昨年最後に見た映画は、このお正月に大ヒットを記録した『相棒Ⅱ』である。忙しくて記事の更新が遅れているから、今頃思い出しながら2週間も前に見た映画のことを書くことになる。コンピュータの調子も悪くて、書けなかったから、どんどん貯まっていく。まぁ、ぼちぼちやっていこうと思っているが。
この作品のTVシリーズは一切見たことがないので、前回の劇場版第1作に続いて2度目の『相棒』である。派手な前作と違い、今回は警視庁内からほとんど出ない。ただ、このシリーズ本来の魅力は今回の方が的確に伝わってくるのではないか。とても真面目な刑事物だということがよくわかる。
水谷豊と及川光博の新コンビは、お互いに静のキャラクターで、よくあるバディものとは異質だ。彼らが警視庁内部の腐敗に挑む。今放送中のTVシリーズとリンクした内容らしいが、『SP』とは違って、単発でも充分楽しめる。派手なアクションはほとんどないが、ストーリーできちんと引っ張ってくれる。衝撃のラスト(らしい)まで退屈させることなく見せてくれる。
こういうプログラムピクチャーでしかないアベレージ映画が大ヒットするご時世って、どうだか、と思うが、見に来た観客のニーズに確実に応えて、彼らを満足させているのならこれはこれでいいことなのだろう。職人芸を見せた和泉聖治監督は健闘しているし、特別な映画ではないけど、劇場映画としてのスケールはしっかりキープしているのでいいと思う。少なくとも、TVサイズのままの劇場版ではないことは確かだ。
この作品のTVシリーズは一切見たことがないので、前回の劇場版第1作に続いて2度目の『相棒』である。派手な前作と違い、今回は警視庁内からほとんど出ない。ただ、このシリーズ本来の魅力は今回の方が的確に伝わってくるのではないか。とても真面目な刑事物だということがよくわかる。
水谷豊と及川光博の新コンビは、お互いに静のキャラクターで、よくあるバディものとは異質だ。彼らが警視庁内部の腐敗に挑む。今放送中のTVシリーズとリンクした内容らしいが、『SP』とは違って、単発でも充分楽しめる。派手なアクションはほとんどないが、ストーリーできちんと引っ張ってくれる。衝撃のラスト(らしい)まで退屈させることなく見せてくれる。
こういうプログラムピクチャーでしかないアベレージ映画が大ヒットするご時世って、どうだか、と思うが、見に来た観客のニーズに確実に応えて、彼らを満足させているのならこれはこれでいいことなのだろう。職人芸を見せた和泉聖治監督は健闘しているし、特別な映画ではないけど、劇場映画としてのスケールはしっかりキープしているのでいいと思う。少なくとも、TVサイズのままの劇場版ではないことは確かだ。