ウエス・アンダーソンの新作だ。今回もまた、とても不思議な映画だ。ほのぼのしてるのに、何だか残酷で、内容は特にはない。(そんなはずはないかぁ。でも、明確なテーマは前面に提示されない)それと、細部に拘りまくる趣味の映画だが、そこがとても楽しい。なんとも言い難い小さな小さな世界を見せてくれる。そして、いつものように今回もまた家族のお話だ。
冒頭の、家の中を見せていく部分から、一気にこのお話の特異な . . . 本文を読む
昭和生まれの7人の男女が主人公となり、昭和という名の人生のテーマパークを旅する。これはゲームのようなものらしい。スーパーで温泉旅行が当たる抽選をしたら、この巨大迷路ツアーの招待状が当たったらしい。たまたま一緒になった見知らぬ7人。
この場に集められた彼らは、二者択一で、7人が一緒になり、同じ方向にむかうように指示されているのだが、最初は全員一致だったけど、少しずつ、7人の意見は割れていくよう . . . 本文を読む
東京の劇団であるゲキバカが、大阪で、大阪の小劇場から20名以上のキャストを集めて、ゲキバカの8名とのコラボレーションで贈るお江戸を舞台にしたエンタメ・スペクタクル時代劇である。総勢30名以上となる大所帯、ゲキバカは2週間前に大阪入りして、現地のスタッフ、キャストと稽古を重ね、この超大作を作り上げた。未だかってない空前絶後の(同じこと、言ってるよ!)の作品である。
4日間の公演、ラストとなるス . . . 本文を読む
映画としては題材に対する突っ込み方が浅く、中途半端な仕上がりになったと思うが、このテーマで誰もが素直にこのテーマと向き合っていくためには、こういう作り方は仕方がないことかもしれない。昔よくあった学校でみんなで見る教育映画のような作品である。(というか、それ、そのまま)
映画の解説にはこうある。
1959年、米軍のジェット戦闘機が墜落、炎上しながら宮森小学校へ激突し、学童11名、近隣住民6 . . . 本文を読む