくないようだ。でも、僕は彼を信じているから、必ず見に行く。『始皇帝暗殺』の時も、そうだった。かなり評判は悪かったようだが、そんなことは断じてない。あれはいい映画だった。ただの贔屓の引き倒しではない。まわりの人たちの勘違いだ。彼はいつも変わらない。周囲に合わせてみんなが喜ぶような映画は作れない。そのへんがチャン・イーモウとは違うのだ。
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北九州市にあるとある工業高校の女子生徒を主人公にした青春小説。彼女は機械科で唯一の1年生。男の子の中に混じって、たったひとりで過ごす高校生活ってどんな感じなのだろうか。そのへんが描かれるのか、と思ったが、実はそうではない。
きっと、そこにいれば、そんなことは特別どうこういう話ではなくなるのだろう。彼女にとってそういう環境はただの日常なのだ。そんなことより、彼女は、もの研(ものづくり研究部)に . . . 本文を読む