今度はこういうタイプの「ヒーローもの」のアクション映画が生まれてくる、というのは必然なのかもしれない。そんなことを見終えて思った。こんなアクション映画だとは思いもしないで見た。もっとふつうのサスペンス映画か、なのかか、と思っていた。なのに、つかみどころのないごたごたした展開から、突き抜けると、ヒーローものになる。ちょっとした驚きだ。
今はやりのSFXを駆使した派手な(ばかりの単細胞)ヒーロー . . . 本文を読む
「今のところ」の自分たちを振り返る。ここまで突っ走ってきた自分たちって何?
17歳で大人に混じって負けないように芝居を作ってきた。高校生なのに、なんて言わせない。高校で演劇を学びながら(公立高校の演劇科に在籍している)でも、そこで教えてくれるものとは全く違うものを表現しようとする。
今回初めてこの劇団(集団)の芝居を見て、そのとんがったところがいいな、と思った。彼ら(作、演出は小山雄太)はい . . . 本文を読む
母は故郷の村で一人暮らししていた。少し認知症の気もあった彼女が行方不明になってから1年半が経つ。最後に会ってから5年。突然、三女のところにやって来た母は以前とは印象が違う。顔も少し違うし、全体的になんだか違和感がある。別人ではないか、と思うのだけど、本人は母親だと主張し、話すことや仕草は確かに母親そのものなのだ。彼女は「自分は山姥になったのだ、」と言う。
本人は「自分は山姥になったからこんな . . . 本文を読む