深津篤史没後10年の記念イベント。盛りだくさんの内容でたくさんの観客、関係者を集めて行われた。深津さんを偲んで、彼のたくさんの作品を今一度思い出す。
森本洋史演出の中編作品の上演は楽しみだった。本格的な演劇作品としての上演のはずが、リーディング上演になったのは残念だ。キャストの3人はいずれも演劇関係ではなく、シタール奏者作曲家、アイドル(俳優)、現代美術家とある。
. . . 本文を読む
村上春樹の原作をフランスのピエール・フォルデスが監督・脚本でアニメ映画化した。6つの短篇小説を1本の作品にしてつないだ長篇映画。深田晃司監督による日本語吹替版を見た。期待が大き過ぎたのか、少し肩透かしを食らった気分だ。とてもいい雰囲気の映画だけど、雰囲気から出ない。これが短編ならよかったのかも知れないが、長編になった時、トータルなイメージが伝わりきらないのがつらい。中途半端なのだ。6つの短編を1本 . . . 本文を読む
前作から30年後。あの小説の(まだ子どもだったふたりの)子どもたちが今回の主人公。2010年の現代を舞台に、10歳から11歳へと成長する二人の少年少女を描き、お話は2011年3・11に向かう。絵とりら。ふたりの交互の語りでお話は続く。子どもだけれど、子どもだから、凄いスピードで成長している。体も心も急成長。だからそんな変わりゆく自分たちに戸惑う。絵は男の子だから少し鈍感だけど、りらは女の子だから変 . . . 本文を読む