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映画・演劇のレビュー

遊劇舞台二月病「LEFT~榛名ベース到れる~」

2016-05-21 09:45:08 | 演劇
なんと「連合赤軍」を描く。作、演出の中川真一はこの大胆な挑戦に真正面から挑んだ。これは革命についてのレクイエムなのか。それとも、新たな革命への黎明なのか。彼が何を感じ、考え、この素材に今、挑んだのか、それが知りたいと思い、劇場に向かう。だが、なかなかそこが見えてこない。渾身の力作であることは、わかる。しかし、今、これを作る意味が見えない以上、そこには何の意味もない。(少なくとも、僕には) なぜ、 . . . 本文を読む
コメント (1)

『ブレイド・マスター』

2016-05-21 09:18:30 | 映画
  まだ若い監督(ルー・ヤンという人だ。メイキングを見たら、30代くらいに見えた。)が、こういう大作映画の監督に大抜擢され、チャンスをものにして、このとても困難な仕事を「無難」にこなしていく。中国映画は今、活況を呈している。こういう大予算のアクション超大作が盛んに作られ、ちゃんとヒットする。映画がまだ、娯楽の王様なのだろうか。でも、こういうハリウッドばりの活劇ばかりでは飽きないか? き . . . 本文を読む
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加藤秀行『シェア』

2016-05-21 09:14:41 | その他
  この新人作家のデビュー作『サバイブ』は新鮮だ。(文学界新人賞受賞)僕には関係ないようなエリート層の人たちの鼻もちならないお話なのだが、あまりそういうのは気にならない。男3人の同居生活を描く。ルームシェアではなく、「2夫1妻制(全員男だけど)」ということらしい。ふたりのよく稼ぐ男たちと、家の世話する(家事全般担当)あまり収入のよくない男、という図式。別にホモではない。 「俺は男友達 . . . 本文を読む
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