見た本数は、157本である。まぁ、こんなものだろう。スケジュール的に、これ以上は見ることは不可能だった。これでもよく見たものだ、と思う。お陰で映画の本数に影響しているのではないか。どうしても週末は芝居を優先してしまう。でも、ウイーク・デーは仕事のせいで映画は見れないから、映画を見る時間はどこにもない、ということになる。
持ち時間には限界がある。そんな中でやりくりして見た芝居だ。つまらないも . . . 本文を読む
今年劇場で見た映画の本数はなんと100本。これはここ30年間で最低最悪の本数だ。昨年でも131本見ていたし、ここ30年で最低だった年でも126本なのだから、これが自分としてはどれだけ少ないか、推して知るべし、であろう。まぁ、そんなこと、他人にとってはどうでもいいことなのだろうけど、自分としてはかなりの衝撃だった。
だんだん、忙しさから、映画館に行くことが少なくなってきたのは、わかっていたが . . . 本文を読む
2011年、最後の1本はワン・ビン監督初の劇映画『無言歌』にした。ストイックでとてもいい映画だった。ただ、余りに重く、暗過ぎて、見終えた瞬間は、ちょっとへこんだ。ここには映画を見るということの快感はない。まるで苦行のような映画である。でも、それは当然のことだろう。僕たち観客は、その痛みに耐えるべきだ。
これまでずっとドキュメンタリーを撮ってきたワン・ビンが、その従来のスタイルそのままで、劇映 . . . 本文を読む
スピルバーグ製作の感動の親子愛を描いた映画で、この冬のファミリーピクチャーとしてはピカイチの傑作だ。悪いけれど、自身の監督作である『タンタンの冒険』より、ずっとこちらの方が出来がいい。単純なお話だが、それが近未来のロボットものというパッケージングを纏うことで、こんなにも新鮮で古典的な感動を素直に受け止めれる映画になるなんて、まさにスピルバーグマジックという他ない。監督は『ナイトミュージアム』の人 . . . 本文を読む
こんな企画が通る時代がやってきたのだなぁ、と驚かされる。しかも、劇場は、当然の如く若い人はひとりもいない。ターゲットは50代から60代の夫婦か。でも、そんな客層で商売になるのか、と心配した。だが、案ずるよりもなんとやらである。それが、なんと、ちゃんと商売に「なる!」 みたいなのだ。高齢者用の映画のニーズはどんどん高まる。60歳以上は1000円だから、その年代の人がけっこう映画館に来るのだ。今の時 . . . 本文を読む