これは凄いわぁ。見ながらその強烈なイメージに圧倒された。というかその大胆な性描写。ふつう芝居でこういうことをしない。(まぁ、亀井さんだから「ふつう」なんかはしないのだけど。)でも、強烈で、鮮烈な青春絵巻。「マンガなら、こういうのはよくやるでしょ、」と舞台監督の塚本さんが終演後の雑談で行っていたけど、山本直樹とかならとこかく、これはエロも含むマンガではなく、エロも含む小劇場演劇なので . . . 本文を読む
久しぶりに心から見たいと願う映画を見た。最近はそこまで何かを執着することがない。だから、なんとなく見る、とか、たまたま見る、とか、仕方なく見る、なんて、のまである。もちろん、嫌々見ることはない。映画を見るのは大好きだ。どんな映画でもわけ隔てなく見たい。時間さえ許せば、みんな見てもいい。だけど、子どもの頃のように、ずっと待ち続けてようやく対面する、という喜びが失われたというような意味 . . . 本文を読む
『ぶらんこ乗り』を読んで彼のファンになった。『麦ふみクーツェ』も大好きだし、『プラネタリウムのふたご』が最高傑作だと思う。だけど、そのあと、だんだん、あまりおもしろいと思えなくなった。でも、すべて読んでいる。
この2月に『よわひ』を読んで、ようやく再認識した。今の彼が好き、と思える。以前の彼ではなく進化し、「ひとひ」とともに、成長していくお父さんの彼の書くドラマが好き、と。実は昨 . . . 本文を読む
ここまで見事に大失敗されたなら、これはこれで潔いとでも言うしかない。久々にボロボロの映画を見た。きっと作り手はかなり考えたはずなのだ。それなのに、ことごとく失敗してその失敗の上塗りをさらなる失敗でして、気がつけばもう、どうしようもない映画になっていた。再起不可能な駄作になっていたのだ。
もっと安全圏で作ったなら、安易でどこにでもあるヒーローものになったはずだ。もう . . . 本文を読む