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映画・演劇のレビュー

小路幸也『キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン』

2024-07-05 05:16:00 | その他

もうシリーズ第19作になるらしい。毎年読んでいるけど、数えてなかった。言われたらそうかぁと思う。この先いつまで続くのか。もし寅さん越えとか、あるか。毎年恒例で楽しい。この時期になると、ワクワクする。そろそろ新刊が出るかな、と。まぁ毎年のことだからと、気長に待ちます。

それにしてもあまりに登場人物が増えすぎて(毎回増えていく)多すぎて、彼らの紹介だけで大変。今回もお話が始まるまでで、もう50ページまで来ている。悠々たるペースだ。

 今回はアイドルグループが東京バンドワゴンにやって来る話から始まる。また、事件になり見事な解決、新しい仲間が出来て東京バンドワゴングループは広がっていく。アイドルグループが研人たちとジョイントして新曲作りをする。そこに事務所の陰謀が絡んできて、それをみんなで阻止する。
 
花陽の恋人の浮気疑惑の話、のぞみちゃんの父親の失業と話は続くが、大きな流れとしては、銭湯を改築して新しいアートの拠点作りとしての来春オープン予定の「ステージバス」計画が描かれる。お話全体が完結に向かっている気もするけど、大丈夫か? 次は刊行20周年だし。今回の最後は花陽の結婚式までが描かれる。できる限りまだまだ続けて欲しい。

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