いかにも、な小説だ。でも、なんか嵌ってしまう。どんどん読んでしまうし。だが、このパターンに則った感じがちょっと、鼻につく。
11歳の少女、和音が両親の離婚に傷つき心を閉ざしてしまう。それから4年。母に続いて今度は父もいなくなる。自分は天涯孤独だと思う。そこにわけのわからない女、真弓さんがやってきて、自分はあなたの新しいお母さんよ、なんていう。彼女は和音の父親と再婚したからだ。彼女と父親が一緒 . . . 本文を読む
昨年の7月に東京で上演された作品を大阪で再演する。関西圏で活躍するスタッフ、キャストによる作品なのに、東京先行、というより、これはもともと東京で上演された作品なのだ。Ugly ducklingの樋口ミユさんが活動の拠点を東京に移しただけで、その他のメンバーは、関西圏の人間ばかりなのに。それってなんとも不思議な感じだ。この作品の成立事情はよくわからないけど、これが7月段階で、東京で上演されたという . . . 本文を読む